阿呆浪士 公演情報 阿呆浪士」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 復讐のために命を捨てるのは「阿呆」だとし、身分制度に対する庶民の怒りも描く鈴木聡脚本に好感。出演者では宮崎秋人さん、新良エツ子さんが特に印象に残った。

    ネタバレBOX

    ラストは舞台の床をひっくり返し、降らせ続けて溜まった紙吹雪を客席方向へと飛ばす。紙吹雪が私の席にも届き、舞台や俳優に近づけた気がした。団扇を貸し出すのなら、観客がもっと参加しやすくなる工夫があってもよかったのでは。
  • 満足度★★★★★

    目頭が熱くなりました。

    ネタバレBOX

    ひょんなことから赤穂の浪士を騙った魚売りの八が、血気盛んな大石の娘すずの脅迫的言動や武士道の理想を求める元禄時代の庶民感情の大きなうねりの影響を受け、流れに逆らえず討入り決断に至るとともに、友人としての浅野内匠頭を想う当初討入りに消極的だった大石をも巻き込み、赤穂浪士と寄せ集め集団が一致団結して本懐を果たすという話。

    身分階級制度が存続するには、上位階級の人たちは高潔であって尊敬される存在でなければなりません。本事件によって怖いだけの武士階級が一目置かれたわけですが、町人のノリのおかげでした。

    落ちぶれた女郎が浅野内匠頭の人間性を語るシーンや、花魁との駆け落ちで討入りに参加しなかった貞四郎が自害するシーンなど、殊の外感動しました。

    凛とした大石すず役の伊藤純奈さんが素敵でした。大石内蔵助役の小倉久寛さんも良かったです。
  • 満足度★★★★

    赤穂浪士の「忠臣蔵」を、阿呆浪士の「おまつり蔵」に換骨奪胎する。八(戸塚祥太)が、長町小町のお直(南沢奈央)の樹をひきたいばかりに、「俺は赤穂浪士だ」と名乗るのがきっかけだが、そのまま突っ走るほど科単細胞ではなく、何度も引き返そうとするのに、そのたびに、いろんな見栄や反発からかたき討ちへと突っ走っていく。緩急と名セリフをちりばめた戯曲がよくできている。

    演出と役者も笑いのツボをよく抑えていて、楽しめた。
    討ち入り場面の立ち回りも見ごたえ=「聞きごたえ」があった。というのは、刀と刀が打ち合う効果音を流すことで、実際には刀がぶつかっていないのに、斬り合っているように見えたから。なかなかの迫力だった。ただ、最後はみんな切腹して死んでしまうので(そこは忠臣蔵ですから)寂しかった。無言劇も切なかった。

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