2025年 第9回表現とアレクサンダーテクニーク 「悲劇(ドラマ)の誕生」
主催:アレクサンダーテクニークスタジオ東京 ディレクター:細井史江
アレクサンダーテクニークを使うことで「表現」を深めるためのWSです
https://www.alexander-tokyo.com/ws/%e7%ac%ac%ef%bc%99%e5%9b%9e%e3%80%80%e8%a1%a8%e7%8f%be%e3%81%a8%e3%82%a2%e3%83%ac%e3%82%af%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%af%e3%83%8b%e3%83%bc%e3%82%af%e3%80%80%e3%80%8c%e6%82%b2
ドラマとは「登場人物の行為・行動を通して物語を紡いでいく、芸術表現の一形態」です(ウィキペディア)。ならば、私たちの日常は行為や行動を通して物語を紡いでいることになりますが、「ドラマ(チック)」と感じる時は、そこに亀裂や矛盾、葛藤が生じ、それまでとは違った位相が現れた時ではないでしょうか。理性と感情、こころとからだ、言葉と行為、形のあるものとないもの…自由なこころとからだは二極にあるように見える世界も、自在に行き来を楽しめます。アレクサンダーテクニークを使って、「ドラマ」の誕生に立ち合い、その世界で遊びましょう。
(全体の構成と内容)
大岡信、谷川俊太郎などの現代詩を題材に、詩の世界を身体的に理解し「表現」するための3日間です。詩を生む身体、詩の言葉を発する身体をアレクサンダーテクニークで調えます。事前準備として、アレクサンダー基礎クラスを設けました。アレクサンダーテクニークを理解し、動けるこころとからだを学びます。後半の2日間は、それを土台に、自分のこえ、からだ、動きの可能性を拓き、深める体験を重ねます。「ことば」を発し、人に伝えあうために何が必要か試しましょう。アレクサンダーテクニークを表現に役立たせ、詩の言葉のリズム、ひびきを味わい、身体化します。
会場:ヴォイス&アクターズ道場
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-36-7 アルテール池袋 309(池袋駅より徒歩4分)
日時:2024年7月21日(祝・月)10:00~13:00
8月10(日)、11日(祝・月)10:00~17:00
個別の参加も可能ですが、3日間通してのご参加をお勧めします。
参加費用:3日間 34,000円(学割:17,000円)
7月21日のみ 6,000円(学割:4000円)
8月10、11日 2日間 30,000円(学割:15000円)
8月10、11日 どちらか1日のみ 16,000円
内容)
7月21日(月・祝)10:00〜13:00 アレクサンダーテクニーク基礎クラス
「とらわれないこころ 動けるからだ」
講師 細井史江、 アシスタント 松本マキ、福士恭子
まず、アレクサンダーテクニークの原理を紹介します。それを使って、自分という「楽器」を知ることから始めましょう。音楽家が最高のパフォーマンスのために、自分の楽器を最良の状態にメンテナンスするように、自分を調整しましょう。自分の楽器の持つ音色や強度など特性を知ることも必要です。
・アレクサンダーテクニーク基礎 ・人体の構造と動き
*次回参加者には、詩をお渡しします。8月10日までによく読んでおいてください。
8月10日(日)10:00〜17:00 「動きとことば(ドラマの中で)」
講師 細井史江、 アシスタント 松本マキ
日常の動きを観察し、ドラマ(チック)な場面での人間のこころとからだの動きを考えましょう。亀裂や矛盾、対立に耐え得る、等身大より少し拡張したからだ、それを自らの言葉として発することのできる声とからだを見つけましょう。あなたの中のいきいきとした生命体の動きを発動させ、自分自身のリズムやトーンを見つけましょう。
準備:事前にお渡しする詩をよく読み、味わってください。
8月11日(月・祝)10:00〜17:00 「詩の世界で遊ぶ」
講師 細井史江、 アシスタント 松本マキ
詩を生む身体、詩の言葉を発する身体とはなんでしょう。
大岡信、谷川俊太郎などの詩の世界を自分の声と身体を使って表現します。
(講師プロフィール)
細井史江
STAT公認教師トレーニングダイレクター。アレクサンダーテクニークスタジオ東京(ATST)主宰。
ロンドンで資格取得後も、母校で後進の指導、王立音楽院、ジュリアード音楽院の学生、教授などの音楽、演劇関係者から若年層まで多様な教授経験を積み、2005年帰国、ATSTを立ち上げる。
大学、劇団、国内外の夏季コースなどの要請を受け、音楽家、俳優などパフォーマー向けのクラスを担当。 表現者の育成とサポートのために「アレクサンダーテクニークと表現」「表現とアレクサンダーテクニーク」を定期開催している。2015年にイラン・レイシェルと始めた「表現とアレクサンダーテクニーク」では古典芸能、音楽、演劇などの分野の第一線で活躍する実演家と稽古のプロセスを考える協働作業をする実験にも取り組んだ。
イギリス、アメリカ、イタリア、ドイツ等、海外のセミナーや講習会など海外での仕事も多い。
STATより教師トレーニングの認可を受け、2013年よりATST教師トレーニングスクールを開校。
主な著作、出版:Hite社出版のThe Technique as Personal Cultivation (日本の芸道の「修行」の視点からテクニークの考察)Connected Perspectives
訳書P・マクドナルド著「アレクサンダーテクニーク〜ある教師の思索〜」(幻冬社)
松本マキ
STAT公認教師。ATST専任講師。東京学芸大学 芸術スポーツ文化課程 音楽専攻(声楽) 卒業。アレクサンダーテクニークスタジオ東京卒業。2020年3月までよみうりカルチャー八王子にて講師を務めた。学生時代には即興演劇を探究するゼミ「インプロゼミ」に所属。インプログループ SAL-MANE(サルメーヌ)のメンバーとして2017年2月まで公演活動を行った。原宿俳優スクール「グリーンロード」講師。
お申込み:https://forms.gle/1ZS8T7zNnLFtkcb98
予告動画
https://www.youtube.com/watch?v=AjkqayyGES0
谷川俊太郎
『自分を空っぽにしていると、思いがけない言葉が入ってくる』(「詩を書くということ」より)
【ハラスメント防止のための取り組み】
恫喝、罵倒などの威圧的、暴力的な言動や、許可のない身体的接触は行いません。
あらゆる差別と暴力を容認せず、誰もが心身ともに安全で、安心できる環境づくりに努めます。
ワークショップ指導者と参加者が2人きりになることはありません。
英国STAT(アレクサンダー教師協会)の公認教師があたり、STATが定めるハラスメント防止、教師倫理規定を遵守します。