■ はじめに
「鳥と舟」は、2019年4月より東京を拠点に活動しています。
演劇を中心にしながらも、アーティスト・コレクティブとして、朗読劇/短歌・詩/小説/絵画/写真/歌/美術・インスタレーションなどを横断し、物語を届けている集団です。
目標は、「200年先にも残る物語」をつくることです。
現在メンバーは11名で活動しています。
今年は、来年度の学校公演に向けて募集を本格化し、12月時点で所属者が7名増えました。
近いタイミングで合流した仲間も多い時期です。見学・稽古体験も可能ですので、ご興味のある方は気軽にご連絡ください。
■ 鳥と舟が大切にしていること
鳥と舟が大切にしているのは、
・叙情的で文学的な言葉
・泥臭いほどの人間ドラマ
・観客の心に、静かに長く残る物語
・そして、メンバーそれぞれの表現が“作品になる”こと
「演劇をやってみたい」「表現を育てたい」「物語を届けたい」
そんな気持ちを、作品としてかたちにしていく場所です。
■ 活動の特徴
1)大きな公演がない時期も、月一目安で発表の場があります
朗読劇イベント「ものがたりが灯る夜」を、月一目安で継続しています。
定期的に発表の機会があることは、経験にも自信にもつながります。
2)基礎稽古を継続して回しています
未経験の方、学生、社会人など、背景が違っても同じ土台に立てるよう、
呼吸/声/身体/テキストなどの基礎を大切にしています。
3)関わり方を相談できます
俳優としての参加はもちろん、創作・制作なども含めて、
それぞれの興味や得意に合わせて関わり方を相談しながら整えられます。
■ 主な実績
・2022|『一本の槍 -地方病とたたかった人たち-(再演)』
八戸ポータルミュージアム はっち(文化施設との共催)
・2023|『きみは愛を忘れている』
山梨県昭和町教育委員会主催(中学校体育館公演/約600名規模)
・2024|『累々と花は詠たう』/『シェイミィ、貴方と野のすべて』
・2025|グループ展『その人魚は海を知らない』(新宿眼科画廊)
・2025|『一本の槍 -地方病とたたかった人たち-(再演)』北とぴあ演劇祭(ペガサスホール)
・2025|朗読劇シリーズ『ものがたりが灯る夜』(シアターカフェ プロセニアム)
・2026|学校・地域公演(予定)
■ 応募要項
▼募集ジャンル
・俳優(舞台/朗読)
・声優・ナレーション
・モデル
・映像(撮影/編集)
・音楽(作曲/劇伴/歌唱)
・美術・衣装・メイク・デザイン
・イラストレーション
・広報・制作・運営サポート など
※「どれか一つでも興味がある」「仲間と一緒に作品をつくりたい」方を歓迎します。
▼応募条件
・経験不問/39歳以下
・連絡が取れ、チームでの活動を大切にできる方
・鳥と舟の作品・言葉・空気に惹かれた方
■ 活動概要
・活動場所:都内(北区の区民施設が中心)/オンラインも適宜
・活動頻度:週1〜3日
・時間:19:00〜22:00(調整あり/遅刻早退は相談可)
------------------------------------------------------------
■ 応募方法
下記の応募フォームよりお送りください。定員(数名)に達し次第、締切となります。
[応募フォーム]:https://forms.gle/EfPSjKfJ66onAJzE6
※応募フォームの利用が難しい方はメールでも受付します。
[メール]:toritofune@gmail.com
[X]:https://x.com/toritohune
書類確認後、オーディション(または面談)を行います。
見学・稽古体験も歓迎です。気軽にご連絡ください。
------------------------------------------------------------
■ 作品紹介
2019 「『ラヴ』」(サブテレニアン / 東京)
──“ラヴ”という競技が存在する世界のオリンピックが舞台。恋愛という感情の本質に迫る作品。激しい衝動、繊細な葛藤、そして人の愛のかたちを、舞台上の熱量と身体を通して表現する。
2020 「KIRIN-JI」(シアターグリーン BASE THEATER / 東京)
──観客が主人公となる“二人称演劇”。主人公の台詞は映像で提示される構造。天才“キリン”と出会ってしまった主人公を軸に性と死を描く。文学のように冷たく美しい言葉が響く。
2021 「正義 -人が人とよりよく生きるために行われるべき人の道に準じた正しい行い-」(川口市某ダンススタジオ / 埼玉)
──社会の外に置かれた少年とゴミ収集員との交流を描く物語。生まれや環境の違い、クオリアのずれが引き起こす悲劇を通じて、「正義」とは何かを問いかける。
2021 「また今日も私が生きている今があることを想う明日がある/一本の槍」(シアターグリーン BASE THEATER / 東京)池袋演劇祭
──池袋演劇祭で上演した二部作のうちのひとつ。115年にわたって地方病と闘った土地で、異なる時代に生きる三人の女性が想いを未来へとつないでいく物語。鳥と舟の代表作とも呼べる作品で、最も泥臭く、最も心に響く作品として多くの共感を呼んだ。
2021 「また今日も私が生きている今があることを想う明日がある/河原の石」(シアターグリーン BASE THEATER / 東京)池袋演劇祭
──池袋演劇祭で上演した二部作のうちのひとつ。115年を生きた医師のもとを肉親が訪ね、人生を辿る物語。家族を想う気持ちと、「不治の病」と呼ばれた地方病に挑み続けた歴史が、静かに胸に迫る。
2022 「一本の槍 -地方病とたたかった人たち-(再演)」(八戸ポータルミュージアム はっち / 青森)
──パフォーミングアーツ公演事業の第一弾に採択され、文化施設との共催公演として一本の槍を再演した。
2023 「掌の演劇」(con ton ton vivo / 東京)
──バーで飲食を楽しみながら観劇できる朗読劇シリーズ。出演者へのヒアリングをもとに個性を引き出す物語を青井直人が書き下ろし、お客様との交流を大切にしたジャンル横断型の公演。
2023 「きみは愛を忘れている」(昭和町地域交流センター / 山梨)
──山梨県昭和町教育委員会主催の学校・地域公演。記憶を失った少年が、過去に地方病が蔓延していた土地で封じた記憶と向き合っていく物語。幻想と現実が重なり合う中で、愛と命の記憶が浮かび上がる。
2024 「累々と花は詠たう」(メルシアーク神楽坂 / 東京)
──西暦2984年、退廃した未来の教室で、主人公は同級生の美しい少女に「私の遺書を短歌で詠んで」と頼まれる。150首以上の短歌によって紡がれた、詩的で幻想的なSF作品。
2024 「シェイミィ、貴方と野のすべて」(メルシアーク神楽坂 / 東京)
──過酷な環境に生まれた少女が、さまざまな人との出会いを通じて自分自身の輪郭を見つけていく物語。夢と現実が溶け合うような、美しく力強くあたたかなファンタジー。
2025 「グループ展『その人魚は海を知らない』」(新宿眼科画廊 / 東京)
──俳優たちの多種多様な魅力を、小説、絵画、写真、メイク、衣装制作、切り絵、カリグラフィー、廃材アート、ネイルアート、短歌、インスタレーションなど、多彩なアプローチで物語として立ち上げた。
2025 「一本の槍 -地方病とたたかった人たち-(再演)」(北とぴあ ペガサスホール / 東京)北とぴあ演劇祭
──東京都北区王子で行われる北とぴあ演劇祭にて『一本の槍』を再演。山梨の人々の100年を超える闘いの歴史を、2021年以来4年ぶりに東京の人々に語り継いだ。
2025 「ものがたりが灯る夜」(シアターカフェ プロセニアム / 東京)
──掌の演劇以来の、飲食を楽しみながら観劇できる朗読劇シリーズ。月一での実施を目標に、連載作品の上演やオリジナル曲の歌唱、所属メンバーの作・演出作品の上演など、俳優たちの個性が際立つ朗読劇。
2026 「鳥と舟 航路展『いつか灰になる光の側から』」(BaBaBa / 東京)
──ギャラリースペースにて鳥と舟のこれまでとこれからを詰め込んだ企画展を実施予定。過去作を中編に再構成し、新作とともに上演する。
2026 「2026年度中学校公演(仮)」(山梨)
──学校・地域公演。三年ぶりに実施予定。
------------------------------------------------------------
■ 募集のまとめ
・劇団「鳥と舟」メンバー募集(東京拠点)
・アーティスト・コレクティブとして多様な表現で物語を届けています
・目標:「200年先にも残る物語」をつくること
・月一目安の朗読劇イベント「ものがたりが灯る夜」/基礎稽古を継続
・経験不問・39歳以下/週1〜3日(19〜22時)
・応募:https://forms.gle/EfPSjKfJ66onAJzE6