おかえりなさい、鴻上さん
今回の鴻上作品、
第三舞台の一番切れていたときの匂いがかなり戻ってきたような・・・・。
設定や物語の展開に、再び切れが生まれてきたように思います。
少なくとも一時のように、想いが先行して、観客と乖離していたような作品ではありませんでした。
前回公演と比べて役者たちもすごく育っていたような・・・。
ふらつきの無い演技でパワーを持って観客を舞台側に引き寄せていたと思います。
満足度★★★
何が足りないんだろう?
好みだけの問題なのか?前回よりは何があっても楽しもうという気持ちで臨んだのでおもしろくはありました。そう、おもしろくないわけじゃない。でもおもしろくない。コメントになってないな。そこそこストーリーを追いかけていけたし、退屈したわけじゃないのに。既視感ばかり感じる。手垢だらけ。俳優さんたちはがんばっていて、一回ずつずいぶん伸びてるように思います。
満足度★★★★★
紀伊國屋ホール
第二回公演で紀伊国屋ホールということで、興味を持ちました。
完全に持っていかれました。
現代の弱さや寂しさが伝わってきて。
素晴らしい舞台でした。
ラスト15分は圧巻。背中から何か抜けてしまった感覚です。
鴻上テイストを濃縮
過去の鴻上作品のモチーフもふんだんに盛り込まれていて、エッセンスを濃縮した感じ。私はやっぱり鴻上さんが大好きです。
若手の役者さんたちも、きちんと戯曲を伝えていたと思うし、気になる役者さんもいました。
どきどきしました。
面白かったです。
分かりやすく作家のメッセージがある作品、やっぱり好きなんだと自覚しました。
意図せず、前々回公演・前回公演と合わせて3部作になってしまった、というコメントに、ちょっと不安でしたが、この公演だけ見ても十分楽しめると思います。
劇中劇の使い方がうまいなと唸りました。