期待度♪♪♪♪♪
言わずと知れた西行の名歌。『願はくは花のもとにて春死なむ その如月の望月の頃』如月の望月は釈迦の命日にあたる。元々、北面の武士として出発した彼だが、歌会のよく催されたこともあり、高貴な女性とも色々あったようである。かなり彼自身が美形でもあったというから、文武両道の達人ということもありもてたのも確かであろうが、契を交わした女性が噂になることを恐れて彼を去ったことなどから仏門に入ったらしい。この辺り諸説あってきちんと研究してみる価値はありそうだ。何れにせよ、この歌をタイトルに持ってくるセンスの良さが嬉しい。