台本のどんなキャラクターも、普段の役者より、はるかに大きく力強いです。そんな役になりきるのに、並大抵のことではたどり着けません。
動物が、本能をむき出しで攻撃をしたり、豪快に肉にかぶりついたり、子どもを命がけで守ったり、情熱的に求愛をしたりする様子は、役者が役に求めるドラマチックな姿です。
そんな動物を通して役作りを行うことで、理性で抑制してしまっている役者の日常のメンタルを広げ、自分では予想も使ったような成果を得ることができます。
2019年2月のマイケル・チェーホフ テクニックのレギュラークラスでは、「役作り」の方法を紹介します。そして、第一週目はオープンクラスとなっているので、この機会にマイケル・チェーホフ テクニックや動物を使った役作りのやり方を体験されてはどうでしょうか?
【マイケルチェーホフとは】
マイケル・チェーホフ(1891~1955)は作家アントン・チェーホフの甥であり、20世紀のもっとも偉大な役者の一人である。スタニスラフスキーの一番弟子であり、チェーホフを「最も素晴らしい俳優である。」と評している。モスクワ芸術座の看板役者として名声を得て、第二モスクワ芸術座では演出家としても活躍した。しかしその後はロシア革命の影響により亡命を余儀なくされた。その後はヨーロッパ諸国を回り、俳優や演出家としてだけではなく、演劇講師としても注目を浴びた。後年はアメリカのハリウッドでスタジオを開き多くのプロの俳優を育成した。チェーホフの直接の指導を受けた俳優として、マリリン・モンロー、ユリ・ブナー、クリント・イーストウッド、マラ・パワーズ、ゲイリー・クーパーなどがいる。またマイケルチェーホフテクニックを学んだ俳優としてはジャック・ニコルソンやアンソニー・ホプキンズなどがいる。
【講師紹介】
秋江智文
マイケル・チェーホフの著作『To the Actor』を読み、強く感銘を受ける。25歳のとき渡英。チェーホフ・メソッドのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、クリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフ・メソッドやスピーチテクニックを学ぶ。また『マイケルチェーホフ・ロンドン・スタジオ』(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)にも師事する。現在はマイケルチェーホフヨーロッパ(Mihcael Chekhov Europe)のマスター講師である、ウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)をメンターといして学び講師と演出を行っている。
【日時】
・2019年2月2日(土)19:⒖~21:30
※通常は月謝制で行っておりますが、毎月一週目はオープンクラスです。
【場所】
・スタジオピアーチェ四ツ谷ピッコロ店
【料金】
・お試し体験1000円
【定員】
・8名(あと4名)
【持ち物】
・動きやすい服装
・水分
【連絡先】
下記のアドレスに氏名・年齢・演劇経験をお書きください。
michael_chekhov_tokyo@yahoo.co.jp
締め切りは2月1日まで