芝居の基礎から学べるベーシッククラスが2月12日より新設されます。
約半年かけてマイケルチェーホフテクニックの基本、それを通して俳優の心身をつくり、基本的な演技の技術がまなべるクラスです。
俳優の身体はスポーツマンや音楽家のような明らかに目に見える技術はありません。しかしプロの役者には、感情を外につたえるための敏感な身体、外界を感じるための敏感な五感、身心扱うための技術、芸術に対する態度などが存在します。ベーシッククラスではこうした役者に求められる体を作ってまいります。
■■■レッスン内容■■■
▼ステップ①:土台と作る
スタニスラフスキーシステムを土台にしつつ、そこからチェーホフは独自の考えと手法を発展させました。その数々のテクニックには、体得し、応用するための土台があります。
またこのクラスでは身体の基礎、想像力の使い方など、俳優の人生で必要不可欠ななことも学びます。
【使用するツール】
楽な感覚・形の感覚・美の感覚・全の感覚、インナーボディ・アウターボディ、サイコフィジカル(心理的・身体的)エクササイズ、センター、アーティスティックエゴ(芸術的な自我)、4種類の動き(放つ・流れる・飛ぶ・成形する)、集中
▼ステップ② :テクニックを学ぶ
マイケルチェーホフは、師であるK. スタニスラフスキーが作ったシステムをより体得しやすしたツールがある。例えば、チェーホフが創ったサイコロジカルジェスチャー(心理的動作)は、システムの目的や行動を体を使うことでよりダイナミックに心に影響あたえるもの。数々のテクニックをテキストを使いながらそれらを学んでいく。
【使用するツール】
クオリティ・センセーション、サイコフィジカルジェスチャー(心理的動作)、アーキタイプキャラクター(原型キャラクター)、アトモスフェア
▼ステップ③ : キャラクターへのアプローチ
マイケルチェーホフは、モスクワ芸術座の俳優であったことから看板役者であった。彼の類まれなる心身共に役に自分を「変化(トランスフォーメーション)」させる力に観客は魅了されたのである。このクラスでは想像力やジェスチャーなどを使い、心身が変化させ、役を生きるためのテクニックを学ぶ。
【使用するテクニック】
イマジナリィセンター(想像的な核)、イマジナリィボディ(想像的な身体)、パーソナルアトモスフェア、サイコフィジカルジェスチャー(心理的動作)、知情意(センター)、アニマルエクササイズ
※一つの項目ごとに2か月程度をかけて学んでまいります。
※いつのタイミングに体験していただいても構いません。
≪こんな人におすすめです≫
・なかなか自分の壁を破れない方
・身体を使ったアプローチに興味がある方
・心と身体がちぐはぐな演技になってしまう方
・表面的な演技ばかりしてしまう方
・従来の知的なアプローチが向かない方
・想像力をうまく演技に生かすことができない方
【日時&場所】
・毎週土曜日18:15~20:45(2月12日より新設)
【場所】
都内スタジオ
【料金】
・体験1000円
・単発2500円
・1カ月(4回)9 000円 ※チケット制となります。
【申し込み】
HPの「APPLICATION」よりお申込みください
https://www.michael-chekhov-tokyo.com/
【講師紹介】
秋江 智文
俳優・演技講師・演出
マイケル・チェーホフスタジオ東京代表
21歳のときマイケル・チェーホフの著作『To the Actor』を読み、強く感銘を受ける。25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやスピーチテクニックを学ぶ。また『マイケルチェーホフロンドンスタジオ』(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)にも師事する。現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケル・チェーホフテクニックを体系立てて教えている。