満足度★★★★
日が経ってしまったが...。Art-Loving2度目の「親の顔」、こだわりの演目らしく、1度目とは上演条件、配役、劇場空間が違ってもこの戯曲を味わい楽しむ様が伝わって来た。俳優陣は実力派のようであるがステージ前面に透明幕を張り、演技エリアをかなり狭くとった事などにより、学校控室という空間でのリアル感と、声の届き具合に難点(あの幕を張るなら客席はもっと前にせり出して良いと思った)。厳しかったのは終幕近くで妻が夫に対する不満(親子関係の築き方)を堰を切ったように吐き出す場面、台詞が言葉として聞き取れず、同時進行では置いてけぼりでポカンとなった(後で確かあの場面の台詞は・・と思い出して補完し連続性を持たせたが時間差有り)。妻の「感情」は非常に重要だが、彼女が紡いで投げかけた「言葉」はそれ以上に重要だと思う。
さて私の注目点は一つ。即ち、上記の夫婦が閉じ括るラストの収め方。「言葉」が重要と書いたが、それは彼女の考え方、スタンスが奈辺にあるかが重要だという事でもある。
ミステリーの構造を持つ本作は、女子高生徒を自殺に追いやったらしい5人グループの親が集まった学校の控室で、「遺書」が何度も登場、そして出席者の中から「実は娘から・・」聞いて知っていたという事実も二度、後出しで出てくる。
大詰めで、リーダー格と言えそうな生徒の親である夫婦同士の言い争いの中で、妻は最後に「証拠になる携帯のデータを消去するように指示メールを娘に打たせた」と告白する。ここから暫くあって(その間夫はガックリ肩を落としている)ラスト、妻が夫に声をかけ、幾許かのやり取りがある。この「終わり方」は様々あって良いし(彼らをどんな人物として描こうとするかで)違って来るだろうが、私はこうありたいと願う形がある。まあそれだけの話で、そこが違っても芝居本体の面白さが減じる訳ではないが。。
(以降はネタバレにて、近々に改めて。)
満足度★★★★★
ありがちな父兄の面々の登場人物、親の立場と社会的な事を考えた意見、
わりと理解できる内容でしたが、正解を見つけるのが難しいですね⁉︎
たぶん、イジメと差別と宗教がらみの争いは無くならないとおもうので、
いかにダメージが少ない解決を探していくのかな〜と....
満足度★★★★★
重い内容なので覚悟をしていたが、いつの間にか被害者側の立場で見ているようになってからは辛いやら腹立たしいやら・・・これも演者さんたちが上手いからだろう。ラストはまだこれから先が長いんだろうなぁと思わせる現実味のある舞台でした。
満足度★★★★★
面白かったです。舞台に釘付けになりました。
帰って来てから以前購入した「親の顔が見たい」の脚本を読みました。私の記憶違いがなければ(あるかもです・・・)季節やスリッパの扱い以外は脚本通りかと思います。結末を知っていて読むと・・・
満足度★★★★★
本作は2008年2月に劇団昴で初演、そして同年の鶴屋南北賞にノミネートされたらしい。
説明文から「いじめ」がテーマであることは知れるが、単に中学校内における「いじめ」には止まらない、実に多面的な問題提起をしている。
室内における心裏劇、そして審判者なき審理劇のようでもある。しかし決して真理劇にならない怖さ。
観応え十分だ。
(上演時間1時間50分)
満足度★★★★★
いじめの問題を真正面から表現して見せた
見応え十分な舞台でした
配役の設定も巧くて感情移入と理解がし易かったデス
コロナ対策下での客席と舞台を隔てるアクリル板が
世相を反映してて何ともでしたが
運営側の苦労が十分に視覚化されておりました
満足度★★★★★
グループなんだからリーダーは誰か・・・?
名前が出てくる順番だと思っていた・・・♪
きっとクラスの中とか見た感じではそうなんだろう・・・でも・・・♪
満足度★★★★★
子供の為?いいえ全ては自分の為 そうやってもみ消されるのは現実では日常茶飯事 それぞれ極端なキャラで心をざわつかせてくれました
ありがとうございました