アナログ手法劇団PowerProjectクーデターでは出演者を募集をしています。
☆メインの役者若干名。
☆ブラックチルドレン(俗にいうアンサンブルに近いですが、まったく違うものと言うことでブラックチルドレンと呼んでいます。)多数募集。
11月18日〜20日
荻窪小劇場にて公演をします。
5月14日の土曜日より毎週土曜日に13時〜21時、池袋近辺で稽古します。
ノルマなし。
参加費月5000円
つきましては
4月23日(土)13時より16時頃まで池袋近辺の稽古場にてワークショップ兼オーディションを行います。
まぁ珍しい表現方法です。みんなでPPCワールドを体験しましょう!!
魔法を使ってみましょう!!
空を飛んでみましょう!!
楽しめればうちに向いてます☆
もちろん演技の仕方もおしえます。簡単に言えば、うつわを作ります。で、心と言う液体をうつわに移して、はい出来上がり。
演技は簡単なんです。本当に大変なのは魅力。
これは、稽古場でおしえます。
ワークショップ兼オーディションでは参加費500円です。
あと、動きまくれる格好(稽古着)をお持ちください。
まずはこちらへ連絡ください。
h.denzyppc☆gmail.com(☆を@に変えて下さい)
CM風に11月の作品『もしも魔女がシンデレラ級のヒロインになったら』を作りましたのでご覧ください。
CM
(神秘的な静かな曲調から始まる)
昔々、カルバン王国という魔の森に囲まれた王国がありました。
(空中のカメラが城をぐるりと舐めまわし、空高くアングルを引く。すると城と魔の森が一望できる)
森には凶暴な魔物たちが住み
(青い森の中、暗がりの中赤く目を光らせる魔物たちが蠢く)
森の侵入を阻みこの国を守っているのは、聖なる力を放つクリスタルの花。
(森を抜け、光り輝くクリスタルの花をクローズアップ)
このクリスタルの花は20年で枯れてしまいます。そしてこのクリスタルの花を生成できるのはこの世で1人、森の先の険しい山の頂上の城に住む魔女だけ。
(曲調はドンドン速くなっていく)
(青い森を抜け、黄色い森を抜け、赤い森を抜け、険しい霧むせぶ山を登り、突如暗黒に染まる魔女の城が姿を現わす。カメラは城を舐めるように進み空はドス黒く雷鳴を放っている。城の頂上の窓から部屋に入ると暗がりの中水晶を覗く魔女がいる。そこへ雷光!魔女の不気味な顔が現れる)
(再び曲調は柔らかくなる)
カルバン王国はこの魔女に従い20年に一度生け贄を差し出す代わりにクリスタルの花を貰って生き長らえているのです。
(魔女の部屋にあるクリスタルの花にクローズアップ)
と言う物語りの中に住む本の中の住人の話し!!
(カンカンカンと鐘が鳴り響く!!カメラは打ち付ける鐘にクローズアップ)
(曲調はかわりホームアローンの様な慌ただしい曲に変わる)
モニター『こらー!おきろー!配置につけー!!久しぶりの読者だぞー!!』
(この世界1高い鉄塔からメガホンで住人に知らせている本の監視人。通称 モニター。)
(慌ただしく走りだす住人達)
村人『マジかよ!!もう読まれないんじゃないかって油断してたぜ!!』
”シューン!!”(場面転換の音)
モニター『緊急事態発令!!読者は24ページから読み始める模様!!』
住人達『なにー!!』
”シューン!!”
モニター『次は86ページ!ラストシーンだ!!』
住人達『マジかー!!』
”シューン!!”
衛兵『ぜぇ、ぜぇ、結局ひやかしかよ、、読む気ねぇんじゃねぇか、、』
”バタン!!”(本の閉じる音と共に暗闇になる)
(夢はひそかにのオルゴールバージョンが流れる)
熱量のある本。これが本の生き残るすべ。本屋や図書館に行き、何気なく手に取ったその本。
実は熱量に溢れ出している本に誘われたものなのだ。
本は読まれなければ生きていけない。
住人達のやる気が落ち、熱量の落ちた本の結末は焼却処分。
本の精霊はそんな熱量の落ちた本にジャスパーという審議をかけます。この審議中に読者があきて途中で読まなくなったり、最後まで読んだにしろ読者の満足が得られなかったりしたら、即焼却処分行きになってしまいます。
この本にもジャスパーにかけられる日が来てしまいました。
”シューン!!”
(本の精霊ピスタチオが城の広間の演説台に立っている)
ピスタチオ『この本をジャスパーにかけます!』
”シューン!!”
ピスタチオ『ジャスパー中は嘘があってはなりません!例えばあなた方がやっていた陳腐なチャンバラとかではなく、生きるか死ぬかの真剣勝負をしてもらいます!』
”シューン!!”
王様役のゲゲ『実は王子役のゼゼと姫役のリリがドライブ中に交通事故にあってしまいまして、ジャスパーの儀は2人が退院をしてから』
”シューン!!”
ピスタチオ『姫役には魔女役をやっていたジジに、王子役は羊飼い役のトト。魔女役はこの私め自らやって差し上げようではないか。』
住人達『ええーーーーーー!!!!』
”ドン!!”(太鼓の音と共に暗闇)
歌を歌い青い鳥達が舞うはずが彼女が歌えば
ジジ『ゆーめばーがなゔーものー!!』
カラス達が舞い
ジジ『いで!いで!やめろっ!やめろっ!ええぃ!!やめんかーい!!!!』
勇敢な王子のはずが
モニター『トト!セリフセリフ!!』
トト『あ、、なんだっけ?』
モニター『こらー!台本みにいくな!!』
トト『このエル王子におまかせ下さい!(剣を抜くがマトモに持てない)うわわわわわっっ!!』
モニター『まかせらんねーよ、、』
こうして、どうみてもお姫様には見えないツノの生えたジジと剣すら振れないチビのトトを主役に置き、勝率0.1%の物語りがスタートする。
”シューン!!”
(ノリの良い曲がかかる)
シャワーゴールド(ガガ)『俺様は自分より弱ぇー奴にはしたがえねぇーんでな!そこのチビ。この俺様に勝てたら、ついてってやるよ。』
ガガ演じるは魔物ハンター筋肉隆々の怪力男!シャワーゴールド!!
”シューン!!”
グレーテル(ミミ)『私もついていくよ!こんなに店壊されたんじゃしばらく商売も出来ないよ!久しぶりに魔物退治ってのも悪くないね。』
ミミ演じるは酒場の肝っ玉女店主。美しき魔法使い!グレーテル!
”シューン!!”
ジジ『なぜ、そんなに立ち上がる事ができるのだ、、体はボロボロなのに、勝機などこれっぽっちもないのに、なんで、そんなに目の輝きだけは失わないのだ』
”シューン!!”
モニター『おいおい!どうなってんだ!?筋書きと全然違うぞ!!』
”シューン!!”
ガガ『魔物の力が半端なく強くなってやがる!!』
”シューン!!”
アルベルノート(ジジが作った鏡)『ジジ様。あなたは誰よりもこの本が好きではありませんか。』
”シューン!!”
グレーテル『自分で焚付けたんだろうが!責任とれ!あんたが死のうがどうでもいいけど、魔物よんどいて、じゃ私はお先に失礼しますなんて死に方私は許さないからね!!』
”シューン!!”
ジジ『何かの間違いがあって現実になる事を夢描いてた!そして何かの間違いが今ここにある!!でも無理だよーーーーー!!!』
”シューン!!”
トト『俺はあなたを助ける!!!!!!』
”シューン!!”
ガガ『ナイスお膳立て!!コレで切らなきゃ、フン!!男がすたるぜーーーー!!!!』
”シューン!!”
ジジ『本を閉じて!!緊急事態なんだ!!頼むから本を閉じてくれ!!』
”シューン!!”
トト『気遣う言葉なんかいらない、、、1度でいいから本当の事言ってみろ!!』
”シューン!!”
アルベルノート『おやめください!そのままではジジ様が燃え尽きてしまいます!!』
”シューン!!”
ミミ『このおバカさんの頭には結果を用意していないのよ』
”シューン!!”
トト『ひつじに教えてもらった!人にしか使えない特殊能力だって!』
”シューン!!”
トト『ぬぁぁぁぁぁぁ!!(走って空中高く飛ぶ!)いただき!!(剣をサイクロプスの目に突き刺す!)』
サイクロプス『グォォォォ!!(トトを握り地面へ叩きつける!』
”ドーーン!!”(叩きつけられる音!土煙りが舞う)
トト『ぐふっっっっ!!』
サイクロプス『グォォォォ!!(地面にいるトトに剣を振り下ろす)』
グレーテル『ドデカファイヤーーー!!!!』
”ボーーーーーーン!!!!”(火の塊がサイクロプスに直撃!)
”シューン!!”
魔女『ようこそ我が城へ。ツノの生えた汚らしい娘の命と全国民の命を測り間違えたバカはお前か?』
”シューン!!”
トト『逃げろー!今すぐ逃げろー!!』
ジジ『私が逃げろって言った時は逃げねぇクセに、人に逃げろなんて言うなボケー。』
”シューン!!”
アルベルノート『これで思い残す事がなくなりました。私は貴方の側にいられて幸せでした。』
”シューン!!”
ジジ『このーーーーー!!!!(魔女に向かって走る)』
魔女『遅いっっ!!バリアーーー!!!』
ジジ『ぬぁぁぁぁぁぁ!!!!』
魔女『倍返しだ!!死ねーーーー!!!!』
ジジ『ぬぁぁぁぁぁぁ!!!!』
''ドン!!”(曲は止まり暗闇になる)
モニター『おい、お前ら、、ストーリー完全無視だったな、、』
全員(トト、ジジ、ガガ、ミミ)『はっっっ!!!』
モニター『おまけに役名じゃなく、実名で呼び合ってたぞ、、』
全員『はぁぁぁぁっっっっ!!!!』
モニター『今まで持ち物だと思っていたカガミは急に喋りだすし、読者は混乱の極みだ。』
全員『は、ハァァァァァァァァ!!!!!』
モニター『普通、ドクロだ。まだ読み続けようとしている読者の気がしれない。』
全員『は?』
モニター『続行だ。』
全員『はあ〜〜〜。』
モニター『はーじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』
''ドン!''
(暗闇にタイトルが浮かび上がる)
『もしも魔女がシンデレラ級のヒロインになったら』
『乞うご期待!!』