◆本公演の企画概要

演劇ユニット「ドレスダウンの女」は、2019年9月に第1回ほんぬい公演「ミツバチ」を上演。の後ユニットメンバーとして体制を整え、2020年3月に第2回ほんぬい公演「トラ、と、ラット、ら」を上演。

6月には番外公演として、ユニット小規模での公演を予定していたものの、世情を省みた結果、見送る見通しを立てている。

本公演においては、昨今の情勢に伴い急速に縮小傾向にある演劇において、オンラインに対し、「なるべくオフラインと同じフローでの演劇の実施」を目的とするものである。オーディションがあり、稽古があり、予約があり、定員があり、ゲネプロがあり、本番がある。そして、何より役者には相応のギャランティが支払われる。オンラインという支出を抑えることのできるコンテンツだからこそ、そこから収益、及び新たな演劇のカタチを提示、一種の生産ラインとしての確立の一手を模索することを試みる。

映像を用い、ライン画面、Twitter画面などを劇場空間に存在させることを一つの手法として用いてきたドレスダウンの女にとって、いわばオンラインというのは切り離せない存在だ。今回の公演に際しても、実際に画面上にスマホの画面、ニュース画面などを存在させることで観客に対し没入感を味わってもらえるよう演出面の強化に努める。

そして、今劇場公演が休止、延期を続けている中、役者にとって表現の場を新たな形で提供すること。興行公演としてして確立させることが本公演における最も大きな試みである。


ドレスダウンの女　かりそめ公演
『おいしいパンが焼けるまで』

・公演日程

オンライン公演タイムテーブル
5/4（月）　公開ゲネプロ12:00 A / 14:00 B / 18:00 C / 20:00 A
5/5（火）　12:00 B / 14:00 C / 18:00 A / 20:00 B
5/6（水）　12:00 C / 14:00 A / 18:00 B / 20:00 C

オンライン配信
5/7（木）〜5/14（木）
youtubeチャンネルにて１週間限定無料配信


・チケット料金

【オンラインチケット】　500円
【応援チケット】　1000円（観劇一回＋選べる特典付き）
【フリーチケット】　1500円
【プレミアムチケット】　2000円（フリーでの観劇＋選べる特典付き）

※チケットバック一律20%、10人からチケットバック発生を予定


◆ワークショップ概要

「オンライン環境を持つ」「日本語での意思疎通が可能な方」であればどなたでも、多くの方のご参加をお待ちしております。

ワークショップ内容としては、即興（インプロ）を加えつつ、実際に公演に使用したテキストなどを用いた実演を踏まえ、短い作品を作り上げることを目的としています。

ご希望であれば見学のみでのご参加も受け付けておりますので、経験・未経験・老若男女問わずお気軽にご参加ください。

◆日時
4/17（土）　13:00 / 18;00
※各2時間を予定

◆場所
あなたのおうち（zoom上にて）

◆申し込み方法
1、メールフォームからの申し込み
https://forms.gle/ggRoA2LeB1c3Nd3v8

2、twitterDMからの申し込み
公式twitter（@dressdown_w）
DMを解放しておりますので、
・お名前
・ご希望の回
・その他（何かあれば）
をご記入の上お申し込みください。


◆〆切り

！！！　4/17日　午前10時まで　！！！



大勢の方のご応募、お待ちしております。


◆ドレスダウンの女：とは
ドレスダウン＝着くずすこと。カジュアルな着こなし方。

劇作・演出・映像を主宰ノムラハルカが担い、桐朋学園芸術短期大学を卒業と同時に同学卒業有志と共に発足した演劇ユニット。

常に目新しいものが過去へとスライドされていく消費社会の中でも昔の流行りがリバイバルしていく昨今。継ぎ接ぎされた温故知新の中、衣食住の衣を借りるような気持ちで、人々の生活の中に根付くあれこれを拾い集めコーディネイトして提供することを目的として掲げる。

殺風景な舞台面において極力情報をそぎ落とした上で、テキスト・映像の投影によりそぎ落としたはずの情報を与え、脚本において「あの日ファミレスの片隅で起こった修羅場」を思い起こす、生活の中の闘争を拾い集めた作品作りを試みる。

学内公演を経て、2018年7月に「かりぬい公演」と銘打ち、実質旗揚げとなる「はだしのトカゲ」＠スタジオ空洞を上演。東京・渋谷を舞台に繰り広げられる、6人の女の群像劇。好評を受け、本質的旗揚げを試み一年の充電期間を経て2019年9月に「ほんぬい公演」と題し、「ミツバチ」を上演。当日完売、立ち見席を用意する好評の公演となる。2020年3月に「トラ、と、ラット、ら」を上演。