「サブウェイ」列島縦断延伸ツアー

極東退屈道場（大阪府）

公演に携わっているメンバー：8人

団体紹介

関西を拠点に活動する極東退屈道場は、林慎一郎が主宰する演劇ユニット。2007年発足。

現代演劇に基軸を置きつつ振付・原和代によるコンテンポラリーダンスを融合させた新たな舞台表現のもと、物語性を排した独特なモノローグとダンスで満員の地下鉄に乗り込む孤独な都市生活者の断片をコラージュした#004『サブウェイ』（2010初演）が、第18回（2011年）OMS戯曲賞大賞を受賞。

この度「列島縦断延伸ツアー」と銘打ち、タイトルにちなんで全国の地下鉄保有都市でのツアー公演に乗り出します。

応募公演への意気込み

戯曲賞受賞に先立ち兵庫・東京での再演を既に敢行し、主要な小道具類は全て一掃（笑）。よもやの“再”再演は戯曲の原点に立ち返り、文字通り一からのスタートとなります。
奇跡的に初演、再演のメンバーが三度顔を揃え、足掛け3年となる共同作業であうんの呼吸はもはや劇団以上!? 勝手知ったる面子で新たなるサブウェイの境地を目指します。

ふるさとを離れて都市に生きる現代人の姿を点描した本作品には、都市に通じる普遍性がきっとある。新たな都市の観客との出逢いを楽しみにしています。是非ご来場下さい。

将来のビジョン

「都市」に着眼し、俳優の身体性を最大限に活かした創作を信条とする極東退屈道場初のツアー公演。各地域にて演劇人との交流を深めることはもちろん、今後も関西にて劇場を中心とした演劇人のネットワーク形成に貢献し、劇団の枠組みを越えた新たな集団創作の可能性を探ります。