冬に行い大変好評を頂いた2 DAYS ワークショップをゴールデンウィークに行います。
忙しい社会人でも演劇を楽しめるようにとWSを続けていますが、どうしても短期間で仕上げられる短いシーンがメインになってしまいます。それはそれでとても学べることは多いのですが、やはり台本を 1 本やり切には、また別の力が必要になります。
演劇は、絵画や彫刻とは違って時間の経過が必要なアートです。
今回の WS では 1 本丸ごとやることは出来ませんが、台本の初めの方のシーンと終わりの方のシーンを両方扱うことで、キャラクターや状況が芝居の中でどう変化していくか、何が見えてくるかを感じてください。
マイケル・チェーホフテクニックで身体の動きと精神のつながりと豊かな表現を見つけ、マイズナーテクニックで相手役との交流とそれを台本にどう使っていくかを探っていきたいと思っています。
□レッスン概要
▼一日目
まず基本を。「リラクゼーション」「交流」「目的」「行動」「障害」といった演技の基本テクニックを、実践を通して学びます。広いスタジオで身体を動かしながら体感してください。今回は、扱われることの少ない「時間」についても触れていきます。
▼二日目
台本に取り組みます。チームに分かれ、一日目に習得した内容を取り入れたり、個々人の個性に合わせた演出を受けたりしながら作品を仕上げ、お互いに発表をします。
□使用テキスト
アントンチェーホフ著「桜の園」
◇講師紹介
▼小川友子
俳優・演技講師
Tomo's acting WS 主催
通信社記者から俳優へ転身した変わり種。ニナガワカンパニーを経て現在フリー。基礎の大切さを実感し、スタニスラフスキー、マイズナー、チャバック、チェーホフ等を貪欲に学ぶ。中でもマイズナーは、NHK 朝ドラのアクティングコーチでもある柚木佑美氏に長年師事し、WS アシスタントを勤めている。劇団・演劇学校等で講師を勤め、Tomo's acting WS で社会人向けの定期クラスと、プロ向けの個人レッスンを開催中。
現役俳優の経験を活かし、俳優それぞれの違った魅力を引き出すコーチングを心がけています。
俳優としての主な活動:舞台『生きる』 映画『わたしは光をにぎっている』他
▼秋江智文
俳優・演技講師・演出家
マイケル・チェーホフスタジオ東京代表
高校から演劇を始める。21 歳のときマイケル・チェーホフの著作『To the Actor』を読み、強く感銘を受ける。25 歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやスピーチテクニックを学ぶ。また『マイケルチェーホフロンドンスタジオ』(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)にも師事する。現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケル・チェーホフテクニックを体系立てて教えている。大手芸能事務所や演技学校でも講師を務めている。
■日時
5 月 4・5 日 10:30~16:30
※途中休憩あり
■受講料
15000 円
■定員
15 名
■場所
都内スタジオ
■申込締切
4 月 30 日締め切り
■申込
HP の「APPLICATION」から申し込みください。
https://www.michael-chekhov-tokyo.com/
【コロナ感染対策について】
■受付で検温をいたします。
■定期的に換気を実施します。
■上演につきましては、感染防止に細心の注意を払いながら運営をする予定でございます。
■会場内各所に消毒用アルコールを設置致します。
■講師もマスク着用・アルコール消毒を行って参ります。
■受講生には風邪・ウイルス感染の自覚症状がない方もマスク着用での受講をよろしくお願いいたします
■熱や咳といった症状がある場合は無理をなさらずでよろしくお願いいたします。
■今回のレッスンのテキストはダイアローグ(対話)を使用します。注意して運営しますが、どうしても抵抗がある方はご遠慮ください