最新の観てきた!クチコミ一覧

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イヌの日

イヌの日

阿佐ヶ谷スパイダース

ももちパレス(福岡県)

2006/12/20 (水) ~ 2006/12/20 (水)公演終了

満足度★★★★★

時間すら忘れるほどの満足感
3時間という上演時間に全く苦痛を感じなかった。親子の関係、監禁など社会問題を取り上げているにも関わらずすんなりと物語の世界観に入っていけるのは、やはり阿佐ヶ谷スパーダース、そして長塚圭史の魅力だろう。見終わった後には様々なことを自然と考えさせられる。エンターテイメント化されたニュースを見るよりもこの作品を鑑賞するほうが断然深く物事を考えることができる。

冬物語

冬物語

三条会

ザ・スズナリ(東京都)

2011/01/05 (水) ~ 2011/01/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

観た
素晴らしかった。

舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』

舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』

トライフルエンターテインメント

THEATRE1010(東京都)

2016/12/09 (金) ~ 2016/12/14 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/11 (日)

気持ちよかった。
風を感じた。

初見、原作&アニメ未チェックの予備知識ゼロの状態でも、本編の途中からすでに鴨田兄弟エンディングへの期待が上がった。それくらい、伝わってくるものがしっかりある。
各キャストもすごいし、脚本もすごいし、演出もすごいわ。
アンサンブルの6人の動きが本当に重要で。大袈裟に言えば、キャストの命預けてる存在。信頼できるメンツだから、不安はないよ。ひとつひとつ、確実に、お願いします。

紛争地域から生まれた演劇シリーズ8

紛争地域から生まれた演劇シリーズ8

公益社団法人 国際演劇協会 日本センター

東京芸術劇場アトリエウエスト(東京都)

2016/12/14 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

 年末に上演されるこのシリーズも8回目を迎える。何とも感慨深いではないか。

ネタバレBOX

漸く日本の文化人も何とか世界に目を向けようとする時代にはなったか!? そうは言っても、普段評論が書ける方は兎も角、多くの演劇関係者がイスラムの内実については殆ど何も知るまい。「インシャラー」という科白でフランスのリセーアンが何故笑うのか? この程度の単純なことすら多くの日本人には分からない。更にハラルミートなどの宗教的タブーに関することも多くの日本人には分かるまい。自分は知らぬことを攻撃しているのではない。外部に目を開こうとしない多くの日本人の態度に対して批判しているだけである。既に日本には多くのムスリムが住み、日本人とも接触してきた。にも関わらず、彼らの価値観や人間関係のありようをアメリカ流のバイアスを掛けてしか見ない日本人が多数存在するように思うのだ。無論、そうでない日本人も自分の周りには多いが、日本人全体としてはマイノリティーであろう。
 まあ、ヨーロッパ人は、アメリカの大衆ほど単純ではないからムスリムに対して様々な対応を取るが、それでも“テロとの戦争”を標榜してブッシュがイスラム圏に仕掛けて以来、多くのヨーロッパ諸国でもイスラムフォビアが猛威を奮ってきた。今作の原作者イスマエル・サイディはベルギーで1976年に生まれたモロッコ系の人物である。ジハードは彼の三作目の戯曲である。現在までに205回もの公演が打たれ、観客の延べ人数は7万を超えるが、そのうちの4万人はリセーアンなどの若者である。一方で彼の笑いに富んだ作品は多くの世代に受け入れられているのも事実である。実際、突き付けている問題の深刻さ、鋭さを見事に笑いで緩和しつつ、キチンと問題提起をしている点で彼の優れた才能は高く評価されてしかるべきであるし、自分も原文で読んでみたい作家である。興味のある向きは仏語版を探して読んでみることをお勧めする。自分もこれからちょっと調べて読んでみるつもりである。
クレイジー・フォー・ユー

クレイジー・フォー・ユー

劇団四季

京都劇場(京都府)

2006/12/01 (金) ~ 2007/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

「クレイジー・フォー・ユー」最高!!
面白~い。楽し~い。o(*^▽^*)o~♪
流れるように続く音楽とダンス。
タップのリズム。
ブロードウェイの香りいっぱい。
これぞ、ミュージカルって感じでした。
いすをあれよあれよと積み上げるシーンは
おおっ~と!!
赤い旗を振り出したとき、
娘はすかさず「レ・ミゼだよ」
最後の最後まで、目いっぱい楽しませて頂きました。

キャッツ

キャッツ

劇団四季

キャッツ・シアター(東京都)

2006/11/01 (水) ~ 2009/05/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

東京公演2周年観劇
キャッツ東京公演の2周年、昼公演を観てきました。
楽しみは、大阪公演以来、久々の趙宇さんのマンゴジェリー、機会がなくてずっと見逃していた李涛さんのスキンブルシャンクス。
劇場に入ってからキャスト確認をしたら、ミストフェリーズも新しい人でした。朴彦昊さん。「朴」というとすぐに韓国をイメージしてしまうけれど、彦昊という文字の雰囲気は中国っぽいなあ。歌の発音も中文っぽかったし。
※11月13日訂正
「朴」ではなく「杜」さんでした。
舞台が始まるととても困りました。
目が足りない。
ミストフェリーズは大人っぽい雰囲気で手先に表情がある美しい踊り、一方で演技はコミカルで派手目。結構背はあると思うのだけれど、小柄に見えるのは「大丈夫?」と思っちゃうくらい細いのです。体脂肪率、一桁とか?
ミストフェリーズナンバーの踊りもとてもきれいでした。バットマンした足を頭の後ろからつかんでの回転は軸がまっすぐに決まっていましたし。バレエ、の人ではないような気がしますが・・・
でも久しぶりの趙マンゴジェリーも見たい。大阪のころと比べて上半身ががっしりして歌の声も太くなり、もう女の子とまちがえられることはないでしょうね。スキンブルナンバーの「仰向けになって足拍手」なんて懐かしすぎる!
グリザベラに対する反応などを見ると、趙さんの演技の繊細さに改めて感心する。他の猫に習って顔を背けて見ても、やっぱりグリザベラのことが気になっている様子。2幕の「メモリー」でグリザベラが倒れると身を乗り出し、歌い終わったグリザベラが立ち去ろうとするとマンカストラップの様子を伺い、シラバブが彼女を引き戻すのを見てゴシゴシ目元をこする。まだ子供に近い若い猫なんじゃないかな。ランペルティーザをフォローしたりかばったりするよりも一緒に身をすくめたりしている感じですね。
李さんのスキンブルシャンクスを見る目はちょっと不足気味になってしまいましたが・・・ナンバーではシンバのようなよく響く声を堪能。時計を見たりする細かいしぐさがいいですね、李さんは。

特別カーテンコール。
"Happy Birth Day dear cats"の曲がかかり、マンカストラップとグリザベラがろうそくを、雌猫たちがいちご6個を持って集まり、雄猫たちがタイヤに白いカバーをかけてケーキの台を作り苺を飾りました。マンカストラップがろうそくを立て、グリザベラがろうそくを立てようとすると、大きな物音(劇中のマキャベティ登場シーンと同じ演出)がして、猫たちは逃げてしまいます。
ケーキの前にマキャベティ登場。
グリザベラが落としていったろうそくの火にあわてますが、ろうそくを拾い上げてそっとケーキに飾ります。
その後、楽器?を手にした猫たちが舞台に戻り、ラテンっぽい曲でにぎやかに踊り、最後にケーキを中央に集まってポーズ。
こんな感じだったかな?

楽しかった!今年中に蔡さんのミストフェリーズ、趙さんのマンカストラップにもう一度会えるかな・・・

時代絵巻AsH 其ノ玖 『草乱〜そうらん〜』

時代絵巻AsH 其ノ玖 『草乱〜そうらん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/12/14 (水) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

その時代を生きる男達の、何とも言えない健気な思い、熱い思いが伝わってきました。とても感動し、途中から涙が止まらなくなりました。ストーリーは勿論、役者さん達の熱演も良かったです。殺陣は少なかったのですが、黒崎さんの殺陣には泣けてきました。素晴らしい舞台で、涙を堪えるのに疲れる位でした。大満足でした!

わが闘争

わが闘争

演劇ユニット ハツビロコウ

SPACE 梟門(東京都)

2016/03/01 (火) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/03/05 (土)

「わが闘争」と聞くと真っ先にヒトラーの著作を思い浮かべてしまうが、これは鐘下辰男が横溝正史「八つ墓村」のモデルになった日本の犯罪史上まれにみる大量殺人事件“津山事件”をモチーフに、現在の日本における地方の閉塞した状況を描いた06年の作品(演劇企画集団THE ガジラによって上演)だという。鐘下塾生OBOGによる企画公演としての上演。 

開演から終幕まで、ちょっと違和感を覚える箇所がなきにしもあらずだが、引き込まれ、終演後に思わずフ~ッと息を継いで緊張をほぐす…そんな舞台だった。 

開場時から客席案内をしているイケメン青年にどうも見覚えがある。どこかの劇団のスタッフかとも思ったが、どうやらこの日出演する役者らしい。となると、服装から察して刑事役の井手麻渡(無名塾)か…と考えてようやく思い当たった。昨年、無名塾の大姐御(笑)江間直子のユニット・ちょくちょく企画の第2回公演の際に甲斐甲斐しくスタッフとして動き回っていたのだった。名前も知らなかったが、そうか彼が刑事役の一人か、とさらに期待が高まる。 

壁と床をブルーシートで覆いつくした舞台。清酒一升壜用のプラケースが7つ、バケツが2個。上手奥にユニットラック。上手と下手のプラケースにはもうほとんど残っていない蝋燭が立てられている。天井からは裸電球が2つぶら下がっている。開場時から下手奥で黒いヤッケを着た男が、プラケースを机代わりに何かを書き続けている。 

開演時間を5分過ぎて前説。上演時間1時間40分。 

(以下、ネタバレBOXにて…)

ネタバレBOX

開演前からの雨の音と時折の遠い雷鳴が開演の暗転で止む。この暗転が異常に長い。
やがてポッとマッチが点され、蝋燭に点火される。人口2千人という山奥の村で名家とされる藤堂家の主・勇一の妹・美咲が雨の夜に惨殺された。犯人は勇一の妻・耀子の弟で引き籠りだった民雄。美咲は夫・真治の子を身籠って7ケ月の身重だったが、その身体は32箇所も刺されていた。民雄は行方不明。勇一、耀子、真治の3人は美咲の通夜の最中に、山狩りの捜索用のテントに呼び出されたのだ。聴取にあたる2人の刑事・瀬川と三枝は最初から荒々しい言葉と態度で3人と対峙する…。 

この村で耀子や民雄の龍巳家は昔から龍神憑きの家とされ、龍巳の女が藤堂に嫁いだことで、きっと何かが起こると噂されていた。民雄の引き籠りは勇一らによる少年時代のいじめが原因だった。勇一は高校で演劇部の顧問をしており、県大会でシェークスピアの「タイタス・アンドロニカス」を上演するための合宿中でもあったが、実はその部長と関係しており、殺された美咲も男癖が悪く、真治が犬を飼っているのは家に男が来ないようにするためということと、美咲に構ってもらえないのを犬に舐めさせて発散しているという2つのことがまことしやかに囁かれていた。が、実は真治は以前から耀子に心惹かれており、ようやくその想いを遂げたばかりでもあった…。 

この“罪人同士がまぐわってできた村”とも陰口をたたかれる山奥の秘境での錯綜し爛れた人間関係と事件の謎が、緊迫した空気の中でテンポよく描かれていく。 

前半ほとんど喋らない耀子役の岩野未知が凛とした佇まいで実に魅力的。彼女を観ていると「女は喪服がよく似合う」という言葉が実感としてわかる(笑)。勇一・真治・民雄の3人は連合赤軍事件が起こった年(72年)生まれで42歳だというから、物語は2014年の出来事ということになるが、ということは耀子は年上の妻ということだ…。
真治役の稲葉能敬(劇団桟敷童子)は序盤、身重の妻が殺されたというのにやたらと声が大きく陽気そうで違和感があったが、次第に妻との関係が明らかになるにつれて、それが気弱な男の不安さを隠そうとする虚勢だということがわかってくる。逆に2人の刑事が終始高飛車なのは、この村を毛嫌いしているだけではなく、アヤシイ人間を不安に陥れるためでもあるのだ。 

下手奥で開演前に書き物をしていた民雄は開演後もずっと同じ位置から、この事情聴取の様子を見つめており、話が自分の過去に関わってくると立ち上がってその話を持ち出した人間と会話を交わす…この構成が実に効果的だ。それぞれに虐げられ、心に傷を持った人間たちの足掻きが、救いようのない結末を迎える。役者陣の緊張感を切らさぬ演技が最後まで観客を捉えて離さない。 

濃密な人間ドラマであり、ミステリーだった。
ナミヤ雑貨店の奇蹟

ナミヤ雑貨店の奇蹟

ネビュラプロジェクト

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2016/04/21 (木) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/04/29 (金)

川原さんが、素敵すぎる…。初見なのに開始5分で涙した…。ハンカチではなく、ハンドタオルで正解だったわ。
キャラメルメンバーが芸達者でスゴい。これは確かに長く支持される。

地名が、刺さりすぎて、共感倍増

TVの中でしか見たことのなかった川原さんの生の演技が観られたこともとても嬉しくて、世界に引き込んでくれる力が凄くて、トリプルコールの時にハケの方向間違えてテヘヘってしてるのが可愛くて、心がゴロンゴロンしてる。
ちゃんと若いし、ちゃんとジジイだった。

コソ泥三人組もキャラ立ってたなぁ。鮎川くんってあんなに大きかったんだ。前に見たときはそういう記憶なかったから驚きというか新鮮
魚屋と仔犬と女学生がよかったな。

Live Performance Stage「チア男子!!」

Live Performance Stage「チア男子!!」

LPS「チア男子!!」製作委員会2016

AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2016/12/09 (金) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

ライブビューイングで見たので感想を投稿してもよいものか悩みますが、以前シネマ歌舞伎が口コミ投稿可だったので、いいかな、と…。

期待通りに爽やかで、慌ただしい師走のすさみがちな心に元気をもらえる舞台でした。

竜馬と龍馬

竜馬と龍馬

劇団ショーマンシップ

小郡市文化会館(福岡県)

2010/08/22 (日) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動
何度観ても泣けます。
歴史の流れも分かりやすい!

舞台「パタリロ!」

舞台「パタリロ!」

ネルケプランニング/キューブ

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/12/08 (木) ~ 2016/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/20 (火)

価格7,800円

たっ、楽し過ぎ。
昭和のマンガの30年以上かかっての舞台化。ナンセンスなギャグや怪しい同性愛の世界を含めて、ここまで徹底していれば、原作ファンとして文句ありません。

師走の月に何想ふ

師走の月に何想ふ

演劇ユニットZANNEN座

遊空間がざびぃ(東京都)

2016/12/16 (金) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

心地よい演出に惹かれた。
濃厚な恋話をさり気なく軽いテンポで見せつけつつも、しっかり個々に足跡を残す。
変幻自在の3人の女性が思春期から母までを当たり前のように演じきる。
3色の背景となる俳優さんも、少々中性的なカラーで違和感なく溶け込み、女子の恋心を紡ぐ柱として良い存在感があった。
簡素なセットもあえてか想像力が膨らみ、
作者の世界観を自由に共有でいた気がするのが良かった。
逆に作者の心内と意思をがっつり感じられる様な、作りこまれた長編も観てみたい気がした。
出来れば、役者さんの顔と名前が一致するように、
誰が誰だか判るともう少し親切だったかな。

ある晴れた朝に

ある晴れた朝に

演劇集団 TOYsBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/12/16 (金) ~ 2016/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

昼と夜を観てきて、セット割で観ました!
安すぎませんか!笑
話の内容も凄く素敵で泣いてしまいました。ダンスのおばあちゃんの表情見たときにすでに涙が、、、
私、トイボさんのダンスで泣くこと多いかもしれない。

演出も照明も全てがよかったです!

ただ、若干劇場が暑かったです笑
役者さんの熱気でしょうか?すごい!

サヨナラLOVER~再縁~

サヨナラLOVER~再縁~

O-keyプロデュース

シアターブラッツ(東京都)

2016/12/15 (木) ~ 2016/12/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/19 (月)

価格3,800円

再演なので、話の内容がわかるからどうしようかな・・と思ったりもしましたが、観に行って大正解でした!!!

前回より、更にめちゃくちゃ(笑)で(いい意味です)そして、おもしろく、わかりやすくなっています。

元々、強烈だった登場人物たちに加え、新たな登場人物たちも更に強烈(笑)でした。
グイグイ話に引き込まれて、後半は、セリフが胸に突き刺ささり思わず涙を流してしまった場面もたくさんありました。

初めて観る方も、そうでない方も心から楽しめる作品だと思います。

観に行けて、本当によかったです。



霓裳羽衣

霓裳羽衣

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/12/17 (土) ~ 2016/12/21 (水)公演終了

満足度★★★★★

座席1階EX 列5番

 老婆(熊野善啓さん)がアシュミタ(水澤賢人さん)が語るこの地に伝わる伝説、色欲の女神ダーキニーの物語から始まる物語はやがて、インドの神々と少女アシュミタに纏わる物語になる。

 破壊神シヴァとの不義密通を、正妻パールヴァティーに見咎められ、一辺、四十里の大岩が、塵と化すまで( その時間を“劫”といい、古代インドにおける時間の単位のうち最長のものであり、一劫は、43億2000万年とも言われている。)、百年に一度舞い降りる、天女の羽衣の一撫でが、岩を塵へと変える“一劫”の間、無限に等しい時間の下敷きとなる罰を受けた、色欲の女神ダーキニー。

 刑の長さに耐えかねたダーキニーは、人間の少女に大岩を鑿(ノミ)で削るように持ちかけ、それが末代まで続く呪いになろうとは思いもせず、不老不死の命と引き換えに、鑿を手に取った無垢な少女に課せられた呪いの連鎖、インドの神々と少女に纏わる物語が幕を開けた。

 『呪いの連鎖と業の物語』観ている間中、そんな言葉が頭に浮かんでいた。

 表面に見え業は女の業。けれど、その中に潜むものは、神も人間も関係なく、生と命、愛、富、出世を欲する欲と業と執着、その執着によって引き起こされる負の連鎖。

 その連鎖の鎖は、いつしか心を蝕んで、気づいた時には身動きもならず、断ち切る事さえも出来ない程に自身を縛り、連綿と負の連鎖を繋げて行く。それを断ち切るのは、相当に巨大な力と痛みを伴わなければ止めることは出来ない。

 良い人でも、理不尽に命を奪われてしまうことを、両親の死を目の当たりにして、知ってしまった無垢な少女ソーマが、不老不死を求めて、ダーキニーの甘言にのって、負の連鎖の緒を結んでしまったソーマ(二瓶拓也さん)の悲しみと痛み、やがて、第二のダーキニーになる予感に胸が軋んだ。

 ソーマから娘へ、娘からシュクラ(塩口量平さん)へと受け継がれた連鎖は、聡明なシュクラによって、一瞬断ち切られると思われたが、色欲の女神ダーキニーの毒牙によって、シュクラの體の内にに押された色欲の烙印により、更に受け継がれて行く。

 この場面を観た時、20年以上前に観た『ゲットー』という舞台の場面がフラッシュバックした。

 ナチスドイツがユダヤ人を集めたゲットーと呼ばれた場所で、ユダヤ人の少女がナチスの男に無体にその清らか躰を奪われる場面で、直接的に見せるのではなく、真っ白な服にそこだけ真っ赤に染まった服を着た少女の姿とシュクラの服の裾から伸びた美しい布が荒々しくはためく、ダーキニーに色欲の烙印を押される場面が重なり、あの時『ゲットー』の少女の噴き上げるような憤りと血を吐くような痛みと、涙さえ渇れるような悲しみが胸に膚に突き刺さったあの感情と感覚が襲って来て、心に焼き付いて離れない。

 控えめで野心を持たなかったサントーマ・シー(美斉津恵友さん)が、破壊神シヴァのお褥下がりになった側室たちの姿を見て、生き残る為に、人を貶め、蹴落とす邪な姿へと変わってゆくその心模様に、サントーマ・シーもまた、業に囚われ蝕まれた哀しい女神であり、それはまた、人間の女の業と重なった。

 全ての元凶の発端となった、ダーキニー(笹木皓太さん)は、體の底から突き上げ、浸蝕してくる怖さを感じた。

 それは、ダーキニーが人間の全ての欲望と業を体現した存在のように感じたからではなかったのか。

 神も人間も関係なく、生と命、愛、富、出世を欲する欲と業と執着、その執着によって引き起こされる負の連鎖。

 『呪いの連鎖と業の物語』と捉えたことは穿ちすぎだろうか。けれど、私があの日観たあやめ十八番の『霓裳羽衣』は、そのように思えてならなかった。

 ダーキニーの『本当の事なんて見えはしない』という言葉と、その直後に放ったシュクラの『本当に大切なことは目に見えない』という言葉に、ふとサンデク・ジュペリの『大切なものは目に見えないんだよ』という言葉を思い出す。

 もしも、その大切なこと、本当のことが目に見えていたら、もこんな悲しく痛ましいことは起こらなかったろうとも思う。

 これだけ書いても、まだ、感情と感覚と思考が纏まらない。

 ただひとつ言えるとしたら、この日味わった鮮烈な衝撃を放つあやめ十八番の『霓裳羽衣』は、ずっと、私の軆と心と記憶にずっと焼き付いて離れない素晴らしい舞台だったということだろう。

              文:麻美 雪

Dressing/Dressing UP【本日いずれも当日券あります!13時U、16時U、19時D

Dressing/Dressing UP【本日いずれも当日券あります!13時U、16時U、19時D

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/12/08 (木) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/12 (月)

「Dressing」
5年前に観た大好きな作品で、今回もあまりいじらずに初演のイメージそのまま持ってきた感じはしました。
椎谷さんと中谷さんは引き続きということですが、椎谷さんもすっかり大人な雰囲気になりましたね。

ノッキン オン ヘブンズ ドア

ノッキン オン ヘブンズ ドア

Bobjack theater

シアターKASSAI(東京都)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/12/16 (金)

「Bチーム」
なかなか本筋が面白かった。たみしょうさんは何本か観ているんだけどコメディ的な作品初めて観たけど素晴らしかったです。
全役男女逆転配役って面白い試みだと思ったのでAも観たかったのですがスケジュール合わずに残念…

反復かつ連続もどき

反復かつ連続もどき

cassette conte

Kukui Cafe(東京都)

2007/01/20 (土) ~ 2007/01/20 (土)公演終了

満足度★★★★★

48の良い仕事。
劇団バームクーヘン所属の劇作家で小芝居をポッドキャストで配信する『cassette conte』主宰、またtoiの作家としてもおなじみ、柴幸男氏の短篇新作プレビュー『反復かつ連続』を観る@恵比寿。

プレビューのため内容は割愛するが、彼の作品はいつもワクワクさせてくれる発想力に富んでいる。

そして今回。
彼は、昨年toiをやっていた時よりも、その突飛な発想をより確実に具現化する力を付けてきたように感じた。
ミニマムな環境の中(舞台は70cm×70cm)で、表現したいことの核を見失わずこれだけの作品を作り上げた彼の脚本と演出にまずは拍手をおくりたい。

『演劇』において、演出家が自分の求めているものを実現する方法はまず役者との対話である。
その点において、『あ・うん』の呼吸が両者間に成立していた場合、より密に、かつスピーディーな稽古が期待できる。

後に柴氏に聞いたところ、実際の稽古はかなりシビアなものだったようで、演出家と役者との地道な作業の積み重ねが結果に繋がったらしい。
この結果は同業の者として非常に嬉しい事だ。

それに加え、よほど脚本・演出と役者との相性が良かったのだろうと思う。
そう感じさせる程に役者が芝居を乗りこなしていた印象があった。

表記するのを忘れたが、この芝居は女優のひとり芝居である。
演じるはインパラプレパラートの内山ちひろ。

終演後、この芝居は彼女でなければ成立しなかったであろうと強く感じた。
環境が環境なだけに(重ねて言うが、舞台は70cm×70cm。実際に測るとよく分かる。)、非常に芝居の空気が抜けやすい状況の中、最後まで彼女の母性とも言える包容力が空間を包み込んだ芝居は日常の中から垣間見える『やさしさ』に満ちていた。

内山さんの得意技を封印した、との柴氏の言葉通り、彼女の純粋な女優としての魅力を引き出した演出だったように思う。
同時に彼女のポテンシャルの高さがよく分かる芝居であった。

内山ちひろ、今後注目すべき女優である。

総評。

『反復かつ連続』。
正直なところ時間的にギリギリだったので行こうかどうしようか迷っていたが、本当に行ってよかった。
おそらく行かなければ後悔していただろう。
何よりも終演後、柴氏が私に観てもらいたかったと言ってくれた事が本当に嬉しかった。

お酒を呑みながら素敵な芝居を観て仲間と語り合う、そんな贅沢な夜を過ごさせてもらった柴幸男に感謝する。

・・・しまった、真面目に褒めすぎた。

みずゐろのせっぷん

みずゐろのせっぷん

ハレのヒ

下北アートスペース(東京都)

2009/10/28 (水) ~ 2009/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

美しすぎる世界観
至近距離からみても空間のどこもかしこも美しい
あまりの癒し度に涙が落ちました
本当にオススメ。すさんだ心が浄化されました

ネタバレBOX

人形役の方の溢れんばかりの表現がよかったです
私がみたのはピンクの部屋でしたが水色の部屋も是非観たいと思います
仕切られた空間をつなげる演出は秀逸!
見たことのない美しさでした

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