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【毎瞬間、真実をもって相手と関わる演技】マイズナーWS9日間集中コース 8/17~ 割引数種あり

  • 西村壮悟 西村壮悟(0)

    カテゴリ:ワークショップ告知 返信(0) 閲覧(64) 2022/07/10 14:48

【このWSの概要】
9日間のワークショップで、リピテションエクササイズを中心としたマイズナーテクニックのトレーニングに集中的に取り組み、最終的に台本を使ったシーンワークで、このテクニックがどのように演技に活かせるかを探求します。

マイズナーテクニックのやり方も様々なのですが、私はロンドンのインパルスカンパニーでスコット・ウィリアムズ氏に学び、より健全に、より相手を受けた演技でスリリングなシーンを作れると実感しました。
帰国後、日本でも同じ演技の言語を共有できる仲間が欲しいと思い、これまでワークショップを継続しています。

私のマイズナーテクニックの教え方の一番の特徴を端的に説明すると
「自分に起こることは、自分の内側ではなく相手がすることによる」という考え方です。
一番大事なのは自分の感情や頭で考えたキャラクターでもなく、目の前にいる相手だという考え方は、あなたを自意識から離れさせ、嘘のない真実の状態でいさせることを容易にします。
そして、技術的なことに加えて稽古場の環境づくりを大事な要素としてファシリテートしています。
その瞬間瞬間、真実の状態で他者と関わるからこそ、俳優が自分のことを心配しなくても良いと思える安全な環境が必要です。ポジティブな環境で、のびのびとチャレンジしてもらうことを心がけています。

サンフォード・マイズナーは演技を「与えられた状況下で真実のある状態で生きる能力」と定義しました。
その能力を獲得するために、演技の要素を分解し段階的に技術を積み上げていきます。
なので、このWSではいきなり「台本をやってみよう」とはしません。
まず、リピテションエクササイズで相手と関係をとるワークを通じて、観察する力と、そこから生まれた衝動のままに反応する力を鍛えます。さらに言葉を使わない身体的なエクササイズを使ってリピテションの要素を後押しします。
そして「シーンを演じる」ために必要な要素を積み上げていきます。
土台となる技術を固めてから、台本分析を一番最後にやり、積み重ねたテクニックを使って実際にシーンを演じます。


【ハラスメント防止対策】
マイズナーワークショップはあらゆるハラスメント、特定の属性を持つ個人や集団を対象にした差別的発言・行動に反対します。

「共に創作をする、あるいは共に演技トレーニングをする仲間の存在価値を認め、敬意を払う」という価値観を最重要視します。

まず、当ワークショップで行うマイズナーテクニックは主となるリピテションエクサイズが「そのとき相手から受けた刺激によって生じた衝動のままに反応する」ものである特性上、身体接触を全て禁止とすることは、演技トレーニングとしての効果を損なうため、いたしません。

健全なトレーニングを逸脱することを起こさないために、まず上記の価値観を参加者の方にも周知するとともに、危険な行為やハラスメント行為が起こらないようにルールを設定します。また、リピテションエクサイズにおいても、その他の身体的エクサイズにおいても、身体接触がある場合は事前に説明をします。

●ワークショップが安全で健全に進行されるよう以下の対策をとります
全ての参加者が心理的に安全と感じられるような環境を作るようにします。
具体的には、
・ワークショップ内で行うエクササイズは参加者個人のセクシュアリティ・年齢・経験等に配慮して進行します。
・講師は参加者に対して暴言や暴力、無視、威圧的な態度、等の行為をとりません。身体的な接触は指導のために必要な場合だけ、社会通念上適切な箇所にのみ行います。
・エクササイズの意図やルールを説明します。
・参加者の方に性的表現や不必要な身体的接触を要求したり、あるいはプライベートな事柄を開示するよう要求することはありません。
・台本を扱う際、性的表現や身体的接触、あるいは暴力がト書きに書かれているような場合、それを実行するよう求めることは絶対にありません。
・エクササイズに対してのフィードバックや感想など意見交換をうながし、どの参加者も発言の機会が得られるようにします。
・ただし、参加者にヘイトスピーチや暴力等の不適切な発言・行動があった場合には、ワークショップを進行する講師として断固とした対応をとり、その方の参加をお断りし、退室をしていただきます。
・参加者からいただいた連絡先へ、ワークショップの告知以外で連絡を取ることはしません。
・参加者から進行に関してご意見や苦情をいただいた場合には速やかに対応をとります。


【主催者からのメッセージ】
台本を使用した演技をする段階でものを言うのが、基礎の力です。
それっぽい声や台詞回しの「お芝居モード」にならず、そのときそこにいる相手と自分で関係をとる、演技の基礎的な力。
お芝居モードにならないことは、最初はあなたを落ち着かなくさせるかもしれません。でも積み重ねていくうちに、がんばって何かをやろうとするよりも自分がすでに持ってる力を信じたほうが可能性があると気付くはずです。

愛するにしろ憎むにしろ、他者に影響を与えあい関わるのは、
たとえそれが虚構のなかであっても勇気が要ることで、怖いことでもあります。
でもそこに踏み込み、俳優の心が本当に響き合っていれば、必ず観ている人の心を動かす美しい瞬間が生まれるはず。
チャレンジングで楽しく、返ってくるものが多い時間になるのは間違いありません。
未知に飛び込み、どこに行くか分からないということも含めて、一緒に楽しみましょう。


【このワークショップを受けるメリット】
・ポジティブで安全な環境のなかで失敗や批判を気にせず挑戦できるので、自分の表現の幅を広げることに集中できる。
・自分発信の演技ではなく、相手を受けた演技ができるようになる。
・演技を邪魔する自意識から離れる術を見つけられる。
・反応の幅を増やせる。
・俳優としての自由度が上がり、個性を出せるようになる。
・自分の直感や本能をより信じられるようになる。
・学んだテクニックを実際にシーンスタディで実践できる。
・コース終了後は毎月開催のリピテション会やシーンクラスに参加することができます。「俳優としてのトレーニングを継続する場」が得られます。

使用するテキストは葛藤がはっきりと描かれているシーンを使用します。この先どんなスタイルのお芝居をやっていくにしてもベースとなる技術を身につけていきます。


【コロナウィルス感染防止対策を取りながらの開催です】
・参加人数上限を通常時よりも減らします
・検温を実施し、37.5℃以上の方は参加を見合わせていただきます。
・手指の消毒、手洗いにご協力いただきます
・不織布マスクを常時着用といたします
・可能なかぎり常に換気をします
そのほかにも、主催者が必要と見なした対策を実施する場合があります。
また、感染状況を鑑み開催することで参加者の感染する危険性が著しく高くなると判断した場合、開催を中止する可能性があります。


【対象】
俳優、新しいものを吸収し向上するために真摯にチャレンジする意志のある方。マイズナーの経験がなくても大丈夫です。


【日時】
2022年
8月
17日(水) 10:15~17:00
18日(木) 10:15~17:00
19日(金) 10:15~17:00
22日(月) 10:15~17:00
23日(火) 12:30~17:00
25日(木) 10:15~16:45
26日(金) 10:15~17:00
28日(日) 10:00~16:45
29日(月) 10:00~16:45
(計9日間)

※NG、遅刻・早退は基本的に可。オーディションや稽古、撮影と重なる等、事前にご相談ください。


【会場】
杉並区・港区のスタジオ


【参加費】
33,000円

●「リピテション割引」 1,500円引き
これまでに西村壮悟によるマイズナーワークショップに参加したことがある「リピーター」の方対象
●「早期割引」 1,500円引き
8月3日までに参加費ご入金がお済みの方
※1との併用可
●「U25割引」  29,000円
25歳以下の方
●「学割」 29,000円
30歳以下の学生の方
※養成所所属の方は週3日以上クラスがあることが条件


【参加お申し込み方法】
メールにてお申し込み。

so5246ra@gmail.com まで、
件名を「8月集中コース参加申し込み」とし、本文に下記を明記のうえ、ご送信ください。

①お名前(ふりがな)
②ご年齢 (例)「30代中頃」等、だいたいでも結構です
③性別(女性、男性、その他etc ※シーンを考えるため)
④ご連絡先(電話番号とメールアドレス)
⑤(あれば)ご所属
⑥(もしあれば)期間中のNG、遅刻・早退
⑦マイズナーテクニック経験の有無(あれば、どこで習ったかも)
⑧出演歴や養成所でのトレーニング等、主な経歴
⑨このWSを何で知ったか
⑩健康状況や身体的なことなど配慮が必要なことがもしもありましたら可能な範囲でお書きください
⑪上記の割引適応希望の方は、その旨お申し出ください

その後、こちらから返信いたしますメール記載の銀行口座に参加費をお振り込みいただき、ご入金の確認が取れた時点で、ご参加が確定し、参加枠が確保されます。

※メールのお申し込みだけでは確定とはなりません。お申し込み時に空きがあってもご入金まで間が空いてしまった場合、後から申し込まれた方が先にご入金され、枠が埋まってしまうこともありますのでご注意ください。


【キャンセルポリシー】
開催前に参加者の皆様にアンケートをとり、プログラムとシーンを準備します。
・開催12日前までのキャンセルは、ご入金いただいた参加費全額返金。手数料として500円を差し引いて返金させていただきます。

なお、WS開始11日前以降から以下のキャンセル料を頂戴します。
・8月6日以降 参加費の30%
・8月10日以降 参加費の50%
・8月13日以降 参加費の100%
(コロナ感染の疑い等による止むを得ないキャンセルの場合、次回以降のWSの参加費にあてることができます)

NG、早退・遅刻は基本的に可といたしますので、(シーンワークのペア決めのため)分かり次第ご連絡ください。


【定員】
約10名 先着順

最少催行人数を6名とさせていただきます。参加希望者が6名に満たなかった場合は各日の時間を短縮、または開催をキャンセルさせていただく場合があります。


【これまでのワークショップ参加者の感想】
僕が何よりも収穫に感じたことは、リピテーションのワークの延長線上としてテキストに取り組むことができ、そしてその効果を強く感じることが出来たことでした。
相手役から入ってくる情報量が格段に上がり、そこから生まれる衝動にちゃんと気付く、そしてそれに従うことを自分に許す、
そうしても大丈夫なんだと知ることが出来ました。
ーホリユウキ

稽古場に、利害関係がなく、萎縮したり威圧されたりが皆無で、もうどれくらい久しぶりにこんなに自分のためだけのレッスンを受けられてるか、、、思い出せないくらいです。うまくいかないことも恐れず、試す場所がもてて、ほんとにラッキーでした。
ー間瀬英正

『僕は、素直で良いのだ』
一番の収穫だと思います
人間の動物性(野生)を自身で認識し許せたとき、初めてコミュニケーションの根源、その入り口が開くんじゃないかなと感じました
本能的であればあるほど、行動と目的の核が自ずと拾えてくる
そこから人間性(社会性)をくっ付け始めて、生活の中に居るワタシに成っていくのかなと
時間がかかるけど、一切無駄が無い
技術に昇華されたとき、きっと物凄い速度でその過程をクリアし、戯曲の、生きた人としてアナタと対面できる気がしました
ー関淳平

自分の中の演劇の仕方みたいなものが、煮詰まったり凝り固まっていたと思うのですが、少しずつほぐれてきて良かったです。頭が強い人にほどおすすめしたくなるWSでした。
だんだんと心も身体も開放的になり、自分に嘘をつかなくなってきて、語彙も増えました。また、シーンをやる上で必要な準備(主に読解)がシンプルになって良かったです。
ー小川結子

濃密な時間を過ごせてとても楽しかったです。
撮影と被ってしまうこともあり、課題にしっかり取り組めるかどうか不安もあったのですが、逆に集中が増してとても身になる日々を過ごすことができました。
今まで台詞をこんな短期間で身に染み込ませられたのは初めてでした。
それはワークのやっていった順番が効果的だったことや、それを素直に受け止めてやることが出来たからだと思っています。
今まで様々な場所でやった事がやっと実を結んだ感覚を覚えました。自分の芝居の大きな指針にしていきます。
ー本多晴

シーンワークに関していえば、
結局考えていたことを手放してその場の衝動にかなり流された(そのあとのフィードバックで良いことだと指摘してもらいましたが、自分でもそう感じています。)のが非常に面白かったです。流されたけど、シーン理解を進めていたことと相手に任せていたことで、逆にアンカーが付いていた感覚というか。
ー三原一太

僕はどうしても芝居中自分を客観的に見過ぎてしまう癖があり怒りのシーンや悲しみのシーンがしているフリになってしまう傾向にありました。
それが今回、ダイアローグでもモノローグでも素直に心から思ったセリフを言うことが出来ました。
西村さんは教えると言うよりも一緒に考えてくれるタイプの方だったため自分で発見ししっかり噛み締めることが出来ました。
ー福岡悠莉

辿っていったステップが有効だったのか、安心して参加できる環境・関係が育っていってか、いずれにしろ自分にとってフィットする構成、ファシリテーションだったようで、想像以上に自分の内面や体が素直に開いていってくれました。そうごさんが参加者の様子や、状況を丁寧に見ながら、適切なフィードバックや進行(案内人、というイメージなのですが)をじっくりとしてくださったからこそと思います。「頭で考えてしまう傾向がある」という自分自身の認識を超えて、「ちゃんと相手のことを聴き、感じて、自分の体や心が動いている。それによって言葉(セリフ)を発したり、動いたり(動かされる感覚)、しているな」と思える状態を経験できたことが驚きで、また、「決してできないわけではなくて、そのチャンネルをつなげていくことはできるのだな」と思うことができました。                                                         ー田渕瀬那


【マイズナーワークショップ講師プロフィール】
西村壮悟 (にしむらそうご)
小劇場から商業演劇まで幅広く出演。文化庁新進芸術家海外研修制度で2017年から約一年間ロンドンに留学。ジェレミー・ストックウェル氏、スコット・ウィリアムズ氏、木村早智氏に師事。2018年よりホスピタルシアタープロジェクトに参加し、主に障碍を持つ子どもと家族のための演劇を創作。2020年は、オンライン演劇『音の世界』を演出、Kawai Project リーディング『リア王』に出演。エイベックス・アーティストアカデミー講師。2021年-2022年新国立劇場こつこつプロジェクト『テーバイ』に参加。
  • オーディション実施者は合格者になるべく早く契約書を提示し、正式な契約を結びましょう。双方が納得できる公平で健全な関係を築き、突然の参加キャンセルなどのトラブルを回避しましょう。
  • オーディション合格者はなるべく早く実施者から契約書を受け取り、よく読んだうえで正式な契約を結びましょう。想定外のチケット販売ノルマやグッズ買取の強要などから身を守りましょう。