役者がメンテナンスでき、新しい知識やインスピレーションを得られるワンデイワークショップ。
今回のテーマは「サイコロジカルジェスチャー(心理的動作)」にです。このサイコロジカルジェスチャーはチェーホフテクニックで最も有名なツールの一つです。
何かを「求める」とき、誰かを「拒否する」ときに、仕草や動作として人は体を動かします。そして体が動くように、人の内面も「求める」「拒否する」ように動きます。このように心と身体は車の両輪のように連動しており、チェーホフテクニックではこの連動する作用をサイコフィジカル(心と身体)といってテクニックの根本となる考えにしています。サイコロジカルジェスチャーはこの作用を使い、体を動かすことで演技に必要な役の内的な気持ちや思考を呼び起こす、内面をコントロールするテクニックです。これにより役の内面の動機や葛藤などを体の動きを使って見つけて、俳優として実感できるようになります。
今回のテキストはダイアローグを用いて、このテクニックで他の役者とどのように交流するか試してみます。
▼内容
・役の願望を動き(ジェスチャー)で表してみる。
・ジェスチェーの種類を増やし、表現の幅を広げる。
・役の動きの質(クオリティ)を見つける。
・ダイアローグを使い、他の役者と交流する。
▼使用テキスト
テネシーウィリアムズを予定しておりますが参加者の状況で変更します。
※参加者の状況により変更があります。
▼対象者
18歳以上の心身が健康な俳優
▼受講料
3000円
▼日時
3月12日(日)13:30~16:30
※30分前に開錠します。
▼場所
K‘Sスタジオ新館
〒166‐0003
東京都杉並区高円寺南1-6-3
ISOビル4階
https://koenjiksstudio.wixsite.com/mysite/blank
▼申込方法
HPの「APPLICATION」より申込できます。
https://www.michael-chekhov-tokyo.com/
▼講師紹介
秋江 智文
俳優・演技講師・演出家
マイケルチェーホフ東京代表
21歳のときマイケルチェーホフの著作『To the Actor』を読み、強く感銘を受ける。25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやスピーチテクニックを学ぶ。また『マイケルチェーホフロンドンスタジオ』(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)にも師事する。現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケルチェーホフテクニックを体系立てて教えている。
【ハラスメント防止のための取り組み】
「俳優が他者と演技を学びを深め、創作に励み、挑戦するために、演劇空間が心理的・精神的に安心・安全を感じ、その場にいる全ての人の存在を認め、敬意を払える」ことができるように運営に努めます。
具体的に下記のことを行ないます。
・講師は参加者に対して暴言や暴力、恫喝、強要、威圧的な態度、無視等の行為をとりません。身体的な接触は指導のために必要な場合だけ、社会通念上適切な箇所にのみ行います。
・エクササイズの内容に不安がある場合、参加者はそのエクササイズへの参加を拒否することができます。
・参加者の方に不必要な性的表現や身体的接触を要求したり、あるいはプライベートな事柄を開示するよう要求することはしません。
・ワークショップ内で行うエクササイズは参加者個人のセクシュアリティ・年齢・経験等に配慮して進行します。
・台本を扱う際、性的表現や身体的接触、あるいは暴力が書かれているような場合、役者同士の了承を得たうえで行います。
・エクササイズに対してのフィードバックや感想など意見交換をうながし、どの参加者も発言の機会が得られるようにします。
・参加者にも他の参加者や講師に対するハラスメント、ヘイトスピーチや暴言、暴力等の不適切な行為を控えていただくようお願いします。万が一上記のような行為があった場合には、ワークショップを進行する講師として断固とした対応をとり、場合によってはその方の参加をお断りし、退室していただきます。
・万が一、参加者間でエクサイズを逸脱するようなハラスメント行為が生じた場合、講師および主催者は迅速かつ正確に事実関係を確認し、被害者に対して適切な配慮の措置をとります。また加害者に対しても適正な措置をとるとともに、再発防止のために必要な措置を講じます。
・参加者からいただいた連絡先へ、ワークショップの告知以外で連絡を取ることはしません。
・参加者から進行に関してご意見や相談をいただいた場合には速やかに対応をとります。
・ワークショップに関するご意見や苦情は講師、主催、スタッフにお伝えいただくか、または以下の指定相談窓口にご連絡ください。
https://harassmentmadoguch.wixsite.com/list