石川県に縁のある表現者を対象に、舞台『珈琲時光』のメインキャストを募集します。

三重県を拠点とする第七劇場と、台湾・台北を拠点とするShakespeare’s Wild Sisters Group。
国際的に活動する、この2つの現代演劇のカンパニーが、2016年から3年間にわたる国際共同プロジェクトをスタートさせました。1年目はドストエフスキー、2年目はジョージ・オーウェルを題材に、共同制作した作品を日本と台湾で上演してきました。3年目のプロジェクトフィナーレとなる今年は、小津安二郎生誕100周年記念として制作された映画『珈琲時光』からインスピレーションを得た作品を製作します。
この作品にて、東京、台湾、三重、金沢でワールドツアーを実施します。東京公演はフェスティバル正式プログラムとして、台湾では2週間の長期公演、三重は小津が小学生のころから約10年住んでいた土地として縁があり、金沢は八田與一の業績から台湾と強いつながりを持ちます。
この台湾と金沢の関係をふまえ、出演者のひとりを石川県に縁ある表現者からオーディションにて採用することとなりました。
加えて、この機会にオーディションのみではなく、ワークショップも合わせて実施します。ワークショップのみのご参加も可能です。
多くの方のワークショップへのご参加、そしてオーディションには熱意ある表現者のご参加をお待ちしております。

第七劇場 演出家　鳴海康平

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ワークショップ&オーディション実施要項
▋会場
金沢21世紀美術館　シアター21
▋日程：
　2018年
①5月13日（日）14〜17時
②5月13日（日）18〜21時
③5月14日（月）18〜21時
※3回とも同じ内容です。
※上記の①〜③の中から、第1希望、第2希望、第3希望をお選びください。
▋参加費：1,000円
▋内容
前半では舞台俳優にとっての基礎的な3つの技能「見る」「聞く」「判断する」に焦点をあて、後半では短いテキストを使いグループ創作を行うワークショッププログラム。
オーディションは、このワークショッププログラムを通じて行います。またワークショップ後、オーディション応募者と面談をいたします。

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応募要項
▋ワークショップ応募条件
・高校生以上、舞台経験不問
▋オーディション応募条件
・石川県出身または石川県に縁があり、これまで2回以上の舞台出演経験を持つ、18歳以上の俳優やダンサーなどの表現者（高校生不可）
・オーディション応募条件特記：
　以下の稽古日程、公演日程すべてに参加できること。
2018年9月17〜31日（日本国内リハーサル）
2018年10月8〜21日（日本国内リハーサル）
2018年10月22〜25日（東京公演 ＠東京芸術劇場シアターウエスト）
2018年11月12〜25日（台湾リハーサル）
2018年11月26日〜12月9日（台湾公演 ＠Cloud Gate Theater / 新台市）
2019年1月28日〜2月4日（日本国内リハーサル）
2019年2月5〜11日（三重公演 ＠三重県文化会館）
2019年2月12〜17日（金沢公演 ＠金沢21世紀美術館）
　※上記日程の前後が移動日になる可能性があります。
　※キャリアを勘案した額のリハーサル時の日当とステージごとの出演料をお支払いします。
（リハーサルおよび公演に係る国内移動費、宿泊費、海外渡航費は、第七劇場が負担）


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申込方法
▋ウェブ
以下申込フォームに必要事項を入力の上、送信してください。
goo.gl/NzimJV

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申込締切およびオーディション結果通知
▋申込締切：5月2日（水）24:00／必着
▋オーディション結果通知：5月中に通知予定

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ワークショップ講師および演出家などの紹介
▋ワークショップ講師：鳴海康平 Kouhei NARUMI
第七劇場、代表・演出家。Théâtre de Belleville、芸術監督。1979年北海道紋別市生まれ。三重県津市在住。早稲田大学在籍中の1999年に劇団を設立。「風景」によるドラマを舞台作品として構成。国境を越えることができるプロダクションをポリシーに製作し、ストーリーや言語だけに頼らないドラマ性が海外で高く評価される。ポーラ美術振興財団在外研修員（フランス・2012年）として1年間渡仏し活動。帰国後2013年に日仏協働作品『三人姉妹』を新国立劇場にて上演。

▋第七劇場 Dainanagekijo
1999年、演出家・鳴海康平を中心に設立。主に既成戯曲を上演し、言葉の物語のみに頼らず舞台美術や俳優の身体とともに多層的に作用する空間的なドラマが評価される。国内外のフェスティバルなどに招待され、これまで国内20都市、海外4ヵ国7都市（フランス・ドイツ・韓国・台湾）で作品を上演。2014年、東京から三重県津市美里町に拠点を移設し、倉庫を改装した新劇場 Théâtre de Bellevilleのレジデントカンパニーとなる。
http://dainanagekijo.org

/ 台湾側関係者紹介

▋Shakespeare’s Wild Sisters Group（莎士比亞的妹妹們的劇團）
1995年夏に設立。「シェイクスピアの妹たち」の意である劇団名は、イギリスの作家ヴァージニア・ウルフの『自分だけの部屋（A room of One’s Own）』の登場人物が由来。独創的な美学とスタイルを模索し続け、毎年実験的な新作の発表と国内外との文化交流を行う。1997年以降、多くの国・都市に招かれ、これまでに香港、マカオ、北京、青島、釜山、東京、ベルリン、シンガポール、神戸、パリ、アヴィニョンなどで公演。
http://www.swsg95.com.tw/

▋王 嘉明 Chia-Ming WANG ワン・チャミン
20年以上、先進的な演劇を製作し続け、常に伝統と革新、大衆性と前衛性を融合させた作品を発表。その作品は核心を失うことなく、広く市民に享受されており、大言壮語のない実験といえる。近年は賛否両論を起こす言語表現や演劇の音/音声のパフォーマンスの新しい可能性の探求に取り組む。限界を拡張するだけではなく、総合芸術としての演劇の定義を豊かにするために、ジャンルを越境してアーティストと協働。演劇に加えて、広告CMのアシスタントや、ミュージックビデオ、ファッションショーのディレクター、高雄ワールドゲーム2009のオープニングアクトのディレクターを務める。

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主催
三重県文化会館［指定管理者：(公財)三重県文化振興事業団］、金沢21世紀美術館［(公財)金沢芸術創造財団］、第七劇場

お問い合わせ
第七劇場
5142113 三重県津市美里町三郷2104 Théâtre de Belleville
info@dainanagekijo.org
07016137711（平日10〜18時）
http://dainanagekijo.org