公演情報
「8人の女たち」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
それぞれの役どころを年相応の女優8人をきっちり揃え、若手の女優も舞台経験が少ないとはいえ声優の実力派、全員役をしっかり捉え、声がとおり朗々とした魅力溢れる演技で充実感を満たす素晴らしい舞台でした。
物語は密室で起きた殺人事件、ミステリアスな事件の謎解きをしつつ、色と欲に囚われた女たち8人の互いの秘密、裏の顔を暴露したり、思惑し探り合いながら、ユーモラスに犯人をあぶり出していくストーリー展開が、最後まで緊張感を途切れさせずワクワクドキドキ、とても面白かったです。
観客へ思考させるような緊迫感を保たせる間合いも絶妙でした。
満足度★★★★★
セットが本格的で役者の皆さんの演技との相乗効果でとても良い世界観に仕上がっていました。
ストーリーはさすがのロベール・トマという感じで驚きの展開でした。
満足度★★★★★
セットも演技もとても良かったです。ストーリーもこう来たか!という感じで、期待をいい意味で裏切る展開に! とにかく役者の皆さんの演技が素晴らしい。 サスペンス要素で引き込んだと思えば、笑いを入れて和ませる。とても、おもしろかったです。次回作も期待しちゃいますね。
会場も良かったですね!
満足度★★★★★
演者がすばらしかった。ただ前半は、もう少し速いテンポで進んだほうがよかったかも。隣の女性は寝入って、寝息まで聞こえてきた。後半は引き込まれて、おどろきの結末。良かったです。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/11/15 (金) 19:05
お屋敷の主人であるマルセルが、7人の女性達の主人に対する秘密を暴くため、主人の奥さんの子供の姉妹のうち、道化的役割を担っている中性的で弁舌が立ち、妙に大人を客観視することに長けている妹に頼んで、主人人が殺されたと言う芝居を打ってもらう。そして7人の女性が誰が犯人かを言い当てるため、相手の隠し事を暴露し合うが、それを聞いていた主人は、最終的にその膨大な7人の女性達の秘密に耐え切れず、自害してしまうという、とてつもなく悲劇的な結末に自分の身体に衝撃が走り、暫くの間動けず、思わず身震いした。
この密室推理劇はコミカルなキャラや何事にも大袈裟なキャラ、狂言回しに道化キャラと面白くて魅力的な人物がたくさんいるので、それぞれの特徴や個性が引き立ち、最初は誰が誰だかわからなくても、段々とそのキャラたちの世界に入り込んだかのような錯覚に陥っていく。また、コメディ的要素と緊迫感がある密室推理劇のシリアスな要素が合わさっていて見事だった。
私は休憩前の前半で4人まで絞り込む事ができたが、後半の種明かしシーンの少し前にその4人では確実にないことが分かり、もっと意外で身近な人物であることを発見し、今まであまりに堂々としていたので犯人から除害していたので、つくづく灯台もとぐらしだと感じた。
満足度★★★★
ミステリー部分は、女性推理小説作家アガサ・クリスティの戯曲「ねずみとり」 (The Mousetrap) を、女性心理面は「黒い十人の女」(市川崑監督)を連想した。女8人によるサドマゾ的な心理サスペンスが緊張と微笑をもって描かれる。もちろん描き方はミステリーであるから観客も一緒になって謎解きをするワクワクドキドキ感が楽しめる。
(上演時間2時間20分 途中休憩15分)
満足度★★★★
鑑賞日2019/11/16 (土) 19:00
座席J列5番
所々コメディタッチな部分を含みつつ、謎解きを楽しめてとても面白かったです。
登場人物それぞれに怪しい部分があって最後まで犯人がわからず楽しめました。
最後ああなってしまうとは…。
満足度★★★★
鑑賞日2019/11/15 (金) 19:00
140分。休憩15分含む。
導入とエンディング以外、曲らしい曲もなく、直球ど真ん中ストレートの、会話劇。会話で繰り広げられる、推理劇、、、、というか、女たちの秘密の暴露の光景。8人、年齢層幅結構広いのに、積み重ねる会話にも不自然な感じがしない。座組はとても好き。
ただ、純粋な推理劇というか、サスペンスというか、謎解き的な要素だけを描く演劇って、自分的にはとても苦手なんだなぁ、という事を意識せざるを得ない体験だった。テーマが欲しい。
満足度★★★
腹に黒い思いを持つ癖の強い女ばかりの駆け引きは面白かった。私も見ながら犯人は彼女の単独犯なのか?あの彼女と共謀犯なのか?と推理を張り巡らせたのだが後半部分はちょっと期待を裏切られたような・・・
満足度★★★★
フーダニットというジャンルは日本では定着しなかったが、時には井上ひさしや、三谷幸喜のように、このスタイルをさりげなく使った舞台が現れる。
フランスでは、この作者トマの「罠」が知られていて、今でも、日本ではしばしば上演されるが、「八人の女たち」は、それほどでもない。この作品が書かれた時代(61年)にはフランスでも、大衆演劇と、演劇とははっきり作者も劇場も分かれていたそうで、そこはわが国も同じようなものだ。03年にこの原作を映画化したとき、監督のオゾンは、そんな古めかしいのイヤ、と言う主演のカトリーヌ・ドヌーブを説得するのに苦労したと、映画の特典映像で語っている。結局、オゾンの映画は有名女優8人を並べて、フランスの歌謡曲を全員に一曲づつ歌わせる音楽劇という趣向を入れた、言わば「お盆映画」になった。
殺人事件をめぐる謎解きはフーダニットの形式としてよく考えられているし、そこにいかにものフランス女の世態も組み込まれていて面白がってみていればいいのだが、物語のリアリティは全くない。クリスティの芝居よろしく、一夜、雪に閉じ込められた豪邸で、大金持ちの屋敷の主人が、殺される。屋敷の中には主人にさまざまに因縁ある八人の女がいて、さて、誰が犯人か。フーダニット? 典型的な犯人捜しのお遊び劇で、趣向があって初めて興行として成立する戯曲だから、今回のようにストレートに舞台に乗せると苦しい。プラスワン、いや今ならプラス5くらいは要る。
主に声優の俳優を集めた舞台で、セリフがよく通って聞きやすいのはいいのだが、そういう役者を舞台に上げるのは、本人にとってもフラストレーションになるのではないかと思った。セリフを言っている人以外はほとんど棒立ちだ。この欄にも、あっさりしている、という「みてきた」があるが、それはないものねだりの無理な注文なのだ。
かつては、フランスの大衆劇場で客の入りが悪くなると、女優を集めて再演した当たり狂言だったというが、今見ると、フーダニットというジャンルが劇場から消えていったのも解る気がする。翻って、今しきりに上演している漫画などを原作にした2、5ディメンション。こちらも大丈夫かなぁ。
満足度★★★★
前半は登場人物や状況の説明でじっと聞き入る時間が続いて大丈夫かと思いましたが、後半はそれを踏まえて次から次へと伏せられていた事実がオープンに語られ出して、盛り上がって面白かったです
満足度★★★★
初のユニット、名前の間に「1」が入っていないのを確認し、チラシの演目を見て色めいた。女優は、知らない。女優だけの芝居だが一人も知らない(俳優に疎い自分ゆえ揶揄ではない)。これは面白そうである..と萌えた。
T-PROJECTは2011年立ち上げ、今回で14回目。俳優が立ち上げた企画制作ユニットにしては、年1、2回一定レベルの公演を打ち続けている例は稀ではないか。後で調べるとこのユニットを支えるもう一人が出演しており、なるほどと納得(何を納得したかは省略)。
さて「8人の女たち」、2002年の仏映画を見たが、ミステリーをじっくり味わうというよりスタイリッシュな編集の才を見せられたという個人的な感想。従って初めて観る気持ちで観た。参照はむしろ数年前見た同作者の「罠」(俳優座劇場だったか)。フランス産の「笑い」と「毒」の混じり合う計算されたミステリー。今回の作品も同様ではあるが、結論的にいえばこの作品は謎解きもさる事ながら、人間模様を味わうドラマだと言える(ミステリーのみで勝負しづらい演目ゆえ重心を私が勝手に移しているだけかも、だが)。その意味で演目じたいが難物。人物や関係性のリアルとカリカチュアの区分け・バランスが極めて難しそうだが、初日はどちらかと言えばリアルに寄った印象。8名とも実力ある女優達で各場面楽しめるが、そこはかと立ち上る関係性の図(年齢差や姉妹・親戚・姻戚・主従といった)がもっと感じられたかった。
大きな謎解きを終えた後、結末が訪れるが手前で読めてしまう所がある(映画の記憶でもないと思う)。読めるのは良いのだが、この結末をみた観客がそこで一気に腑に落ちるには、人間関係に苦慮する私たちの現在と重なる要素が必要に思う(それが何であるかは判らないしこのテキストでその側面をみせるのは難しいのかも知れないが)。
回を重ねた分だけ熟しそうな舞台である。