戯曲読解も舞台上での相手との交流も“感じる”事ができなければ始まりません
でも、感じるってどういう事?
3Dワークは感じて“しまう”ワーク
感じると身体が勝手に反応してしまいます
そんな状態で舞台上に居られることは役者としての幸せですよね
でも現代社会に生きてると思考を優先させてしまう事が当たり前で、感じる事に蓋をしてしまっています
身体は常に感じ続けています
思考がそれを知覚しないだけ
3Dワークを通して、楽しみながら身体の感覚に耳を傾けてみよう
☆詳細☆
《日程》
毎週水曜日
14:00〜17:00
《参加費》
初回 1000円
2回目以降 3000円
《定員》
4名
《場所》
あとりえ・もじゃ
※最寄駅は西武新宿線武蔵関駅から徒歩15分・バス5分
※住所等の詳細は予約後にご連絡致します
ご予約はこちらから
https://breakthroughlabo.wordpress.com/contact/
Breakthrough Labo H.P.
https://breakthroughlabo.wordpress.com
☆3Dワークとは
ファミリーコンステレーションというワークを主宰の人がアレンジしたワークを受けて、更にアレンジさせてもらいました(笑)
関係性の体感ワークです
参加者の1人の人間関係の心の距離を他の人達を使って場に配置し、配置された人の感覚を聞きます
また、その関係を提示した人もご自分と相手の位置に入ってそれぞれを体感します
配置されると不思議な事に全然知らない人の事にも関わらず、何かを身体が感じるんです
居心地が悪いとか、相手の方を見たくないとか
また、提示した人も、ご自分が問題と思ってる関係性を目の前で具体的・立体的に見る事により、渦中から抜け出して客観的に俯瞰して見るという体験ができます
自分の目線だけではなく、相手の事も身体で感じる事ができるので、相手に共感できる事によって、少しホッとできたり、良い意味で諦められたりします
☆お芝居と3Dワーク
私達はこのワークをお芝居の稽古に使っています
実はこのワークにはお芝居に必要な要素が沢山含まれているんです
さてここで質問です(笑)
どんなお芝居だったら楽しめるでしょうか?
アメリカの名だたる俳優達に演技を教えてきた、サンフォード・マイズナーという方がいます
日本でも良く演劇のワークショップなどで取り入れられている、リピテーションというワークを創った人です
彼は言います
「何もしない、する事は自身が引き起こすのではなく他人が引き起こす」
舞台の上で他人が引き起こしてくれるってどういう事でしょう?
私達は生きていく中で常に相手との関係に影響を受けています
もちろん人間関係だけではなく、身を置いている状況や環境、立場などなど、様々な事柄に影響を受けて行動しています
演技をする上でもこれがとても重要で、付けられた役が置かれている状況や他の登場人物との関係性があるからストーリーは進んで行きます
台本は始まりから終わりまでが描かれていて、私達俳優は次に何が起こるか、相手が何と言うか、自分が何と言うか、もちろん分かっているわけですが、予定調和なお芝居なんて退屈で面白くないですよね
その状況から影響を受け、翻弄されながら必死で行動している人を見て、人は感動するわけですから
では、その様な事をお芝居でできる様になる為に俳優にとって必要な事とは何でしょうか
それが、身体を感じられる様になるという事です
ですが、普段の生活で私達は感覚より思考を使っている時間の方が多く、感覚を捉えるという事が難しくなっています
このワークは説明にもある通り、配置されると身体が反応します
何度もやっていれば、その状態を自分に覚えさせる事ができます
また、身体が反応している人を目の前にすると見てる方も反応します
映画を観て登場人物と同じ様に反応してしまう事ってありますよね?
それと同じです
その他にもこのワークにはお芝居に役立つ要素が沢山あるのですが、まずは身体の感覚を捉えられる様になる事
これが一番の基本だと思っています