2020年以降の夏 公演情報 2020年以降の夏」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-7件 / 7件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    記録

  • 満足度★★★

    3話のオムニバス。「忘れる」ことって、つい先だってのEPOCHMANでも感じたのだが、物凄く、物語を生み出すことなのだと今作を観ながら、感じた。
    2話目の「私の頭が消しゴム」個人的にじわじわっと、目頭にきた。コミカルな「私の頭が消しゴム」流れではあるのだが、けし子の呟きがジンと来てしまい、暗転で涙をふく。森田ひかりさんの役や、篠原正明さんの役、取り囲む人々が温かい故に、より切ない。ただ、このホンや、演出というのが新鮮だった。依乃王里さんの役が、なかなか、イカしていた。こういった感じって、似合う人じゃないときついので、適役であったかと。勇気無くお声かけ出来なかったが。一話目「セミ人間と恋した夏」は、変則の恋の話。「セミ人間と恋した夏」エゴと純粋さの紙一重感を感じた。自分の「大事な」テリトリーに入ったことによっての差別化は、きっと、どんな人間も持ち合わせているなーと、観ながら思う。
    他者を想ってるようでも、「自分」が基準。「晴れた日」三話目。子供のころ、思い描いた「未来」がそうは簡単には訪れないと悟った大人になってしまった気持ちになった。技術、医学、テクノロジーの進化。でも、そこには、明るいだけの未来ではないのかもしれないとか、そして、度々現れる「戦争」というワードが物凄く、頭に残る。今作、表に流れるリズムと、裏に流れるリズムがバランスが良い。観終わって、色々考えたくなる作品だった。

    中野智恵梨さんは、美人さんで更に、なんか、面白ビームを炸裂するからズルい俳優さん。こういった役、好き。次回Ammoも楽しみ。クロムモリブデンの花戸さんは、久々に拝見したが、飄々として尚且つ色気がある人だなと。
    三話とも、演者の力が安定していて、観ていて心地良かった。
    面白いホンだったし、こういった切り口の切なさ、命に関しての感じ方、差別や、戦争、技術の進歩‥‥。
    もしかすると、こんなミライが
    「来る」かもしれない。純粋であれば、あるほど、人はワガママになるし、ズルくなるし、どんな事をしても良いと思うものだ。その姿は、側から見ると、狂気すら感じる。
    ただ、その姿は、真っ直ぐに誰かを想う姿でもある。
    表裏の妙。
    切なさを切ないだけでなく表現してたと、思う。

  • 満足度★★★★★

    こりゃまたすげえもの作ったな
    國吉咲貴という天才の書いた火の鳥・近未来編だろこれは
    これまで國吉さんが全部やらなければいけなかった
    舞台への投影者について、深道きてれつさんを見つけたことも大きいなと
    「セミ人間と恋した夏」は特に恐ろしい程イカしたテキスト

  • 満足度★★★★

    無理してる。

    ネタバレBOX

    セミ人間と恋する話、他人の記憶を消したり、自分の記憶が消えたりする話、戦争に行く度に怪我をしてサイボーグ化し、結果長生きした男の話の三編で、そしてこれらは長生きした男が長く生きた上での体験談だったのかと思いきや、熱中症で道端で倒れた男の妄想だったという話。

    オムニバス話は、全体が一つに繋がらなければならないと被害妄想的に思い込んでいるように感じられました。無理に夢オチにしなくてもいいです。もっと自由にやったらいいと思います。
  • 満足度★★

    登場人物にリアリティを感じることができず、ストーリー自体にも魅力を感じることができず、しょうじき退屈でした。私の座席の隣のご婦人は終盤、目頭をハンカチで拭っていたので、私の嗜好に合わなかったのだと思う。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/08/26 (月) 19:00

     くによし組待望の短編集。若干苦い作品群だ。2020年以降、戦争が頻繁に起こるようになった近未来の物語3話という構成。『セミ人間と恋した夏』は一部のセミが人間となるという設定が巧みで、人権のないセミ人間は殺してもいい、とか、この設定から出る細部の描き方が巧い。25分。『私の頭が消しゴム』は頭が消しゴムになってしまう病気にかかった少女を軸とした周辺の人々の物語、を語る女の物語、とも見える。35分。『晴れた日』は戦争で失った体を、機械に入れ替える男が病気の少女と出会う物語。ここで3話が一つに繋がる40分。どの作品も國吉らしい不条理がいっぱいあるが、全体に切ない物語が泣かせる。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/08/21 (水) 19:00

    価格2,500円

    一言で表現すれば「SF風(???)ファンタジック寓話」か?
    開幕して間もない頃の短い台詞で明かされる設定のブッ跳び方がいかにもくによし組だが、3編それぞれにもの哀しさが漂い、またその3編がクロニクル的にリンクして一つの世界を形成するのが巧みだし、それもまたくによし組らしい味わいと言えよう。

    ネタバレBOX

    「セミ人間と恋した夏」は寿命、「私の頭が消しゴム」は記憶、「晴れた日」は不老不死と、儚さや孤独を思わせるものがテーマになっているからもの哀しいのかも?

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