晴れのち出動、ときどきヒミツ【終演しました。ご来場ありがとうございました!次回は9月です!】

らちゃかん（東京都）

公演に携わっているメンバー：16人

団体紹介

　らちゃかんは東京の小劇場を基盤に年齢を絞らず老若男女が楽しめる芝居を作り続けています。
　芸術的でも哲学的でもなく、わかりやすく笑えてほんのり泣ける、楽しく観劇ができる真のエンターテイメント演劇を上演しています。

　主に、起承転結のはっきりした物語の中に、家族や仲間に支えられ主人公が成長していく姿を大いに笑いを織り交ぜながらワンシチュエーションで展開します。
　但し、物語の舞台がちょっとしたおかしな設定になっていることが（上記記載と矛盾しますが）特徴です。
　例を今までの公演からあげると、犬になる奇病を患った父親と家族を描いた話、ロボット（寅さんロボット）に改造され兄弟や町の人々を救う長男の話、死後つれて来られる生死を選択できる公共施設の話等リアルと虚構のギリギリで、それでも現代劇として説得力ある物語をオリジナルで創作しています。

　作、演出の変更、更には劇団員の入れ替わりがあり、上記形態となったのは2009年第11回公演「よつあしダディ」藤田英明脚本、演出からで、この作品は劇団の代表作であり2011年の再演を経て、他劇団へも脚本を提供しています。

　万年中年劇団ではありますが、日々の鍛錬と高級な化粧道具を駆使し、意表を突く展開、スピード感のある笑いと台詞まわしに観客が引き込まれ、絶賛動員急増中です。

応募公演への意気込み

　あくまで売りは自由すぎる役者の個性なので作・演出を交代制としていましたが、近年は評判の良い藤田作品の上演が多くなっておりました。
　ここで劇団の更なる飛躍、中年たちにスリルと恐怖と今は無き胸キュンを味あわせるべく、市田に作・演出を託し本公演を上演します。
　そして正直、ここまで面白い作品ができるなんて思いませんでした。 度肝抜かれたので腰が心配です。
　観に来て頂けるお客様にもこの作品の面白さ、そして 自分が感じた胸キュンを感じて頂ければ光栄です。
※注：恋ばなは一切ありません・・・。

　宇宙怪獣が現れるようになった現代。
　みんなを守る「光の戦士」は、今日も戦う。
　一方、処理課のメンバーは、その後片付けにてんやわんや。
　「うそ！光の戦士、出てくるの早くね？」
　「それに何で出勤日に・・・」
　「こんなこと初めてだね」
　光の戦士の正体は誰なのか？
　その正体を巡って繰り広げられる、
　らちゃかん初のＳＦ（？）ワンシチュエーションコメディー。
　いざ、出動！

将来のビジョン

　らちゃかんの一番の特徴は一般のお客様が多いこと。
　客席は、平日の夜はスーツ姿であふれ、土曜日昼の回は子供たちが騒いでいます。
　なんと、土曜昼の回はお子様同伴OKなのです。更にお子様無料サービスもあり、観劇育休中の女性から大変喜ばれています。
　私共らちゃかんは難解で芸術的な作品は見る立場でおります。決して否定はしません。むしろ好きです。
　ただ本当に安心して「私舞台観たこと無いの。」「んじゃ、らちゃかん行こうよ。」と誘える演劇、そういったジャンルがあってもいいと思うのです。
　お気楽、娯楽なお芝居をこれからも送り続けていきたいです。