公演情報
「バロック」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
凄まじかった。噂に聞いていた鵺的さん、初体験は衝撃でした。
劇場にいるのにどこかの屋敷に一緒に連れて行かれた様な感覚。
音響の波を身体にビリビリと実感し、照明との合わせ技で本当に屋敷が揺れている様な、
作品にあるホラー、何が起こるか分からないハラハラ感はそうは味わえない。
観劇であり、そして体感した感じ。
DVDも購入して観てそれも良かったが、劇場でしか味わえない感覚はまさに演劇。
展開のおどろおどろしさ、緊張感は忘れない、素晴らしかった。
満足度★★★★
タワーオブテラーのような
ホラーっぽくはあるけど基本的に楽しかった
音響とか照明とか美術も役者も舞台を形作るもの全てが素晴らしくて
後半の超能力バトルのような展開も一時も飽きることなく
とにかく楽しかった
満足度★★★★
超観たかったので、観れて嬉しい。ワン・シチュエーション・ホラーものなのにスズナリの舞台が無限の空間に思えた。照明の技術が凄すぎて、まずそこを褒め称えたい。暗転の瞬間に人が消えたり現れたり。光と陰の効果にかなり知恵を絞っている。『霊は光には映らない』という鶴田法男監督の言葉を想起。照明の阿部康子さんにRESPECT。ホラー・エンターテインメントの中心は映画館から小劇場へと移ったか。
古典的な呪われた洋館に閉じ込められた一族と悪霊の対決みたいな感じだが、古臭さがなくセンスが良い。二役の福永マリカさんが強烈だった。声の変わりっぷりに慄く。春名風花さんは巧く、野花紅葉さんはエロく、笹野鈴々音さんは実に映画的。死んだ伯母を愛して気が狂う祁答院雄貴(けどういんゆうき)氏のキャラも良い。近親相姦に取り憑かれた一族なんて、上手い設定。生と死、善と悪とが二元論からアウフヘーベンされるような世界観。佐藤誓氏演ずる旦那は普通なら簡単に殺されそうなキャラの処、作者の人生観を象徴するような飄々とした重要な存在に描かれる。狂った浮浪者役、吉村公佑氏も欠かせない。死に様が美しい。
チラシの絵はバロック期の巨匠ベラスケスの代表作「ラス・メニーナス(女官たち)」(1656)である。中央にいるのは(本来は)スペイン王フェリペ4世(1605-1665)の王女マルガリータ。このスペイン・ハプスブルク家は繰り返された近親婚のためにマルガリータの弟のカルロス2世で断絶する。おそらく作者はこの絵と逸話からインスパイアされて本作を創ったがために「バロック」という題名にしたのだろう。そしてあの優雅な曲線の左右の階段に象徴される建物の造りがバロック風なのかも(全然知らないけど)。
内容はこういう怪奇ホラーファンではない私にはちょっと退屈だった。前列なら舞台との一体感があったのだろうが後列では薄暗い舞台に目が疲れて目を閉じては大音響で起こされるの連続で集中することができなかった。電話に出ると向こうの世界に移動してしまうというMatrixのような場面や近くにいながらお互いに見えないとかの場面もあって舞台を明るくするわけにはいかないという事情は分かるのだが。
月曜の昼間で、この情勢だから席は飛び飛びと思いきや満席である。スズナリの満席はかなり体に優しくない(泣)。終わって外に出ると太陽が燦燦と輝いてふらつく体を更にゆらす。
満足度★★★★
鑑賞日2020/03/09 (月) 14:30
席は不吉なザ・スズモト特製X-13、それも鵺的だものなあ。
「バロック」というタイトルの意味をどこに見出したらよいのだろう。学生時代に「歪んだ真珠」が語源と習ったけれど、この舞台となる屋敷が、幾つもの歪んだ情念の集大成ということか。その屋敷が咲子という殺された(らしい)女性によって支配されており、死期近い妹との確執を中心に同族全体を巻き込む。
殺された女性のしゃれこうべや、ポルターガイスト現象、死者が往来し生者を死の世界にいざなう。徘徊する怪しい狂人。近親相姦の忌まわしき影が物語全体を被い、いかにもな「鵺的」舞台なのだけれど、何か違う。絶叫したり困惑したり苦悩したりする登場人物の横で、しらじらと過ごす佐藤誓をはじめとする幾人かの人物たち。
含められた因果や、復讐と怨念が横溢しているにも関わらず、なぜか明るいエンディング。
パンフレットに書かれた、高木登は心霊現象を怖がらない、というカミングアウトを逆手に取った、大音響・フラッシュバックバンバンな怪異譚。(ちょっと、耳と目が痛い)
追伸:Tシャツを作る劇団は多いのだけれど、ポロシャツを作るところはない。
できれば、中年すぎとしてはTシャツはアンダーウェアにしかならないので、ポ
ロシャツを作って欲しいなあ。鵺的のTシャツ柄、ポロにも映えると思うのだけ
れどなあ。欲しい。
満足度★★★
鑑賞日2020/03/07 (土) 19:30
壮大な物語を丁寧に上演しているのは分かる。地方の洋館を舞台に、姉の亡霊がとりついた館を舞台に、妹とその夫、3人の息子と2人の娘や、彼らを取り巻く人々が巻き込まれた怪奇な体験の数々…、という物語。作で主宰の高木は亡霊を恐れないそうで、登場人物が亡霊の存在を受け入れているのは興味深く、出来事も壮大なのだけれど、何となく消化しきれないモノが残ってしまうのは私のテイストと言えよう。
照明が逆光主体のため、途中から眼が痛くなり観ていられない所があったのは一考を促したい。
満足度★★★★
鑑賞日2020/03/07 (土) 19:30
座席G列5番
愛憎渦巻く旧家の一族(いかにも横溝ファンの高木さんらしい(笑))・朽ちかけた洋館・嵐の夜、な三題噺にある種のSFネタ(?)も織り込み、さらに所々ユーモアもまぶした怪異譚。
当日パンフレットの挨拶文にあるようにホラーではないが、怪奇モノのジェットコースター芝居と言えるのではないか?
定評のある重厚で写実感あふれる舞台美術に加えて今回は照明も印象的。
怪奇モノにふさわしく基調は薄暗く、明るいのは逆光(眩しいよ!(笑))という。
逆光と言えば過去の場面を顔の識別がしづらい逆光にしたのは映像での手法の応用か?
また、同様に旧家一族を描いた 「悪魔を汚せ」が「ジトっとしてドロドロ」な印象だったのに対して本作は「スタイリッシュ(ちょっと違うか?)」な気さえするのは舞台が片や日本家屋、片や洋館という違いによるものもあるのではないか?とも思ったりして。
満足度★★★★★
物語の設定が前回観たものの続編のように見えるが、今回はゴシックホラー風、それも舞台ならではの上質で格調高いホラーで、期待を裏切らない。
すべてうす暗い屋敷の中のシーンで、逆光が多く、後方の客席で見ていると俳優の顔が最後までよく見えなかったが、それがかえってじわじわとした恐怖を高める。
田所さんのキャラというか役割が途中で変わってしまう感じがしたが・・・。その役割はNPOの人ではなかったの?と。
満足度★★★
怖い!怖い!怖い!怖い!こわいいいいい!
でも、すごい舞台!!
マリカさんの迫力、
風花さんの声の量と訴えるちから、
舞台で際立って怖さと悲しみが!!!
心かき回す!!引き込まれた!!
次も観る!!