公演情報
「ガリレオの生涯」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
鑑賞日2019/09/10 (火) 14:00
価格3,300円
三越劇場のような「ザ・劇場」な会場向けの戯曲(私見)を刈り込み、演出・美術などでよくぞ小劇場風(内容だけでなく会場も含む)に落とし込んだものだ、と感心。
また、劇中での経年を示す演者の年齢表現と機材持ち込み(!)による照明も見事。
「それでも地球は回っている」という決め台詞(笑)以外実はあまり知らなかったガリレオの周囲の人々やあれこれに与えた影響など「そうだったのかぁ」と知ることができたのも収穫。
いわゆる「古典」な戯曲をこんな風に小劇場風にアレンジした公演がもっとあってもイイのではないか?などとも思った。
なお、原題は「ガリレイの生涯」と知ってビックリ。
満足度★★★★
鑑賞日2019/09/12 (木) 19:30
開演前から、舞台上にたむろする役者の皆様。
あれ、オールフェメール劇なのかと思ったら、男性がお1人。少々、際立ちますね。
観た動機は、ブレヒト作品だから。最近、観ないですよね、ブレヒトの上演。
たまに「コーカサスの白墨の輪」、まれーに「三文オペラ」「肝っ玉お母とその子供たち」
もっとまれーに「男は男だ」「第三帝国の恐怖と悲惨」かな。
さて、ガリレオ役の館山サリさんの何と凛々しいことよ。2時間、彼女の立ち居振る舞いに魅了された。もちろん、それを成立させた、他の役者さんの存在あってであることは理解しているつもりではあるが、彼女の体躯、長髪なくして、このガリレオ像はありえない。
自信と傲慢、繊細と鬱屈、自負と猜疑、素晴らしいなあ。是非、他の舞台も観てみたい。
惜しむらくは、、
満足度★★★
中世イタリア、キリスト教の支配下にて、創造主である『神』こそが絶対であった。それに対し検証できる真実のみを追求する科学者達。自説を撤回せず火炙りで処刑されたジョルダーノ・ブルーノ。同時代、ガリレオ・ガリレイは転向することによって生き永らえる。
ナチスに国を追われた共産主義者、ベルトルト・ブレヒトの作品。観客の感情移入による物語を否定し、『教育劇』と称する客観的な事象の提示を観客が咀嚼するスタイルを提唱。知性を支配する神を否定し、人間が自由を勝ち取っていく物語の構造。ガリレオはダーウィンやニーチェと同列に語られる。
主演、館山サリさんの存在感。一体この人は何を演じることになるのだろうか?辿り着く先が気になる。狭いスペースで工夫を凝らした役者の動線。壁に貼られた幾何学模様。細かいアイディアが面白い。実験の際の表現方法が楽しかった。