いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
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『本読み会』online;3(ハロルド・ピンター)
■作家
ハロルド・ピンター
■作品
『部屋』(喜志哲雄・訳)
新潮社『ハロルド・ピンター全集1』収録
■作品について
1930年ロンドンに生まれ、2008年に没したハロルド・ピンターは、数々の傑作を世に送り出し、イギリスのみならず、世界を代表する劇作家となりました。2005年にはノーベル文学賞も受賞し、“現代”を描く作家として広く認知されています。
そんな彼の処女作が、1957年に書かれた『部屋』(初演は1960年)。彼は後のインタビューで、この作品の執筆についてこう語りました。
”ある日、どこかの部屋へ入って行くと二人の人間がいました。その後ずっとその光景が私にとりついていて、それをうまくまとめて気持ちからふり切るには、劇にするほかないように感じたのです”
「部屋」と「人」、どこにでもありふれたその光景が、ピンターの手にかかるとなぜか、得体の知れない恐怖の光景となってしまいます。そしてその後、「部屋」は、ピンターが一貫して描き続けるモチーフとなりました。
「手に入りやすい戯曲を」ということで、初回は青空文庫、二回目はハヤカワ演劇文庫から戯曲を選んだ『本読み会』online;シリーズですが、早くも三回目にして、全集収録作品(もちろん絶版)に手を出してしまいました・・・。しかも、ハヤカワ演劇文庫にもピンターの短編はあるのに、です。
なのになぜ、この作品を選んだか。
それはやっぱり、この作品が本当に面白いからなんです。
気軽に短編を読みながらも、作家の本質に迫ろうという『本読み会』online;シリーズ、しかもステイアットホームな我々には、『部屋』ほど相応しい作品は他にありません!皆さんには、なんとか図書館やネット販売を利用して、戯曲を手に入れていただければと思っております。
皆様のご参加、お待ちしております!
■日時
2020年7月25日(土)19:30~21:30
※Zoomミーティングによるオンライン開催です。
■参加費
無料
■参加タイプと定員について
『本読み会』online;は、会話や意見交換をするための「サロン 」パートと、実際に戯曲を読んでいく「本読み」パートとの二つのパートを、交互に繰り返すかたちで進行していきます。
「サロン」パートでは、全参加者同じ立場でご参加いただきますが、「本読み」パートでは、セリフを実際に読んで楽しむ「読み手」参加と、セリフは読まずに聞いて楽しむ「聞き手」参加とに参加タイプを分けています。
「読み手」でのご参加のみ、定員を設定しておりますので、「読み手」を希望される方は、お早めにお申し込みいただければと思います。
「聞き手」参加には、定員設定はございません。戯曲を聞いて味わうことを目的に、お気軽にご参加ください。
■参加方法
『本読み会』online;は、開催にZoomミーティングを利用します。まずはこのページの下部にある、参加申し込みフォームから参加をお申し込みください。遅くとも翌日までに、Zoomミーティングへの招待URLを記載したメールを返信いたします。開催当日はそのURLにアクセスしていただければ、『本読み会』online;にご参加いただけます。
※翌日までに返信がない場合は、こちらからのメールが届いていない可能性があります。お手数おかけしますが、再度お問い合わせください。
■事前準備について
事前準備と参加ガイドについては、『本読み会』ホームページのガイダンスページをご参照ください。
http://honyomikai.net/online-guidance/
参加をお申し込みいただいた方には、メールでもご案内差し上げます。
■戯曲に関する準備
『本読み会』は、皆様と戯曲の出会いを大切に考えております。緊急事態宣言も明けましたので、なんとか戯曲はご自身でご入手いただければと思います。『本読み会』ホームページの「戯曲の探し方」もぜひ参考になさってください。
http://honyomikai.net/about-text/
※どうしても手に入らないという方は、ご相談ください。オンラインなので、できることは限られてしまいますが、何かできないか考えます!
ちなみに今回の『部屋』は、図書館などには比較的置いてある戯曲です。また、Amazon等のネット販売もご購入ください。
作品を事前に読んでくるかどうかは、参加者の皆様にお任せいたします。事前に一度目を通しておくと、物語の流れや構造を落ち着いて味わうことができます。読まずに参加した場合は、まるでお芝居を観ているかのように、物語の展開をハラハラドキドキ楽しむことができます。ご自由にお楽しみください。
皆様のご参加をお待ちしております!
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■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙