ジョナサン

演劇組織KIMYO（愛知県）

公演に携わっているメンバー：11人

団体紹介

作・演出の宮谷達也、俳優の山本一樹を中心に、2004年『高校演劇ユニットKIMYO』を結成。2007年3月「演劇組織KIMYO」としての活動を開始。劇団カラーは黒を基調。日常的とは言い難いうんざりするほど突飛な物語展開で、てんてこまいになった挙句の感情爆発と直後の虚無の情緒を、カラフルで刺激的な生物や事物で表現する。舞台のみならず、客席や劇場受付ロビー、観客の通路も創作・装飾するなど、芸術性と身体性の高いエンターテイメントをド派手にへらへら展開中。
企画公演の展開や演劇イベントに参加するなど、年3～5回コンスタントに公演を行う。代表の宮谷は日本劇作家協会東海支部プロデュース『劇王Ⅸ』にて決勝巴戦に進出。2013年は名古屋・東京2都市公演を敢行予定。現在劇団員は13名。

応募公演への意気込み

第10回、なのです。結成6年、心躍る出会いと惜しむべき別れを繰り返し、汗涙鼻水ヨダレでぬらぬらになった顔を拭って、「アンタこれからどーすんだい」とか、おびただしい数の親切で痛切な文句を振り切って、ひたすらに暴れ続けて第10回、なのです。東海地方のあらゆるイベントに参加した我々は、他の地方の方々にも観てもらいたいと欲張り、その切な願いを叶えるべく、2013年夏、東京の王子小劇場にて公演を行います。第10回記念公演『ジョナサン』は、東京公演への布石として、名古屋で一番のド派手公演にしようという思惑を込めた作品です。劇団員一同、鼻息荒くして創作活動に勤しんでおります。KIMYO記念の10回目、神話と宇宙としょっぱい青春をテーマにした、壮大でくっちゃくちゃな物語。酔っちゃってください。よろしくお願いします。

将来のビジョン

なんだか昔のブロードウェイで、まったく売れない演劇製作会社が、競争する演劇業界を『ドブの中』と例え、千客万来の巨大なステージで華麗に踊る連中を『月の住民』と呼んでいたそうです。名古屋をドブの中って言うと、同地方の同業者に怒られちゃうけれども、我々はドブの中で豪遊し、月の隅っこに別荘でも建てて豪遊し、いやもうお構いなしにあっちこっちで豪遊し、みたいなスカポンタンな舞台芸術創作団体を目指します。東京にも大阪にも行きてえし、京都も仙台も札幌も新潟も金沢も広島も福岡にも行きてえな、と酒を交わして演劇の神様に祈り、公園や駅のホームやビルの吹き抜け広場などに、ドドンとド派手な表現空間を生み出しちゃって、演劇の神様を裏切っていきたい。そういうビジョンを抱き、将来もきっと演劇します。