満足度★★★★★
ダンスを見ることの喜びの一つは、踊る身体から見る身体への振動を共有できるようになることだ。ジャンプ、回転 そのほかいろいろな動き。観客はダンサーのように踊ることができなくても、ダンサーという身体を現身として、自身の身体イメージをはばたかせて楽しむ。この身体間の共振は、もちろん舞台の上での複数のダンサー同士も体験していることだろう。ときに、火花を散らすように、ときに空気をかき回すように。ダンサーたちが舞台の上を縦横無尽に踊る姿、その空気を味わうことは、ダンスの好きな観客にとってこの上もない喜びだろう。そしてそのダンサーが優れて個性的な踊り手であって、なおかつ長年ステージをいっしょに経験している同志であれば、その共振の魅力は輝くことだろう。 イデビアン・クルー2年ぶりの新作、「幻想振動」はそういう輝きと興奮を体験できるステージだった。
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芸劇dance イデビアン・クルー公演『幻想振動』7月26日 (金) ~28日 (日) 東京芸術劇場 シアターイースト 振付・演出:井手茂太イデビアン・クルー 井手茂太×斉藤美音子インタビュー~新作『幻想振動』で積年の願いを実現! https://t.co/cJwhykJSUJ
5年以上前