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下鴨車窓 俳優WS「モノガタリを創る身体」'08年7月開催

  • キウイ キウイ(15)

    カテゴリ:ワークショップ告知 返信(0) 閲覧(164) 2008/06/01 02:01

以下の内容は
http://blog.tana2yo.under.jp
からの転載です。申し込みフォームなどは上のブログに設置してあります。


趣旨と内容:
 昨年秋に帰国してからワークショップの依頼をいただいて何度かしてきたのですが、ありがたいことに多くの方に参加してもらいました。ただ、例えば一度に20人弱の受講生がいるとどうしても一人一人にことばをかける時間が足りなくて、とてももどかしい気持ちにもなります。講座の内容もダイジェスト的なものになって、本当ならもう一歩二歩と踏み込んでいろいろ受講生の方とやりとりができればと思っていました。しかし一般に開催されるワークショップというのはできるだけ人数を集めてということでなければ経費の面などからして成り立たないのも事実です。そこでといいますか、今回そうしたことから人数を少数に限って、できるだけ多くのやりとりができるようにと自分でワークショップを企画しました。
 「モノガタリを創る身体」とはなにか。俳優の演技が成功するというとき、それは演技を通して自分と自分が演じる登場人物とがどこまで一致するかという尺度で考えられることが今でも多くあるように思います。俳優と登場人物の同一化。それっぽくみえること。登場人物について分らないはずのことも分ったフリをして勝手に決めてしまうこと。しかしわたしはもはやそういう演技に表現としての豊かさを見いだすことがほとんどできません。
 例えば、翌朝に自爆テロをしようとするムスリム(イスラム教の信者)という役をある俳優が与えられたとしたらどうでしょう。その俳優もなんとかそのムスリムの心情や思想を理解して表現しようと試みるかと思います。出発点がそこであるのはごく自然だしまっとうなものです。しかし迫り来る本番の前にこういうことだろうと結論づけて演技をしちゃった瞬間に、なにかが違ったことになる。このあたりのからくりはどうなっているのかとわたしは考えます。
 ムスリムならばその演技の困難は想像しやすいですが、実はどんな人間でも事情は同じだと思っています。つまりたかだか120分程度の人生を覗いたところで他人のことが分るはずがないし、分るだなんておこがましいと。かつて、言い得ないことに対しては沈黙すべきだと言った人がいますが、演技についても分らないことについてはそれ以上に演技をしないということではないかとわたしは考えています。あるいは分らないことを分らないままに演技するということ。そうしたことを実現できる身体が、古今東西のさまざまなモノガタリに向かい合うときに有効なのではないかと思うのです。今回のワークショップはそういうテーマでいきたいと考えています。少人数に限ってできるだけじっくりとやってみたいと思います。

対 象:
基本クラス=どなたでも受講できます。舞台経験が無いかまだ少ないという方、あるいは初めの一歩から考えてみたい方向け。テキスト(台本)を手にした俳優がまずなにから取り組まなければならないかというところから始めて「モノガタリを創る身体」を考えていきます。

実践クラス=すでに舞台での演技経験があって、さまざまな演出家の演出を受けてみたいと考えていたり、もっと演技について考えることをしたいと思っている方。一定の知識と経験があることを前提に「モノガタリを創る身体」について考えていきます。(昼・夜とも共通)

講 師:田辺剛

日 程:基本クラス=7/1(火)、8(火)、16(水)、22(火)
    実践クラス昼=7/8(火)、11(金)、16(水)、30(水)
    実践クラス夜=7/3(木)、10(木)、18(金)、30(水)
時 間:実践クラス昼=15:00〜17:00
    基本クラス、実践クラス夜=19:00〜21:00
会 場:ひと・まち交流館 京都
定 員:各クラス5名まで。
受講料:5,000円(テキスト代など込み)

注 意:
・講座は4回連続です。全回受講が可能な方を優先して受付いたします
・基本として申し込み先着順で受付し、定員になり次第締め切ります
・講座を欠席されても受講料の返還はいたしません

申し込み方法やお問い合わせは
http://blog.tana2yo.under.jp
をご覧ください
  • オーディション実施者は合格者になるべく早く契約書を提示し、正式な契約を結びましょう。双方が納得できる公平で健全な関係を築き、突然の参加キャンセルなどのトラブルを回避しましょう。
  • オーディション合格者はなるべく早く実施者から契約書を受け取り、よく読んだうえで正式な契約を結びましょう。想定外のチケット販売ノルマやグッズ買取の強要などから身を守りましょう。

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