CoRich舞台芸術アワード!2020

「対岸の絢爛」への投票一覧

1-5件 / 5件中

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投票者 もらったコメント
数学者の奥さん数学者の奥さん(3627)

4位に投票

2時間40分、とにかく与えられる情報量が多い。日頃のニュースを消化しきれてない脳みそには、良い刺激を通り越して大きなゲンコツをもらった感じ。最後のカジノ誘致をめぐる勉強会シーンの臨場感は見事なもの。

kaznet888kaznet888(678)

4位に投票

とても楽しめる大作!ホントにどうなるのでしょうか、IR問題。
(仕事上、生活安全課の警官と先日話せたのですが、パチンコってなくするわけにもいかないし...)

ご存知の方はわかると思いますが、ラスベガスのカジノってとんでもない大金が動いている印象があると思います。
ところが、総額・規模になると日本のパチンコのほうが2ケタは優に上だということなのですね。要するに、金持ちが気ままに使う×十億より、国際的にはまずまず経済水準の高い国民が蚕棚みたいな仕切りの中へ、生活のありったけを徹底的に投入するパチンコのほうが企業規模は圧倒的に大きい!ということになるでしょうか?
(しかも、そのダークな金が×朝鮮に送金され、ミサイルとなって帰ってくるという。アメリカはミサイル防衛システムなどを日本に売りつけたいので見て見ぬふりをしている...アメリカのスポークスマンは、こと×朝鮮問題になると『国益にならない』などと言います。要するに、×朝鮮はほおっておいたほうが国益になる、ということですね)
となると、パチンコに代わる何かが必要、ということにならざるを得ない。
という感じなのですが、たっぷり見れるのは良いとして、やはり2時間40分休憩なしは現代的ではないように思います。
どうしてもスピード感が落ちるというか、観客もそれなりに上の年代が多い気が...

何かの変化を求めたいが...次作に期待です。

tottorytottory(2232)

7位に投票

TRASH舞台は題名から内容を思い出せないが、内容を確認してランクイン。IR法に基づくカジノ誘致で揺れる都市をY市(横浜市がモデル)が現代、大規模公共事業(工場誘致)に揺れる瀬戸内海沿岸の80年代、戦争中軍から船の供出を要請されて揺れる40年代と、三時代を跨いで「公」と「個」「市民」のありようを問うた力作であった。登場人物とシチュエーションを巧くチョイスし、議論させる中津留氏らしい芝居であった。
新自由主義が作った常識では、「事業」の本質を問わず「利益」(可能性)を問う議論だけで物事が決定する。これに斬り込む劇作にはただ感服した。

リョータリョータ(80)

1位に投票

素晴らしい作品だった。この時勢だけれど、やはり観に行ってよかった。
2時間40分の上演時間を感じさせないほど、作品の世界に没入させる力がある。特に最後の勉強会のシーンは、自分も勉強会に参加しているよう。長谷川景さんの芝居に共鳴して、一緒に声をあげたくなった。
本当に観に行ってよかった。

jokermanjokerman(1232)

3位に投票

 トラッシュの新作があまりにも凄かったので、2度目の観劇。やはり凄かった。3つの時代,3つの場所を、家族の物語として繋ぐ構成力ある戯曲が魅力的だが、加えて、それを体現する役者陣も熱演だと思う。同じ役者が異なる時代に異なる役割を演ずることで、ある種の連続性を感じさせる芝居が作り上げられていると、改めて感じた。3つの時代で全く異なるキャラクターの役を演じた長谷川景と、物語を動かす役割の藤堂海という、2人の若手の活躍が目に止まる。
 休憩なし2時間40分というのは、初心者に勧められるものではないが、あえて勧めておきたい。是非観て欲しい。

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