青鬼(コンクール特別版)

青鬼(コンクール特別版)

劇団印象-indian elephant-(東京都)

公演に携わっているメンバー:6人

団体紹介
“印象”と書いて“いんぞう”と読む、劇団印象-indian elephant-は、劇作家・演出家の鈴木アツトを中心に2003年に旗揚げ。

「遊びは国境を越える」という信念の元、“遊び”から生まれるイマジネーションによって、言葉や文化の壁を越えて楽しめる作品を創作し、観劇後、劇場を出た観客の生活や目に映る日常の景色の印象をガラッと変える舞台芸術の発信を目指している。

2010年より韓国演劇人との国際共同制作を開始。2012年、「匂衣~The blind and the dog~(以下、匂衣)」が、演戯団コリペの李潤澤氏の目に留まり、韓国・ドヨ創作スタジオで上演。同年夏、「匂衣」が密陽夏公演芸術祝祭、居昌国際演劇祭に招聘され、密陽、居昌で上演。9月には、「青鬼」がD.Festa(大学路小劇場祝祭)に招聘され、ソウルで上演。

また、「グローバル・ベイビー・ファクトリー」で、第18回劇作家協会新人戯曲賞最終候補にノミネート。若手演出家コンクール2012優秀賞受賞。
応募公演への意気込み
「青鬼」は、2007年に初演し、2009年(横浜)と2012年(ソウル)で再演し、今回で四演目になる、僕らの代表作です。「食べる」という人間の普遍的テーマに挑んだ野心作であるとともに、そのエンターテインメント性によって、国を問わず誰もが楽しめる自信作です。

再演を重ねる中で練り上げてきたこの作品によって、小劇場の新作中心主義の流れに、反抗の一石を投じたいと思っています。この作品のクオリティーによって、レパートリーを持つことの意義をアピールさせていただきます。

また、たった2ステージのために、韓国からベク・ソヌというとても素晴らしい女優を招きます。彼女のチャーミングな演技、美しい声、日本人とは違う韓国人俳優の独特な身体表現は、日本では僕らの劇団以外では見られません。同時に、小さな小劇場の劇団でも志さえあれば、外国の演劇人とのコラボレーションに挑戦できるし、異文化との交流を刺激にして素晴らしい作品を創り出せることを証明します。
将来のビジョン
2012年は、韓国の3つの演劇祭から招聘されるなど、韓国との演劇交流の成果が大きく実を結んだだけではなく、鈴木アツトが、タイの演劇人プラディット・プラサートーン氏(野田秀樹の赤鬼タイヴァージョンの水銀役)の「Destination」を演出するなど、タイとの演劇交流も目に見える形で動き始めました。”遊び”から生まれるイマジネーションの演劇を追い求める中で、自然に身体性に重きを置いた作品が生まれ、同じような演劇を追求する演劇人と出会い、それが結果的に「アジア」とつながっていく、という循環ができてきました。

今は、はっきりと「アジア」を意識して、どうすれば自分たちの作品を「アジア」へ広げていけるのか、作品創作を通じてどのように「アジア」とつながっていけるのかを、常に考えています。あらゆる東洋的な演劇スタイルを吸収しながら、アジアの「印象」と呼ばれるような唯一無二の劇団を目指します。

2013年は、5月に、初の福岡公演、創作コンペティション 『一つの戯曲からの創作をとおして語ろう!』vol.4にて、別役実の「或る別な話」を上演予定。8月には、本公演で、インドの代理出産ビジネスをモチーフにした、「グローバル・ベイビー・ファクトリー」を上演予定。

公演に携わっているメンバー(6)

SHOTARO IZUMI
役者・俳優

亮平 役
みき

今回の公演楽しみです!!!
NEWS

いつもどおり、たくさんのお客さんに見ていただけるように頑張ります。
西宮
美術 その他(スタッフ)

今回はどんな青鬼になるか、楽しみです。
マカロニ
音響

最優秀賞を録ります!
achuto
脚本 演出

最優秀賞を獲ります!

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