公演情報
「シェアハウスカムカム」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★
鑑賞日2019/11/22 (金)
中野ザ・ポケットにて劇団娯楽天国『シェアハウスカムカム』を観劇。
元喫茶店の店舗を改装して造られたシェアハウスに住む人々のドラマ。フライヤーが目に留まった初見の劇団さんでしたが、まず舞台セットの凝り方が凄い。元喫茶店の名残を残しつつも、シェアハウスとして機能している古びたちょっと変わった造りの建物を細かい部分までよく凝られて作られており、素晴らしいと感じました。そしてそれだけ立派なセットの中で繰り広げられるシェアハウス住人達のドタバタ劇がこれまた面白い。そもそも登場人物の数が多い上、そのキャラクターが皆濃い。そして決してその中の誰かが主役なのではなく、一人一人にスポットライトが向けられ、それぞれのエピソードが散りばめられていているようななかなか複雑な構成。一見頭をフル回転させなければ物語の世界についていけないようにも感じますが、一つ一つのエピソードは分かりやすく、目まぐるしく展開するストーリーであるものの、その世界から逸脱することなく最後まで観られた印象です。
ただ、一つ一つの展開は面白いものの、上演時間150分という長めの作品のストーリーとしては、伏線回収が弱いというか、リンク感が低いというか、振り返って考えたときに「あのエピソードは何のために必要だったのだろう?」「あの役必要?」などと感じる部分も幾つかあり、イマイチ何をテーマとした作品なのか理解しにくいようにも思えました。空襲のエピソード、なりすましで入れ替わって住む人々のエピソード、結婚を申し込んだ男性のエピソードなど、その様々な内容が複雑に絡み合って、一つの作品としての奥深さがあれば尚良かったと感じました(当然何かメッセージが込められていた作品なのでしょうが、個人的にはこの作品の持つメッセージ、伝えたいことは100%理解出来なかった印象です)。なかなか独特なカーテンコールを含め少々詰め込みすぎの内容。見応えはありましたが、個人的にはもう少しテーマや登場人物を絞り込んで、短縮した作品でも良いのではないかと感じました。フルカラーの当日パンフレットは良かったです。
実演鑑賞
満足度★★★★★
名前も顔も一致しなかった住人達が打ち解けた頃、立ち退き騒ぎが起こり何とか阻止したいと立ち上がったが…。笑劇にして衝撃的な面白さは観応え十分だ。
(上演時間2時間20分)
満足度★★★★
初見だった前回公演が30周年記念だったので、特別にサービス精神大盛りだったのかと思いきや、今回も負けず劣らずの超大盛。
これが「娯楽天国」のスタンダードか!と思うと頭が下がります。
立派な当日パンフ、それなのに何故か役者さん達の名前と並んで役名が載っていないのを訝しく思いながらの開演・・・観終わってようやくナルホドそういう事だったのかと納得。
(納得と言いつつ後で良く見てみると別ページに書いてあった…実は見落としていただけでした…いやそれでもナルホドと思えるのですよ)
ともかく「娯楽」という乗り物に乗って、笑ったり悲しんだり、上がったり、急降下したり、様々に通り過ぎていく景色を自然に受けとめ楽しんだまま物語の終着駅に到着するのが正解の様です。
「ディスコ」を口にするおばちゃんの事を「今どき!」と嘲笑うギャルが、懐かしのガングロメイクなのにはツッコみたくなる(笑)
色んな人が棲みついて ここは一体!治外法権か(笑)
その一方で辛い時代を知っている年代の方にも刺さる描きがあったりで盛り沢山。
シェアハウスの名は「ラッキーカムカム」
和洋折衷。というより趣味のゴチャ混ぜ感満載、構造がこれまた不思議、それでいてレトロな佇まいが何とも良い感じで、今回のセットも素晴らしい!