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「ガラスの動物園」への投票一覧

1-3件 / 3件中

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投票者 もらったコメント
tottorytottory(2997)

4位に投票

実演鑑賞

滋企画第3弾。前作のオセロ(演出は唯一無二の鬼才西悟志・・彼を引っ張り込むだけ佐藤滋はスゲエと思ったものである)。パズルを出題され解かれるのを見るような遊戯の内に、鋭く人間の本性を暴くナイフが仕込まれているといったようなエライ舞台だった。
本作は演出(+音楽)にヌトミック額田大志氏を招いた。主宰の狙いを想像しながら、興味津々で劇場へ出かけたが、水のように染み入る「ガラスの動物園」であった。
この演目は三度目。最初が一昨年だかのイザベル・ユペール出演の仏語舞台、ごく最近であり、続いて渡辺えり演出の生演奏付きのスタイリッシュな濃い舞台。どちらとも異なる舞台空間であるが、すみだパークシアターを奥行き深く使って動き回る俳優たちを眺める仕様で、この心地よさは何だろうと今考えると、恐らくズームの代わりに遠近法を用いていたかに思う。向こうの方で何かやってるってのは、青年団がやった現代口語演劇の「背中を向けて何かやってる」光景に通じる。俳優はほぼ客席への見え方ではなくその場で相手とのみ成立するコミュニケーションを交わしている。
人物造形もその精度は役者の本人性が最大限反映された作りに拠るものか。とりわけアマンダが独自の風情。押しつけがましく過去の栄光を語ってウザいが、日本の「おっ母さん」である。
人物それぞれの心情、感情が作品の出自(国籍)を感じさせず、迫って来る。ローラをヴェールに包まず主張をストレートに伝える。紳士然としたジムの罪のなさ、主人公トムの出奔を決意する哀しみと罪の疼きが粒立ってこちらに入って来たものである。幸せな時間を味わう贅沢を噛み締める。

FIGFIG(410)

4位に投票

実演鑑賞

どの俳優も素晴らしいが、特に女優二人は秀逸。演出もよく工夫され、細部に至るまで考え抜かれていると感じられる。すみだパークシアターの舞台を目一杯広く使って奥行きや横の広がりを効果的に使っている。

papamomo 老年団・サポート・センターpapamomo 老年団・サポート・センター(164)

1位に投票

実演鑑賞

翻訳:小田島恒志 演出/音楽:額田大志(ヌトミック)
佐藤滋推しです。故に以下、バイアスがかかっています
あっ、ヌトミックも大いに好みです。以下、バイアスが 2倍になっています
素晴らしかった!笑
いや、最後近くでは泣いていた
戯曲は未読、上演を観るのは今日が初めて
Intermission前は説明的な部分ということと受け取れた。西田アマンダの切れと、夢は持っているけどいやいや滋トム、原田ローラの薄幸さを位置付ける。ここでそれぞれの俳優の技量、技が。佐藤滋は前説から佐藤滋の人柄が満載。姿が良い、手がデカい。そして、高く広い、すみだパークシアター倉に舞台美術の映えること。遠近を強調した床。その床/壁を這い、伸びて縮む陰と光
後半はそら惚れるやろ大石将弘ジムが良い。正直、彼のカウンセリングで身構えてしまうローラがほどけて行く、人と人が向き合うシーンに涙が。そう見せる演技が凄い
戯曲にそうあるのか、滋トムが霊としてそこに在るが如く居る、その気持ちにも心を動かされた
最後のシーンで蝋燭の焔を吹き消すシーンも良かった。これも戯曲にあるのだろうか
大石将弘さんと原田つむぎさんの二人のシーンでの原田つむぎさん舞台真ん中で正面を向いておられる時の表情が凄かった。最前列で見たので見れたのかも知れない
額田さんの音楽、岩城保さんの照明、これは良いのは観る前から判っていた。で、上演を見て、そうだった。闇と陰を操り、壁に影を切り取る光、息を呑む見入る観客。最前列だけど背中でそれが判った。あと蓄音機のジリジリ
ガラスの動物園を読んでみたくなった
滋企画のこの上演が『ガラスの動物園』の個人的な原器となる訳だ

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