『熱海殺人事件』  vs.  『売春捜査官』 公演情報 『熱海殺人事件』 vs. 『売春捜査官』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★

    いろいろ練り込もうとしたけど、破たんしちゃってる感が。。。

  • 満足度★★★★

    あの娯楽のつかこうへいを、硬派で社会派の坂手洋二がどうしてやるのかと思ったら、舞台中盤で、沖縄の辺野古に話が飛んで納得した。それでテーマが深化するというものでもないのだが、「熱海殺人事件」初期バージョンと、その変奏曲である「売春捜査官」の、猥雑できわどいシーンもたっぷり見ることができ、非常に面白かった。女伝兵衛と、殺されたハナ子を演じた木下智恵の体当たりの演技が圧巻だった。

  • 満足度★★★★

    燐光群とつかこうへいの取り合せは以前沢野ひとしをやった時のような意外性からの成功のパターンか、失敗かのどちらか・・迷ったが好奇心には勝てず千秋楽を観た。
    つかこうへい作品のエッセンスは、あるアマ劇団の気合いの入った舞台を一度観て辛うじて片鱗に触れたのみだが、それでも十分なインパクトがあり、当時の日本演劇の画期であった所以を了解した(つもり)。従って今回はつか作品の換骨奪胎が勿論狙いではなく、つか演劇という実体を掘り起こして現代という土俵に据える試みに大いに期待をした。
    (続きは後程)

    ネタバレBOX

    つか劇団出身の麗女優木下智恵を招き入れての燐光群流・つか舞台への挑戦。意気込みを感じるが、確かに前半戦は「熱海殺人事件」の笑いのうねりを作っていた。取調べ刑事伝兵衛が事件の真相よりも彼なりの「犯罪らしさ」(ドラマ性)への拘りを優先し、本来の職務を逸脱して容疑者と被害者(死者)の人生に干渉していく。無名の彼ら同時代の多くの若者の冴えない日常が、取調室という閉鎖空間に居合せた同床異夢らのてんでな喋くりの中で、鎮魂の対象のように浮上する。
    言葉の応酬で固定観念を平然と超える醍醐味は、以前アマ劇団で見た「熱海」にもあった。
    一方坂手特有のテキストは中盤から登場する。元戯曲の「あの海に浮かんだヨット」を辺野古の海に浮かぶ「抗議船」へと半ば強引にスライドさせ、調書に書かれるべき被害者(愛子)と容疑者の青年とのデートをかっさらって抗議行動に愛子を青年が誘ったという事になった。その後観客としては忍耐の時間が流れるが、ラストは坂手一流の技で「つか」の文脈に合流させた。私の見た坂手台本の中でも、最も強引な部類に入りそうだ。ただ、木下女史の孤軍奮闘とは言わないが、「つか」世界に生きる彼女の姿を信じられた事で、舞台は閉じるを得たり、という具合であったように思う。

    あまりに異質な二つの文脈に、芝居が引き裂かれた印象は拭えない。確かに沖縄は日本社会の不全を象徴する代表的トピックで、今日上演される全ての演劇の舞台の台本にこのトピックをを書き込めないものかと頭を悩ませるのが自然だ、位に思っているが・・・、少なくとも正論を吐いて「正義は我が方に有り」と溜飲を下げる台詞は、どうも「つか」文脈に馴染まない。余裕がなく感じるからだろうか。
    一介の刑事が犯罪を人間ドラマに仕立てようとする偏執的行為には、どこか可愛げがあり、正義の彼岸に自身を置くことでいっぱしな硬質な言葉で政治を語るような分際でない、と卑下する態度があり、そうしながら真の価値を生み出す人間の本性に近いところに居る。・・人間の「欲求」への居直りというか、自覚にこそ「ほんたう」の次元からの変革は可能なのである、といった70~80年代の思潮が「つか」作品(「熱海殺人事件」しか知らないが)のベースにある。もちろん一つの解釈に閉じ込める必要はないのだが・・。
    それでも「熱海殺人事件」だけあってエネルギッシュで爽快な舞台の後味であった。
  • 満足度★★★★★

     つか こうへいに礼を尽くした作品でもある。(追記後送 華5つ☆)

    ネタバレBOX

     沖縄の痛みを見事に掬い上げ流れ着く者達の状況、メンタリティーと、そのような人々を迎え入れる沖縄という地域の人々の真の優しさ、強さ、リアルな連帯を結ぶ根底として彼らの持つ、他者の痛みを己の痛みとして受け止める、ウチナンチューやシマンチューの経験してきた凄まじい歴史とリアルな想像力の凄さに撃たれる。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/07/30 (火) 19:00

    見応えあり。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    シェークスピアやチェーホフが古典として存在し続けると同時に、原案原作として、さまざまな舞台や映像媒体に拡大解釈され形を変えていくように、熱海殺人事件ももはや古典の枠を越えて存在し続けていく作品なんだろう。
    力強く、つかこうへ台詞の掛け合いするが、唯一満点評価を得る演目に、冒険した作品だった。

    タキシード姿を逆否定するいでたちの、
    ちゃぶ台に座る、作務衣の咥えタバコの木村伝兵衛。新任してくる作業着の熊田。
    そこに売春捜査官の木村伝兵衛が出てきて、
    お互いがそこに存在してないかのように、交互に大山金太郎を責めたてる。
    ちょっと無理矢理な熱海殺人事件じゃないかと観ていると、
    更にまさかの、第三の木村伝兵衛が現れて・・

    誰が敵か味方か分からない沖縄基地問題、昔存在してた公認の売春赤線地帯、
    本来の熱海殺人事件には存在しないエピソードで、デビットリンチ映画ばりの
    迷宮世界へと展開されていく。
    熱海殺人事件の本質、怒りをしっかり捉えてるからこそ差し回せた脚本だと思いました。

    ただ観客の大半が、つかこうへい世代の老人たち。
    昔を懐かしむつもりで観に来たのに、開演前から流れる熱海~熱海~♪や、
    なんとかワールド的なビックリストーリーには戸惑ったんじゃないんだろうか。

    北区つかこうへい劇団だった、木下智恵さんだからの木村伝兵衛。
    昔じゃ考えられない、夢の遊眠社だった円城寺あやさんの大山金太郎。
    三浦洋一や風間杜夫の熱海殺人事件を体験してる坂手洋二さんが作ったことに
    意味があった、新たな一歩の熱海殺人事件でした。

    爆発するときは最後みたいな、
    怒りを内に閉じ込めるのに慣れ切ってる若い人たちに、こうゆう本質から外れない、
    楽に流されることにあがらおうとする熱海殺人事件は作れるんだろうか。

    ps
    決めセリフのラストの後に、更なる決めセリフのラストと、延々続くエンドレス。
    役者さんずーと観れるにはいいんだけど、あれは継承しなくていいんじゃないかな。
    金太郎が海辺のシーン言い出した時は、さすがにビビりましたよ。

    ネタバレBOX

    スズナリの観客席の狭さには辟易する。あそこはもお現代人の体型には合わない。
    観客席広げてくれないかな。
    アフタートークで、坂手洋二さんが若かりし頃あそこに観客340人いれた話には驚いた。昔の人は現代人より一回り小さいにしても、340人って・・
    ps
    熱海殺人事件中心の観劇マニアっているんですね。ちょっと驚きました。
  • 満足度

    久々 つかこうへい 熱海殺人事件!
    期待を大きく裏切られた。
    残念!

    ネタバレBOX

    辺野古? ボート? 訳わかりません 時代考察無視した設定には無理がありすぎ
    作 つかこうへい 熱海殺人事件 とうたわないで欲しい 、沖縄の現状を伝えたいのであればオリジナルの脚本で芝居を打つべき。バラバラに切り取られたつかこうへい熱海殺人事件、無残!

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