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なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)上演中

予約受付中

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/27 (土) 19:00

130分。休憩なし。

ピーチボーイズ

ピーチボーイズ

Peachboys

シアター711(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/27 (土) 13:00

125分。休憩なし。アフターイベント除く。二回目観劇。

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/27 (土) 11:00

チーム白鳥座。70分。休憩なし。

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/04/26 (金) 14:00

駒場のアゴラ劇場サヨナラ公演、青年団100本目の「銀河鉄道の夜・チーム蠍座」を観る。
シンプルなセットだと思ったが、これは2011年フランス公演のために創られた作品で、
劇場からの依頼が、全国を回る為に簡単なセット、出演者は4人までというものだったから。
その公演中日本で東日本大震災が起こり、フランス公演の意味は大きく変わったという。
子どもにとって早すぎる「お別れ」がどれほど重く理不尽なものか、それは計り知れない。
ラスト、ジョバンニのカンパネルラに呼びかける台詞が印象に残る。

ネタバレBOX

舞台上には大きな積み木のような丸・三角・四角が点々と置かれ、
それらはやがて教室になり、街並みになり、列車の座席になり、町はずれの丘になる。
客入れの時から正面の壁にはキラキラした宇宙の映像が映し出され、まもなく
「天の川は何で出来ているか」という学校の授業が始まる・・・。

この有名な物語は、終始もの悲しい響きを帯びている。
ジョバンニの母親は病気で、父親は遠い海へ仕事に行ったきりなかなか帰って来ない。
彼はいくつも仕事を掛け持ちしていて、同級生からはいじめられている。

カンパネルラは「ほんとうのしあわせ」とは何かを考えている。
ジョバンニをいじめる仲間に加わりはしないが、いじめを止めさせようともしない。
両親に対して無条件に甘えられる家庭ではなさそうなひんやりとした空気を感じさせる。

銀河鉄道で出会う人々は ”死者を見守る、あるいは見送る” 人々だろう。
鳥採りが「白鳥を捕まえて食べる」証拠にカバンから「鳩サブレ」を出したのには大笑いした。

微妙に発音しにくい「カンパネルラ」という名前を、
ジョバンニが大変きれいに転がるような発音で連呼するので感心した。
彼のカンパネルラに対する繊細で一途な友情を感じさせる。

100年近く前に生まれたこの物語は、現代と同じ湿り気を帯びている。
子ども時代の屈託に満ちた、解決方法を知らない絶望感に深く共感せずにいられない。
大人になってからこの作品を観たり読んだりすると、子供の頃よりずっと哀しく苦しい。
だから繰り返し逢いに行く。独りぼっちのジョバンニに逢いに行く。
「銀河ステーション♪、銀河ステーション♪」という、歌うようなアナウンスに誘われて・・・。


どつぼ

どつぼ

ナイスコンプレックス

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2024/04/26 (金) ~ 2024/05/06 (月)上演中

予約受付中

実演鑑賞

面白かったです。とても。

絶望という名のカナリア

絶望という名のカナリア

甲斐ファクトリー

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

明るい方向へ行くのかと思えばジワジワと闇に侵食されるような話。
この中で幸せになれる人はいるのか、いれば救われるのになぁ。

組ミKYOく2

組ミKYOく2

制作「山口ちはる」プロデュース

下北沢 スターダスト(東京都)

2024/04/26 (金) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2024/04/27 (土) 13:00

価格3,300円

若いってこういうことなのか?いや多分違うな、などと色々考えながら観劇。形式に囚われない公演を打つという意気は良し。あとはそれをどこまで突き詰められるか、である。

ネタバレBOX

活舌が大事
どつぼ

どつぼ

ナイスコンプレックス

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2024/04/26 (金) ~ 2024/05/06 (月)上演中

予約受付中

実演鑑賞

満足度★★★

未知のウィルス蔓延下の結婚式リベンジ。新婦側で参列。町歩きパートはもう少し仕掛けが欲しいし、劇場パートは式が始まるまでが長い。泣いてる女性もいたが、俺は没入できず。で、藤波ネタは50以上のプヲタ爺しかわからんよ。

トライアル 2024

トライアル 2024

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

A観劇。面白い話だった。

ピーチボーイズ

ピーチボーイズ

Peachboys

シアター711(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/23 (火) 19:00

価格3,800円

初日観劇。謎に感動して涙ぐむ。
やたら芝居が上手い人達の能力の壮大な無駄遣い。全力の宴会芸。演劇の素晴らしさをとことんまで突きつけらられた。今は流行りではないタイプの芝居かもしれないけど、こんな演劇があってもいいんだと勇気をもらった。間違いなく、伝説になる公演

ネタバレBOX

ネタバレという概念を超越している
舞台「迷宮旅館」vol.2『Sign~あの日の想い出~』

舞台「迷宮旅館」vol.2『Sign~あの日の想い出~』

マッチングシアター製作委員会

千本桜ホール(東京都)

2024/04/18 (木) ~ 2024/04/25 (木)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2024/04/22 (月) 18:00

価格4,000円

幽霊もの。この手の話はどう着地するかが興味の対象になるが、なるほどそうなったかと。
色々登場人物あれど、中では浅香のんさんのはじけっぷりが心地よかった

3156(サイコロ)

3156(サイコロ)

WATARoom

ブルースクエア四谷(東京都)

2024/04/26 (金) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かった。コントだけど、最後は「ああ、そういったオチできますか…」という内容。舞台というよりは吉本新喜劇的なお芝居で気楽な気持ちで楽しめる。晩御飯の時間帯にカレーの匂いがしたこともありお腹がなりそうで困りました^^

絶望という名のカナリア

絶望という名のカナリア

甲斐ファクトリー

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

色々考える作品でした。やっぱり人間は弱くて強い

トライアル 2024

トライアル 2024

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

おもしろい、ストーリーも演技も最高
ドラマを観ているような錯覚する
息ぴったりな舞台だった

トライアル 2024

トライアル 2024

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。
推理しながら観進めました。
中身もしっかりと重厚感があり、笑える所もあり
それぞれの個性も際だっていました。

お薦めです。Bチーム観劇

絶望という名のカナリア

絶望という名のカナリア

甲斐ファクトリー

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いろいろと考えさせる作品でした。
ありがとうございました。

絶望という名のカナリア

絶望という名のカナリア

甲斐ファクトリー

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/27 (土) 13:00

現実味のある脚本が素晴らしかったです!キャストの演技も素晴らしかったです!

イノセント・ピープル

イノセント・ピープル

CoRich舞台芸術!プロデュース

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「原爆開発に翻弄された65年」

 畑澤聖悟が劇団昴のザ・サード・ステージ公演に書き下ろした2010年の作品を日澤雄介が演出した。Corich舞台芸術!プロデュース「名作リメイク」の第一作である。

ネタバレBOX

 物語は1963年4月、アメリカのニューメキシコ州、ロスアラモス研究所の20周年記念式典の場面から始まる。この研究所で働いているブライアン・ウッド(山口馬木也)一家もとに、かつての同僚とその家族や友人たちが18年ぶりに集い思い出話や近況報告に花を咲かせている。その最中、名門UCLAに合格したブライアンの長男のウィリアム(池岡亮介)は、ケネディ大統領のテレビ演説に感銘を受けヴェトナム戦争に参加すべく海兵隊入りを志願し周囲を驚かせる。ブライアンの元同僚で海兵隊将校のグレッグ・シウバ(内田健介)はウィリアムを擁護するが、ブライアンの妻ジェシカ(川田希)は「絶対に嫌」と頑なだ。

 ときは1945年6月、トリニティ原爆実験を1ヶ月後に控えた研究所内に遡る。ブライアンやグレッグら若い所員たちは寮のシャワーを借りにきた看護師のジェシカらの来訪に色めき立っている。新型爆弾の開発の開発に従事していることをジェシカに問われたブライアンは思わず言葉を濁す。

 ここでまた時が進み1976年7月4日、建国200年の日に再びロスアラモスの元同僚たちらがブライアン一家のもとに集う。そこにブライアンの長女シェリル(川島海荷)が大学のピースクラブで知り合った広島の被爆二世タカハシ・ヨーイチ(小日向春平)を連れて現れ、皆の前で彼と結婚したいと突然述べる。戸惑う両親にシェリルは原爆開発に携わった過去を糾弾し、ブライアンに家から追い出されてしまう。

 こうして時間が進んだり戻ったりしながら、ブライアンが90歳になる2010年までウッド家と彼らを取り巻く人々の遍歴が、第二次対戦後にアメリカが関わったいくつかの戦争とともに描かれていく。彼らの人生には原爆開発に携わった過去が否応なしに暗い影を落としている。優秀な数学者のジョン・マッケラン(森下亮)は、開発に携わり続けることが心苦しくなり、研究所を去り高校教師になった。GMに就職したキース・ジョンソン(三原一太)は、臨界実験の失敗に立ち合ったために定期検診が欠かせない。そのキースに医師になったカール・コワルスキー(阿岐之将一)は、自身が犯した重大な罪を晩年になってようやく打ち明ける。65年に渡るこの物語には、反戦や反核への意思はもとより、ナショナリズムへの懐疑や科学者の倫理立場などさまざまなテーマが織り込まれている。

 本作は原発開発とアメリカの安全保障の歴史に取材した労作である。同時期に公開されたクリストファー・ノーラン監督の映画『オッペンハイマー』ではあまり描かれなかった下級の技術者たちの青春模様と後年の葛藤を観られことは収穫であった。奇しくも本作もまた『オッペンハイマー』と同様に物語の時間軸が単線的ではないが、テーマが一貫しているためすんなりと観届けることができた。

 しかしもともと劇団公演のために書き下ろされた作品ゆえか、登場人物が多岐にわたり役どころが分散されているため、細部まで把握するには困難がつきまとったことも事実である。くわえて作品に込められた主張が強いため図式的に感じるきらいもあった。終盤でシェリルの葬式のため来日したブライアンが被爆者たちに糾弾される場面は一方的であり、彼にもまた科学者として戦争責任を負い一家庭人としての苦悩していたであろうことは語られず、観ていて歯がゆい思いがした。

 このブライアンを演じた山口馬木也は20代から90代までをその都度ごとに柔軟に違和感なく演じ分ける達者ぶりで舌を巻いた。有能な科学者であり頼れる家庭人ではあるものの、重要な決定は他者に委ね口を噤み本心を語らない、この態度が後年に響くという悲哀を全身にまとっていた。他の俳優もそれぞれに見せ場があり、皆イキイキと作品の人物を生きていた。これは劇団公演のために書き下ろされた作品の是の側面と言えるだろう。

 やや込み入った作劇に対し演出は状況を丁寧に捉えていて大助かりだったが、ときに説明的すぎる感じた。戦争のPTSDゆえウィリアムが花火の音に怯える描写は照明と音響でわかりやすかったが、池岡亮介の芝居にのみ託すという選択があったのではないか。ジェシカがテレビ番組のインタビューでロスアラモス研究所の職員たちのその後を語る場面で背後に登場人物を出す演出もまた丁寧ではあるが、やや過剰ではないかとも感じた。くわえてヨーイチをはじめ日本人役の俳優に仮面をまとわせたのには、もともと戯曲の指定ではありアメリカ人の側からの視点を観客に共有させるための意図があったことはわかるが、食傷気味で居心地の悪さを感じたこともまた述べておきたい
更地

更地

ルサンチカ

戸山公園(東京都)

2024/03/22 (金) ~ 2024/03/25 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「心のよすがを取り戻す作業」

 1992年に246TANK+花光潤子が初演した本作は、日本国内はもとより世界各国で上演され続けている。今回はかつて旧日本陸軍戸山学校のあった戸山公園での上演が実現した

 日差しはもとより風も強い、鳩が舞い降りては飛び立っていく、そんな日和の公園に突如目に入ったのは円形の木枠とむき出しの柱に白布がかけられた仮設舞台である。近くに寄るとサッカーボールや植木鉢などの日用品、ブロックなどの廃材が散乱している。ここは家の解体を終えた更地という設定である。上演が始まるとそこに向かって全身白ずくめの男(御厨亮)と女(永井茉梨奈)が階段を下りやってくる。無表情で足音を立てないその佇まいはさながら幽霊のようだ。

ネタバレBOX

 やがて二人はかつてこの家に暮らした日々のことを回想する。廃材のなかから流しやテーブルを拾い取り付け食卓を整える。窓枠から顔を出す仕草をしたり、便器に腰掛けたりして遊ぶ様は子どものようにあどけない。まだ出会う前に別の人に恋をしていた話や、蝉がけたたましく鳴く日に結ばれた日のことも二人は一男一女を授かったようだがいまはいないーーこうして様々な不在を埋めるかのようにして対話を続けていく。

 この二人がどのような遍歴の末この場に立っていたのか、何の説明もない。しかし観客は、たとえば日々の報道で接する戦争や災害で家を失った人たちの嘆きを想起することもできるし、作中の家や子どもに象徴される一人ひとりの心のよすがの喪失を埋める作業に重ねて観ることもできるだろう。この会場に来た観客は否応なく第二次世界大戦のことを想起しただろうし、戸山学校ができる前この地には尾州徳川家の下屋敷があり、幕末の大火で多くの建物が消失したことを上演後ドラマトゥルクの蒼乃まをによるメモで知ることになった。削ぎ落とされた対話の雄弁さと、それに拮抗するだけの空間を造りあげたことが本作第一の収穫である。

 私が観た日が初回だったためか、中盤までは俳優の肉体が公園の自然や特設舞台に負けてしまっているように見えた。空間が広すぎるためにミニマムな芝居が薄っぺらく感じられ、観客を太田省吾の劇世界にいざなうにはいささか物足りなかった。たとえば2場で手づかみでスパゲッティを掴み口に入れるところで恥じらう場面など、もっと客席を沸かせるはずだったのに残念である。

 しかし5場で舞台一面に大きな白布を波のように広げたあたりから調子が入ったのか、6場でドヴォルザークの新世界交響曲を聴きながら子どもの不在に言及するあたりから目が離せなくなった。終盤でお互いにアクビをたしなめるくだりで起きた観客の微苦笑は忘れがたい。

 終劇が近づくとだいぶ日が傾きますます風が強まった。戯曲の設定では星空の下だがこの幕切れを白昼に観るというのはいささか困難がつきまとったのは事実である。しかし最後に二人が見せた酸いも甘いも噛み分けたような表情は、冒頭の能面のようなそれとは明らかに異なっている。作品の時間を経験した身体を見られたのはよい経験であった。
箱の中の4人

箱の中の4人

B.LET’S

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/17 (水) ~ 2024/04/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一昨年四方田直樹さんの「機種変更」と「そう言われると」で秀逸な演技を見せてくれ(昨年のホワイエ江古田は体調不良でパス)、劇団つばめ組の「シャイヨの狂女」でも見事な狂女ぶりだった丸山小百合さんが出演するというので、原宿のコンサートから自転車で下北沢へ(Aキャス)
期待にたがわずクセのある役の個性的な演技が光った
石松、野上もなかなか良かった
ホンが面白く、意外な展開を楽しんだ
女性皆から慕われる、実はとんでもない男の「元支配人」(話の中だけで、実際には登場せず)に俺もなりたい(笑)

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