「ホンが読める役者だね!」とは、自分の役を自分で創造できる俳優、ディレクターや演出家にとって、共に作品を創造する「パートナー」たりうる俳優だと言うこと。
「本が読めない役者だな。」とは、自分の役を自分で創れないただの人、演出家にとっては「お客さん」か「お荷物」。
台本・シナリオに書いてあるのは、台詞と、若干のト書きだけ。そこから一体何をどう読み取れば、世界的に活躍する天才的な俳優達のような「自然で胸に迫る演技」が出来るのか?
ロシアの俳優・演出家、スタニスラフスキーが発表したスタニスラフスキー・システムには、戯曲読解の明確な方法が指示されており、今も色あせる事なく世界中の俳優にその方法を伝え、奇跡的な演技を生み続けています。
しかし、日本の俳優、演出家、演技教師の、実に90%以上は、この「戯曲の明確な解釈法」を知らないまま演技に取り組んでいます。台本の行間に隠されている膨大な情報の10分の1も読み取れぬまま、目隠しされたような状態で演技に望んでいるのです。
スタニスラフスキーの提案した方法「行動分析のメソッド」は、台詞から状況を詳細に読み取り、役の具体的な行動欲求と、具体的な行動の『意図』を導き出します。
今この瞬間も、多くの俳優が舞台で、カメラの前で、感情を搾り出そうと四苦八苦しています。しかしスタニスラフスキーは
「感情は行動の過程又は結果として生まれる。感情を表現しようとするのではなく、正しい『心理身体的行動』をすることでのみ、自然に真実の感情が生まれる。」
と教えてくれるのです。
この「心理身体的行動(具体的な行動欲求)の導き出し方」を知っているのと知らないのでは、赤ん坊と大人程の違いが有り、習得すれば確実に演技力がアップします。驚くべき、天才的、奇跡的な方法です。
初めてこの方法を学んだ俳優は必ず言います。
「目からウロコが落ちるどころか、目から瓦が剥がれて落ちるようだ。」
「今まで自分は何も知らなかった。自分の演技は闇の中を手探りで進もうとしていたようなものだ。今はどこに向かって進み何を探るべきなのかハッキリと分かる。スイスイ歩けるようだ。」
※受講者の感想→http://edgeproject2007.blog116.fc2.com/blog-entry-44.html
今回は3日間でこのメソッドの基本をギュッと濃縮し、かつ分かりやすく学びます。
・レッスン前、方法を分かりやすく指示したテキストと戯曲をお送りし、1回目のクラスまでに指示に沿って戯曲を読んで頂きます
・レッスン1日目、行動分析の方法を詳細に、かつ分り易く学び、実際に台本の分析を体験します。
・2日目、さらに台本の分析を進めます。出来る限り具体的に何度も体験します。
・3日目、台本中のシーンを実際に演じてみます。
不定期開催の希少クラスです。是非この機会にスタニスラフスキーの「行動分析のメソッド」を学んでみませんか?
【日時】2012年2月
1日目14(火)
2日目18(土)
3日目25(土)
以上時間は12時~16時
1日目20(月)
2日目27(月)
3日目29(水)
以上時間は18時~22時
【定員】6名先着順(少人数でじっくり、確実に実感を得られるように学びましょう)
【場所】渋谷・目黒・世田谷区の区民センターなど
【金額】3日で1万2千円(内容濃すぎ(^_^)間違いなく破格です!!)
【講師】渡部朋彦
TNRT俳優・理事、Prayer Studio 代表
【ご予約・お問い合わせ】件名に「戯曲読解短期クラス」と明記し、info@prayers.jpまでメールでお願いします。翌日になっても連絡のない場合はメールトラブルの可能性があります。お手数ですが再度ご連絡下さい。