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宗教劇団ピャー! !（東京都）

公演に携わっているメンバー：10人

団体紹介

宗教劇団ピャー！！は多摩美術大学在学中2010年に発足しました。
宗教と中二病を作品のテーマに掲げ、病める人の薬になるようNewなる平和を目指し活動してきました。
舞台の虚構性への疑いを強く持ち、
理想と現実のズレ、演じることと生きることのズレを、躁鬱の絶叫と共に執拗に描いてきました。
なぜならそのズレこそが心の病の大きな原因であると考えていたからです。

しかし大学の卒業と同時に作風の転換を果たそうとしています。
何故なら、「思春期ちょっと超えちゃった感」が生じてしまい、「ちょっくら大人になっちゃった的なやつ」が目線を変えてしまった為、中二病から心が隔ててしまい、今までのような苦しみの叫びを上げた所で噓くさくなってしまうからです。

なので今までやってきたことを下地にしつつも今作から変革を起こし、より演劇の構造に焦点を定めます。
ある特定のルールの中で強制的に生かされる役者が必至にドラマを追うことにより反発しあう乱れた身体、身近と壮大を行き来しながら内面と社会を繋げた詩世界を紡ぐ言葉を軸に、
「いま社会に必要な物語」を敏感に感じ取りながら「悲哀と希望と馬鹿馬鹿しさ、生命存在の根源を疑いながら救うNewなる平和」を描き、より開かれた社会性のある作品を創ります。
作品ごとに方法論をブラッシュアップしつつも常に大きく方向転換できるような柔軟な姿勢と好奇心を抱き、舞台表現の可能性を模索します。

応募公演への意気込み

超過剰ヘタクソ芝居に挑みます。
ここでいうヘタクソ芝居とは、超過剰に身体や言葉やイメージに負荷をかけさせることにより、受動的に追いつめられた反応のような表出しかできない役者の生き様を見せます。
一つの明確に見やすい指針がありつつ、ストーリーも構成も計算的に支離滅裂さを持ち込み、その中で必至に生きようとする役者の姿と最後までなんとか紡ごうとするドラマを見せて、生きづらさの末に待っているものを見せようと思います。
破綻した中に浮き上がるポエム性が抱きしめてはすぐに消えて行く、その再生と破壊の連続性の中に人間の本質のなにがしかを垣間見せたいです。

ベースとなる物語は「ご飯粒を隣の人にあげる」という内容です。
ただそれだけの物語ですが独特の詩世界と超過剰ヘタクソ芝居により世界の豊かさや社会的な問題や人間の業まで膨らませます。

将来のビジョン

小劇場での舞台公演が主な活動ですが、
美術展への公募や個展も考えており、よりコンセプチュアルに演じ生きることへアプローチした作品を発表します。

劇団員の船井伊智子は「fifi」というファッションブランドを提案しており、現在2013.2.9～2013.2.28、3331ArtsChiyodaにて「fifi antenna project or fifi fashion studio」を開催しております。
また、劇団員の祟は2013.4.29に開催されるGEISAI#18への出品を予定しております。

以上の活動場所を考え、客層として小劇場＆美術界隈がメインターゲットですが
今後は宣伝活動にも力を注ぎます。
面白いものに嗅覚を効かせてるにも関わらず演劇には触れないサブカルウォッチャーな人、セカイ系のアニメで育ったような自身の作風に親和性の高い人に総力をあげて呼び込みます。
原宿・下北沢のお店にチラシを置かせてもらい、ライブハウスやロフトプラスワンやミニシアターにチラシを折り込み、
2ちゃんねるの親和性の高い各種板にて宣伝活動を行います。
三年以内にQuickJapanで小劇場特集、六年以内に王様のブランチで今週の小劇場特集が組まれる未来予想図がここにはあります。

また、宗教劇団という冠を持った名前が社会で生きることに対して常に強く意識的に考えて行きます。