(本公演)土木座 公演情報 (本公演)土木座」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 拝見しました。

  • 満足度★★★★

    暴れるパワー満ちる現場
    野郎どもは野郎どもとして描かれ、一つの生命体として騒ぎ叫び歌う
    そしてそれに翻弄される女たちの物語
    歌唱はまるでシュプレヒコールで、破壊と再生を恐れない雄叫びの舞台
    シリアスと笑いが並行して走るのになんの違和感もないのがギジレンの強み
    あと、久しぶりに拝見したバロンさんがやっぱり超カッコよかった…
    髭の姿も荒くれの感じもめちゃめちゃ良いんだよなあ(語彙力…
    この作品の男たちは末安さん以外は名前なんていらない男たちという存在で、ただ統一感による迫力が有って、物語の底へとストンと落としてく存在

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/01/06 (月) 14:00

    価格3,000円

    祖父の死を機に別々の生き方を始めた三姉妹がそれぞれに出会うちょっと変わった人々……な物語。
    じわじわっと始まり以降だんだん華やかになるもラストにモノ哀しさが漂うのは線香花火の如し。(初演時は気付かなかった)
    また、どことなく微かに文学臭もしたようだが、たぶん気のせい。(爆)
    逆にジブリっぽさは随所にパロディあるいはオマージュがちりばめられていたからであり、気のせいではなかろう。(笑)
    再演なので出演者が倍増くらい?と思ったが初演も出演者は15人いたのだった。梟門で15人なんてバカだなぁ!(笑)
    で、その人数ゆえ、メインの芝居の後方や脇であれこれ演っており、2回観て最初はメイン、2回目はワキを注視するのが理想的かも?

  • 満足度★★★★

    一ヶ月間お疲れ様でした。

    ネタバレBOX

    祖父の死をきっかけにそれぞれ自立した三姉妹が、穴を掘るだけ掘って投身することに美意識を持つ集団と出会ったことで心身ともに逞しくなったという話。

    『ギジレン島最後の7日間』と言い、滅びが好きなんですね。

    女優さんが二人の男に対して横っ飛びで飛びかかるプロレス技はズバリ決まって凄かったです。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/01/04 (土)

    4日19時開演回(110分)を拝見。

    ネタバレBOX

    歌唱やパフォーマンス、モブシーンに至るまで、男優陣が発するエネルギーに圧倒され、作品の随所に仕掛けられた小技に声を上げて笑いつつも…
    長女が残った三姉妹の故郷の村で、次女が目指した都会の片隅で、三女が辿り着いたローソンの無い街で、それぞれに只ひたすら穴を掘り続けていく人々との交流を通して、三姉妹の各々が…なぁ~んて、ひと言ではとても言い表せない、地中の奥底まで掘り進んだ穴のような、深淵な哲学の存在さえ感じさせた110分。私の理解力では充分消化し切れていないのを弁えた上で、2020年の観劇初めに相応しい舞台だったと断言したい。

    それから、宮下真実さん演じる家出娘を最後、落ち着くところに落ち着かせておきながら、青柳糸さん・田村友紀さん・西連寺亜希さん演じる三姉妹のラストシーンでは、観客の多くが予想したであろう予定調和的な結末を敢えて取らなかったところに、作者の想いがとても・とても込められていたように、自分には感じられた。

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