満足度★★★★★
鑑賞日2020/08/29 (土) 12:30
『二度ところな!』を拝見。
ある家族の重ねてきた年月を、18年ぶりに会う兄と弟のやり取りで綴っていくオトナの会話劇。クスッと笑ったりじんわりしたり、気がつけばあっという間の約50分。脚本も演出も確かな手腕で、2人のキャストの魅力を引き出していた。
満足度★★★★
配信にて2作品「隣人のおっちゃん。と、」「水の孤独2020」を鑑賞。
前者は張ち切れパンダ・薩川女史と怪優有薗氏の二人芝居で、ほぼ「無縁」な者同士であった50歳以上のおっちゃんと30代女性が、男が泥酔状態で間違って隣の部屋のドア前に陣取ってしまう出来事によって遭遇し、「異性」を相手に感じる要素ゼロでも続く会話の果てに一瞬心が触れ合うようなそんな話。
後者は池田ヒトシ&松岡洋子による、震災(津波)で夫を失った妻が夫の霊と9年ぶりに遭遇する話。津波にまつわる数ある(に違いない)エピソードの一つを描き、シンプルな台本ながら「2020版」として書き加えたらしい一節が9年前の惨事と「今」を見通す視線を与え、コロナの喧噪にかき消されがちな「命」のありかを感じさせる(思いの外)良質な作品であった。
満足度★★★★
「おこんじょうるり」観ました。やはり動物恩返しモノは泣けますね。神野美奈実さんと山口智恵さんのパフォーマンス見事でした。帰って原作の絵本を読んでみました。
満足度★★★
村松恭子企画・演出(初?)によるアラバール3作品を観劇。「風の短編集」は第一章を逃し、第二章を楽しみにしていたが、今回劇場で観たのはこれのみ。生で観る演目に選んだのは、アラバール作品が難解そうだから(あと赤松由美出演もあったが降板していた..T_T)。ところが一つ一つの短編はむしろ分かりやすく、60~70年代だな~という感想で、つい最近観たアラバールの監督作品『ゲルニカの木』の「分かりやすさ」に通じた。村松女史がこの演目をなぜ選んだのか、の方に興味が湧く。舞台化という面では、戯曲を書かれた当時の文脈から現代(というより現コロナ状況?)に植え直すことが出来ておらず、見るに少々厳しいものがあった。合計で1時間に収まる3つの短編はそれぞれの「舌足らず」、即ち書かれた(上演された)当時なら説明不要だったろう何かが「要説明」となっている訳である。村松女史の中に何か恐らく思いはあるのだろうが・・処理しきれず消化不良。
満足度★★★★★
「隣人のおっちゃん。と、」を観劇。玄関ドアの前であんなにも会話が成立するなんて。
50分と短い時間ではありましたが、面白く少し寂しもあり十分に楽しませてもらいました。