サイコロジカルジェスチャー(心理的動作)はマイケルチェーホフが創った代表的なテクニックです。人の体は常に心と身体が一体であるという考えに基づき、ある特定の身体的な動きをすることで、自分が役を演じる上で求める感情・イメージ・エネルギーなどを呼び起こすものです。外的な身体の刺激から、内的な要素を見つけ出すことができます。
スタニスラフスキーシステムの目的や行動などといった演技の要素も心身を使うことで頭で考えて理解するのではなく、「体を通して見つけ出す」ことができます。
▼使用テキスト
アントンチェーホフ著「さくらんぼ畑」堀江新二(訳)
※「桜の園」の新訳です。
▼内容/学べること
サイコロジカルジェスチャー(身体的動作)を分かり易く、基礎から実践的にも使える内容をお伝えします。
レッスンの前半は、俳優の体の基礎となるサイコ・フィジカルトレーニング(心と身体を調和させるトレーニング方法)を使い様々なウォームアップを行います。そしてサイコロジカルジェスチャーに必要な要素(クオリティ/アーキタイプジェスチャー/エナジーボディなど)の紹介、そしてテクニックを台本に応用してまいります。
▼こんな人にお勧め
・演技をどうしても頭で考えすぎてしまう方
・自由でクリエイティブなやり方に魅かれる方
・身体表現が好きな方
・内側からの演技の方法を知りたい方
・経験者で体のメンテナンスとして参加したい方
▼主催者より
台本から自らに合った演技を見つけ出し、身体化させるアプローチがサイコロジカルジェスチャー(心理的動作)です。そして俳優一人一人の創造性を引き出してくれるツールでもあります。このアプロ-チはプロセスも有意義で、結果もオリジナリティがある演技が生まれます。ぜひご参加ください!
▼対象者
・プロの俳優、又は俳優志望の方
・マイケルチェーホフテクニック経験者
※体を動かしますが、自分の体の状態にあわせてレッスンに参加できます。
▼講師
秋江 智文
演技講師・演出家・俳優
マイケル・チェーホフスタジオ東京代表
21歳のときマイケルチェーホフ著『To the Actor』を読み、強く感銘を受けたことをきっかけに25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやCreative Speechを学ぶ。またマイケルチェーホフスタジオロンドン(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)に師事。帰国後ドイツ、ギリシャ、台湾などで学び続ける。マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)の講師養成プログラムの一員として、現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケルチェーホフテクニックを専門に基礎から応用まで体系立てて教えている。また多くの芸能事務所や演技学校でも教え、俳優のプライベートレッスンなども数多く行っている。
■定員
6名
■受講料
・単発 2500円(単発のみ受講される方)
・4回分の回数券9000円(途中お休みされる方にお勧め)
・全6回 13500円(通しで参加する方にお勧め)
■日時
6月2・9・16・23・30日 / 7月7日(木)+7月13日(水) 19:15~22:00
合計6回
■場所
K‘Sスタジオ新館
〒166‐0003
東京都杉並区高円寺南1-6-3
ISOビル4階
https://koenjiksstudio.wixsite.com/mysite/blank
▼申込方法
HPの「APPLICATION」より申込できます。
https://www.michael-chekhov-tokyo.com/application/