痒み

On7（東京都）

公演に携わっているメンバー：8人

団体紹介

On7(オンナナ)とは・・
5つの老舗劇団（青年座、文学座、俳優座、演劇集団円、テアトル・エコー）に所属し約10年の芸歴を持つ、30歳前後の女優７人による演劇ユニットです。毎回『今』面白いと７人が感じる作家・演出家を招き、プロデュース公演を行います。2013年春、青☆組の吉田小夏を作・演出に招き、第０回公演にて旗揚げ。

大胆で、可愛くて、傷つきやすく、色っぽく、凜々しく、無邪気で、がむしゃらな、同世代の７人の女優が競演します。

東京新聞、夕刊フジなどにも、今までにない形の演劇ユニットとして特集記事が組まれることが決まりました。

はじまりは、「より多くの舞台に立ちたい」「もっと面白い舞台を創りたい」「新たな可能性を広げる場所と仲間がほしい」そんなシンプルな情熱から。

“新劇だとか、小劇場だとか、そんな小さな枠組みに囚われない、『今』面白いと思うことに挑戦できる私たちでありたい”
そんな志を胸に、俳優として変革期に差し掛かっている7人が自ら企画・製作し、作品ごとに全く違う色を魅せていきます。

ホームページhttp://onnana.com

応募公演への意気込み

On7の第一回公演にあたる本公演では、関西の気鋭 サリngROCK(突劇金魚)の新作書き下ろし・演出作品を上演します。彼女は、2012年若手演出家コンクール優秀賞を受賞、2013年岸田國士戯曲賞にノミネートされるなど、その評価と認知度は着実に高まっています。
その研ぎ澄まされた感性に私たちは魅了され、大阪まで行き口説き落とし、今回の公演が実現することになりました。

現実なのか空想なのか、はたまた別世界なのか―。
その独特な舞台空間は不思議な中毒性をはらみ、美しくもある。

昨秋、サリngROCK×On7で事前ワークショップを行い、演劇・過去・人生観・価値観について話し、エチュードや彼女の戯曲を読むことを通して作品のアイディア、エッセンスを探りました。
そうして誕生した作品がこの『痒み』です。

8人で語り合った“女”という生き物について・・
私達自身も女だけれど、女は恐い。
私達の内側にも必ず存在するであろう女の“毒”
飾らない実直な視線の彼女となら、その正体を突止められる気がしました。そして全員で笑い飛ばせる気がしました。いえ、笑い飛ばしたい。
同世代の女8人が、自らの言葉と身体を使ってあぶり出す“女”に期待してほしい。

将来のビジョン

2015年秋には、劇団チョコレートケーキの作・古川健、演出・日澤雄介による第二回公演を行います。

私達は役者の集団なので、表現をする者として様々な出会いを求めています。そのため旬の才能ある作家や演出家、あるいは本邦初演の海外戯曲など、常に外に向かってアンテナを張り、舞台を立ち上げていきます。また、年に一本は新作を上演し、まずは第七回公演まで続けることが目標です。もちろんその先も・・・

◆ 第一回公演『痒み』の再演
東京では演劇祭などの参加も視野に入れ、サリngROCKのホームである関西でも本公演を上演し、関西と東京の演劇交流をはかりたい。
◆ 文化活動の活性化
“新劇”“小劇場”などの垣根を超え、若い旬なアーティストとタッグを組むことにより、各々の所属先に新たな客層を引き込み、役者・制作・観客側の活性化をはかりたい。また、演劇だけにとどまらず“ダンス”“音楽”“写真”“映像”など様々なアートと繋がることにより、自身の視野を広げ、互いに刺激を与え合える関係を築いていきたい。
◆ 地方公演・海外公演
多種多様な空間に対応出来るレパートリーを増やし（『Butterflies in my stomach』や美島菊名写真展『名も無き花』で行なったリーディング形式など）意欲的に様々な場所で作品を発表していきたい。
◆ 演劇人としての自立
個々の活動を充実させ、On7に、そして各所属団体に還元出来る自立した女優を目指す。


私たちにとって、On7は自らの手で夢が叶えられる場所です。
各自が所属する大所帯の劇団では難しいことも、フットワーク軽くなんでも挑戦していきます。
自分たちが「面白い」と思う人たちと「面白い作品」を
とにかく、とにかく創っていきます！！
演劇と自らの可能性を信じて・・・