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ギリシャ劇シリーズ⑥第89回『本読み会/ジャン・アヌイ』のお知らせ

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    カテゴリ:ワークショップ告知 返信(0) 閲覧(71) 2022/08/07 18:17

いつもお世話になっております。『本読み会』です。

(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
https://honyomikai.net
をご覧ください。)

次回の開催情報をお知らせいたします。

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第89回『本読み会/ジャン・アヌイ』
https://honyomikai.net/2022/08/07/89th-information/

■作家
ジャン・アヌイ

■作品
『アンチゴーヌ』
翻訳:芥川比呂志

収録
『アンチゴーヌ-アヌイ名作集』
『アヌイ作品集〈第3〉(1957年)

■日時
9/9(金)17:30〜21:30

■場所
都内・文京区周辺
※詳細は参加者に個別にご連絡差し上げます。
※新型コロナウィルス感染対策についてはコチラ(https://honyomikai.net/2021/11/07/to-prevent-coronavirus2021/)をご覧ください。

■参加費
お一人様500円
※学生さんは無料です!参加申し込みの際に、“学割希望”をチェックしてください。

■作品について
ジャン・アヌイは、1910年フランス生まれ、20世紀を代表する劇作家の一人です。同じくフランスの劇作家ジャン・ジロドゥ(ギリシャ劇シリーズでも『トロイ戦争は起こらない』を取り上げましたね)に憧れて劇作を始めた彼は、非常に多作な作家で、様々なテーマと作風で数多くの作品を残しました。

そんな彼のたくさんの作品の中でも群を抜いて有名だと言えるのが、ジャンヌ・ダルクを描いた『ひばり』や、今回取り上げる『アンチゴーヌ』でしょう。どちらも世界中で(もちろん日本でも)上演が繰り返されている傑作です。

『アンチゴーヌ』は、1941年執筆、ドイツ占領下のフランスで初演を迎えました。“アンチゴーヌ”とは、ギリシャ悲劇中で最も有名なキャラクター、“オイディプス王”の娘で、兄の埋葬の是非を巡って叔父クレオン王から迫害を受けた人物です。ソフォクレスの描いた『アンチゴネー』をだと言った方が伝わりやすいかもしれません(ちなみにソフォクレスやアヌイの他にも、詩人ジャン・コクトーや劇作家ブレヒトもアンチゴネーを題材に劇作を行っています)。
アヌイは、ギリシャ神話中でもとりわけ有名なアンチゴネーのエピソードを、強力な自我を持つ英雄的神話的人物アンチゴーヌと、世俗的価値観の体現者とも言える現実主義者クレオンの対立・対決の物語として書き上げました。時代背景を考慮し、ナチスドイツに対するフランスの抵抗を重ねて読む向きも多いようですが、個人的にはもう少し本質的な、相容れない二つの価値観の決定的対立といった視点で捉えることもできる、深みのある作品だと感じています。

ちなみに私はクレオン派かも?笑
当日は二つの価値観のぶつかる対話を、皆で一緒に楽しめればと考えています。

■おねがい
『本読み会』は、皆様と戯曲の出会いを大切に考えております。図書館やインターネット等を利用し、戯曲はご自身で入手していただければ幸いです。(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)

ですが、なかなか手に入りづらい戯曲が多いことも事実です。どうしても手に入らない場合、お早めにご連絡いただければ、当日テキストのコピーをご用意いたします(実費のご負担をいただきます)。

作品を事前に読んでくるかどうかは、参加者の皆様にお任せいたします。事前に一度目を通しておくと、物語の流れや構造を落ち着いて味わうことができます。読まずに参加した場合は、まるでお芝居を観ているかのように、物語の展開をハラハラドキドキ楽しむことができます。ご自由にお楽しみください。

■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。

皆様のご参加をお待ちしております!

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参加申し込み、お問い合わせはコチラまで

『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net

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■参加申し込み/お問い合わせ

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■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)

また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。

『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。

皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。


『本読み会』
大野遙
【ハラスメント防止のための取り組み】
『本読み会』は毎回開催のたびに広く一般から参加者を募っております。継続して参加してくださっている常連の方はいますが、会に所属するとか、参加が強制であるとか、そういった閉鎖的なタイプのコミュニティではありません。
主催と参加者の間にも、なんら上下関係のようなものはなく、本読みの際にもダメ出しのようなことは行いません。純粋な“読書会”としてお考えいただければと思います。
ちなみに『本読み会』の主催二人は、一人は大学で演劇教育に携わる教員、もう一人は臨床心理士です。どちらもハラスメントは専門領域であり、防止に対する意識、常識的感覚は、他団体に劣らず持ち合わせていると自負しております。安心してご参加いただければと思います。
  • オーディション実施者は合格者になるべく早く契約書を提示し、正式な契約を結びましょう。双方が納得できる公平で健全な関係を築き、突然の参加キャンセルなどのトラブルを回避しましょう。
  • オーディション合格者はなるべく早く実施者から契約書を受け取り、よく読んだうえで正式な契約を結びましょう。想定外のチケット販売ノルマやグッズ買取の強要などから身を守りましょう。