CoRich舞台芸術アワード!2020

「ツバメの幸福」への投票一覧

1-3件 / 3件中

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投票者 もらったコメント
FenegyFenegy(1387)

5位に投票

シーンに合った照明の綺麗さ、風や雨の繊細な音がとてもよかったです。
物語はお針子の親子に笑わされ王子とツバメで泣かされ・・・最後まで凄くいい舞台でした。
コロナ禍での舞台では珍しく席は詰めて座わり、また1席づつ左右と後ろをビニールで覆われていたので暑かったのとビニールを覆うためのポールが邪魔で舞台下半分が見えない為ラストがわからなかったのが残念。

yuzkyyuzky(130)

1位に投票

ぜひたくさんの人に観てもらいたい舞台。
水崎さん演じるツバメ、星璃さん演じる王子ともにピュアかつ繊細な演技で心が揺さぶられる。

シンプルな舞台美術だけど、照明とはこうして使うんだというぐらい多彩かつ美しい表現と相まって、本当に良い舞台。
超おすすめです!

latticelattice(544)

4位に投票

9月の観劇、オーバーペース気味の7本目。
「幸福の王子」の短い記述を作者の想像力で膨らませた秀作である。
縫子さんとその息子の話、劇作家の話、マッチ売りの少女の話、どれも原作では1ページ程度のあっさりとしたものである。そこに幸福度を計算する父親とその娘、娘の今の恋人と昔の恋人の4人を創造して3つの話に絡ませてくる。

たとえば原作では「マッチ売りの少女がマッチを溝に落としてしまう」としかないところを乱暴な男とぶつかってマッチを落としてしまうということにしている。この男は上記の昔の恋人であってかなり困った人物であることがここまでで観客に十分浸透しているのである。いつマッチを落とすのかと訝しんでいた私は「おおそう来たか」と大きくうなずいた。また作家がマッチ売りの少女に「あなたのことを小説にしても良いですか」と尋ねるところはまあそう書きたくなるよねと思わずニヤついてしまった。

最初の母と息子の話はドタバタギャグで会場では受けているものの私は完全スルーである。しかし不快感を持つ観客がいることも計算の内なのだろう。その後の二つは基本的に落ち着いたものであった。元々原作者はこのような書き加えを想定して簡潔な記述に徹したのではないかという気になるくらい説得力があった。そういうわけで脚本は星5つ。役者さんもみなさんうまい。ただ舞台があまりに貧相である。背景の一枚くらいはあっても良かったのではないだろうか。

コロナ対策は最低だった。澱んだ空気に気分が悪くなった。若い人々で赤字にするわけにはいかなかったのだろうと同情はするものの、またこういう会場設営であったなら行かないだろう。ここはマイナス1、本当はマイナス3にしたいところだ。

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