今年度のワークショップは7月6日より「モノドラマワークショップ」から始まります。
「キンダースペースでは劇団員及び、ワークユニットメンバー全員が最低でも一本のモノドラマの演目を持っています。モノドラマは、近代日本の小説を俳優が一人で語り、空間を造形し、その小説世界を立体化するものです。ここで求められるのは、演技の力ももちろんですが、自分の身体を空間の中にどう置いて観客にフィクションの世界を感得してもらうか、何も無い空間にどう時代や季節、場の色といったものを付与するか、そして物語を全身を使って組み立てるセンスと能力です。しかしこれは、モノドラマを演ずる場合にだけ求められることではなく、演劇というものとの密なかかわりを通して、俳優のあり方そのものを問い返すことであり、むしろいわゆる役を演ずる時に必要な感性を広く検証することに他なりません。モノドラマワークショップを通じて、語るということ、空間を作るという感覚を一度体験してみてください。テキストは、あらかじめこちらで用意いたします。ある程度の舞台経験者を想定しています。一人芝居や朗読の経験は問いませんが、もちろん経験者の参加も歓迎します。原田一樹」
7月6日(水)・9日(土)・12日(火)・14日(木)・16日(土)・18日(月)・20日(水)・23日(土)
時間/19:00~22:00 費用/21,000円 定員/8名
※好評のワークショップの上、一人一人に丁寧に対応する為定員を少なくしております。ご興味のある方は是非早めのご予約をお待ちしております。
ご検討をお願い致します。
テキストは太宰治・井伏鱒二・安房直子などの作品をピックアップする予定です。