《概要》
常に空気が動き続けている演劇を目指しています。
目の前にいるのにライブ感がない演劇ではなく、舞台上を現実空間と捉え、生き物として目の前のことに生理にあった状態で反応するライブ感のある演劇を目指しています。
《身体の中の状態を素直に捉え、自分に起きている嘘に気付き、相手の空気を感じ取り、自分の欲求を伝えていく》
こうした状態を作り出すためにはいくつかの方法や考え方を知っておく必要があります。
感覚で出来れば良いですが、それだけでは難しいこともあります。
でも、知っていれば自分の演技の幅が広がり、今まで難しかったセリフのやり取りが楽しくなるかもしれません。
このWSでは、少人数で行う台本の読み合わせ中心に〈言語の感覚化〉と〈感覚の言語化〉を繰り返し行い、相手と交信しながら会話する気持ち良い感覚を養う時間にしたいと思っています。
《池内風とは》
かわいいコンビニ店員飯田さん主宰・脚本・演出家。石井光三オフィス所属。
全ての本公演を作・演出を担当。日常に転がる何気ない言葉の掛け合いから丁寧に拾い出される人間心理をコミカルに表出させていく会話劇を得意とする。
かわいいコンビニ店員飯田さんとして、Mrs.fictions主催「15 Minutes Made vol.14」、下北沢演劇祭×観劇三昧主催「路上演劇祭」、2018年三鷹市芸術文化センター主催のMITAKA "Next" Selection 19th、オフィス上の空6団体プロデュース「1つの部屋といくつかの生活」に選出される。
《話す主な内容》
・タスク処理の方法
・意識と無意識と意識
・リアルとナチュラルと大きい表現
・欲求の整理
・一瞬で捨てる感覚を養う
・会話するとは
・演劇における自由とは
など。
《池内風の目的》
・考え方を共有してもらい、今後一緒に創作する俳優と出会う。(あなたと私が出会うため)
・俳優に寄り添い、変化させるための言葉を探す。
・会話劇を通して、人間(主に日本人)の奥深さを追求する。
《お薦めな方》
・会話劇に自信がない方。
・評判になる作品、憧れている演出家、団体の公演に中々参加できない方。
・とにかく台本を読んだりお芝居する時間が欲しい方。
・俳優同士新しい出会いが欲しい方。
・かわいいコンビ店員飯田さんに出演したいと思っている方。
・出演するかは別として、池内風に興味がある方。
《参加条件》
・18歳以上の心身共に健康な男女。
※18歳未満の方で参加希望の方はご相談ください。
・経験は問わず。
《日時》
2022年1月26日(水)〜28日(金)
①1月26日(水)13:10〜16:40【A】 ②18:00〜21:30【B】
③1月27日(木)13:10〜16:40【A】 ④18:00〜21:30【B】
⑤1月28日(金)13:10〜16:40【B】 ⑥18:00〜21:30【B】
【A】:共通言語を共有、演技の目的・方法を統一、読み合わせ
【B】:読み合わせ
《定員》
[A] 最大10名
[B] 最大8名
[A]は、1回参加頂ければ2回は必要ないです。
[B]は、何枠でも参加頂いて結構です。
[A]を参加頂いた後に[B]に参加頂いた方が確実に分かりやすいです。
過去にWSに参加頂いたことのある方は[B]からでも問題ありません。
初めての参加でどうしても[B]から参加しか難しいという方も問題ありません。
[A]のみという方も問題ありません。[A]を受けたら[B]も受けたくなるように心がけます。
《参加費》
各回2,000円
振り込みになります。
※手数料ご負担いただきます。
《必要事項》
※以前参加されたことのある方はお名前と年齢、日時のみで結構です。
名前(フリガナ)
年齢
性別
参加希望日(複数ある方は全て記載ください。)
所属団体・所属事務所
出演歴
顔写真
連絡先(電話番号)
《場所》
東京よりの神奈川近郊
《連絡先》
iidasan.ws@gmail.com
件名に『WS希望』本文に『必要事項』をご記入連絡ください。
※送信から3日経って返信がない場合は、お手数ですが下記アドレスへ連絡ください。
kawaii.conveni.tenin@gmail.com
《雑談》
※雑談なので興味ない方は特に読まないで大丈夫です。
先日約1年半ぶりにこの定期WSを行い、新たに素敵な方々と出会え、このままコロナが落ち着き継続して活動できたら良いなとつくづく思いました。
またこれまで出会った方が再度参加され、スキルアップしていたりしているのを見て、『WSの成果出ているな!!』なんてことはおこがまし過ぎて全く思いませんが、それでもなんだか嬉しいくて、『僕ももっと頑張らねば!』なんて思ったり。
そんなこんなで、『さぁこの調子で取り止めていた本公演も打ちたいぜ!』と勢いづいている今日この頃ですし、実際にこうして出会った方々と一緒に公演を打ってみようかとも思いながら、どうしたら実現できるか同時に画策する次第であります。
さて、そもそもWSを行うというか、僕がお芝居を作る理由は、あることがきっかけでした。
演劇を初めて間も無く、僕は運良くある団体にスタッフとして参加できるようになり、そこで出会った第一線で活躍するある俳優の演技に毎回感動を覚え、あまりの凄まじさに演劇辞めようかと悩んだのですが、それが今の演劇活動に続いています。
自分への皮肉と卑屈さ70%、本気30%くらいで悩みながら、フッと『あれ?これ構造を分析して、分解して言語化できたら、大量生産できるのでは?』と考えつきました。
大量生産という言葉が、なんとも不適切でハラスメントなパワーワードな気がしますが、それが実現した時にはきっと演劇界はほんのり明るくなるはずだと当時の僕は確かに思ったのでした。
そこからさまざまなセクションで演劇に携わり、擦り合わせ、時には喧嘩し、時には感動を分かち合う中で、少しづつ言葉になってきたのがこのWSでお伝えしていることです。
その構造をまず知ることから始め、一時的に躓こうとも、習得へ向けてトライ&エラーを繰り返し、自分と対話する癖をつけていく。
これがこのWSの大切にしていることであり、俳優がアーティストとしての自覚を強めていく行動になると思っています。
僕自身、不器用な猪突猛進型の人間ではありますが、参加される皆さんと時間と言葉を共有し、一歩一歩前へ進められればいつかきっと当時感動を多くの方に与えられる表現者になっていると信じてこれからも続けていきたいです。
頭がいっぱいいっぱいになっていくWSではありますが、ご興味のある方ぜひご参加いただけると嬉しいです。
これまで感覚で捉えていたことが、言語化されて、コントロールできる武器に1つはきっとなるはずです。
ぜひぜひ。
かわいいコンビニ店員飯田さん
池内風