HEART STRINGS ハート・ストリングス
劇団Turbo
駅前劇場(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/28 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。
ショー寄りの舞台という印象で、吉川忠英さんの素晴らしいギターは勿論、歌やダンス等、盛り沢山でした。
役者の皆さん、芸達者だなぁと思いました。
優しい気持ちになれる良い舞台でした。
朝日に願え 春公演
朝劇三軒茶屋1年ロングラン公演
三軒茶屋orbit(東京都)
2024/04/17 (水) ~ 2024/04/28 (日)上演中
予約受付中実演鑑賞
満足度★★★★
初めての朝劇 体験は新鮮だった。珠玉作。
説明にもあるが、この店のママで 私 馬淵愛理(守谷菜々江サン)の母が倒れ脳死状態。この脳死状態を巡り私と店の従業員 島崎貴明(佐瀬弘幸サン)、常連客2人--佐山香織(新野七瀬サン)・佐山浩司(世良佑樹サン)による濃密な会話劇。そもそも私以外の他人は、医学的または法的な建前という理屈、一方 私は唯一の肉親(娘)で色々な思い その感情が溢れる。相容れない理屈と感情の不毛な激論、その狭間で揺れ動く心、答えが出せない もどかしさ そんな整理出来ない心持を巧みに表す。
簡単に結論付けられない<生と死>の問題、その尊厳に係る会話は、あちこちに漂流し どこに落ち(辿り)着くのか関心を惹く。脚本 テーマは難しいが、演出はシンプルなもの。この会場(三軒茶屋orbit)をママの店に準え、激情した気持を落ち着かせるためにカラオケで歌う。観客は、ほぼ中央にある演技スペース(舞台+カウンター内)の周りに座っているが、その至近距離ゆえ臨場感は凄い。
上演前から 愛理は舞台上のクッションで寛いでいる。そして 唐突に店入り口から従業員、常連客2人の計3人が入ってきて 愛理と脳死に係る激論を交わす。当初、この人たちとの関係が不明であったが、だんだんと分かってくる。同時に親戚でもない 他人がここまで親身になって議論するのか、といった疑問が生じた。脳死を受け入れること、それは親族と他人とでは感情の度合いが違うのではないか。勿論、感情(精神面)だけではなく、病院(見舞い)へ行くといった肉体的な面、病院費用といった経済面等、諸々の負担があることは承知しているはず。ママが倒れてからの状況・経過が判然としないため、脳死の選択という<肝>の部分だけをクローズアップさせたドラマ。
(上演時間55分)【オールシーズン】追記予定
『動く物』『旅の支度』
ウンゲツィーファ
PARA(東京都)
2024/04/18 (木) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「部屋の風景、外の天気、本棚の本の名前、隣の人の服と私の服が呼吸の波間で擦れて小さく音を立てたこと。全部を身体が覚えている。動く物/動物という言葉、意味、在り方の境界を突きつけられ、いのちを目の当たりにした。死生観が揺らぐ様な演劇体験だった。2024年4月、小さな部屋の中で鮮明に目撃したあの演劇が再び上演される。別の二人の俳優によって『動く物』が続いていくこと。あの時私を圧倒した二人の俳優が新たな『旅の支度』へと向かうこと。そのいずれにも演劇の可能性を、"ふたりぼっち"の可能性を予感している」
と上演に向けたコメントに寄せた通り、待望の観劇だった。
ウンゲツィーファとの出会い、『動く物』という演劇との出会いは間違いなく私の演劇観、ひいては死生観までを揺るがす出来事であり、演劇の新しい扉をはっきりと自覚しながら開けた瞬間でもあった。
その作品が再び観られるのだから、待望以外の何ものでもなかったのだが、今回はさらに新作『旅の支度』という二人芝居も同時上演という。そのキャストこそが2019年の『動く物』で私を魅了した黒澤多生&豊島晴香ペアだった。そして、『動く物』はこれもまた近年数々の作品で抜群の存在感を発揮している藤家矢麻刀、高澤聡美に引き継がれる。
キャスティングからカンパニーや作品の豊かな試みと拡がりを予感させる企画で、ある種の覚悟のようなものも抱きしめつつ観劇日を心待ちにしていた。
私が観劇したのは『動く物』→『旅の支度』の順で2作を通しで上演する千秋楽の公演。予定的にこの日しか見られないこともあったのだが、結果的に2作を地続きで観られたことで迫るものもあったように思う。その反面、いずれも決してライトではない、心に残すものが大きく、余韻を噛み締めるのにもそれなりの時間を要する大作であるので、2作とも初見の場合は日を分けて観た方が(身のためと言う意味で)よかっただろうな、とも感じた。そのくらい、ずっしりとした作品なのだ。
ウンゲツィーファの演劇のすごいところは、まさにそこでもあって、いずれも上演時間自体は1時間ちょっとで決して長くはない。会話も難解な言葉を用いないし、一見日常的な会話劇である。そのパッと見普遍的でさりげない時間の中で人の心が小さく泡立ち、擦れ合い、戸惑いを覚えるくらいの波になり、やがて予想もしないうねりを見せていく。人の感情の発端と経過に目を凝らし、耳をすまさなければ生まれようのない景色がそこには広がっているのだ。これは2作にともに共通して感じたことであり、前作『リビング・ダイニング・キッチン』でも感じたことだった。これこそが劇作家・本橋龍ならではの眼差しであり、本領であり、おいそれと真似の叶わぬ個性と技なのだと痛感する。
『動く物』は同棲をしているカップルと彼らに飼育されている1匹のペットを巡る物語…
※以下はネタバレになるので、ネタバレBOXへ
SEXY女優事変ー人妻死闘篇ー
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/30 (火)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★★
タイトルだけでは入場を躊躇する人もいるかもしれないが、大人のシーンはあるけどエロいシーンは無し。内容は家族ドラマ。後半はギリシャ神話かな。
ストーリーを理解するには2回以上観劇が必要かも・・・2度見に行くだけのの価値はあると思います。
絶望という名のカナリア
甲斐ファクトリー
小劇場 楽園(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)上演中
予約受付中雨降りのヌエ
コトリ会議
扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)
2024/03/09 (土) ~ 2024/03/30 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
1ヶ月行ける時に足を運ばせて頂きました。
癒されました。
僕に取ってはなるべく逃避にならない様にと思いながら、僕に取ってはシェルターの様な、心がプルプルにひたひたになる様な、行って良いかなと恐る恐るいく様な、現実と虚構の壁を作ったり無くしてくれるような、
人々の営みを覗き見るような、今までにない位心が解放される様な、この場面を見てて良いのだろうかと考えるような、この企画は参加する座組の皆さんはどう想うのだろうと思いを馳せる様な、これを広く公開することに意義はあると思い、そしてずっと関わるスタッフさんの息づかいも感じ、1から何万も一つ一つ衛星や惑星が生まれて無くなっていく様な、宇宙がそこに在りました。
「ヌ座敷わらしエ(勝手につけました)」苦笑
の1人の観客としてひっそりと居らせて頂きました。
僕にとっては、とても必要な時間だったんです。
in the park
少女東京奇襲
スタジオ空洞(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/28 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★★
一言で言うと、「良かった!面白かった!」になっちゃう。一つの事実に対し、複数人の感情が存在する状況下、期待すること、期待度合いは一致するのか?大切な存在を考えさせられる良い作品です。
ヴィンランド・サガ
舞台『ヴィンランド・サガ』2024製作委員会
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2024/04/19 (金) ~ 2024/04/29 (月)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★★
私にはかなり重くしんどいアニメでした。舞台版はやはり重くしんどかった。しかし、それだけでなく、キャストの演技力、熱量の凄まじさががっつり感じられた。マチネで観客が少ない回ではありましたが、手抜きなしの迫力に圧倒されました。
SEXY女優事変ー人妻死闘篇ー
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/30 (火)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★★
シリーズ3作目は期待以上に面白かった。「人妻死闘篇」なるサブタイトルから、ドロドロ?と思いきや、底抜けに明るく、もう笑うしかないくらいエネルギッシュ。
それでいて、PCやスマホを開けば何でも見せられてしまう今の社会のヤバさを突きつけられているようでハッと気づかされる。馬系アイドルに純血のサラブレッド、果てはギリシャ神話まで繰り出され、語られる一つ一つは妙に聞き入ってしまう。
前2作でお馴染みの牧師一派にセクシー女優、公安の面々も変化ありつつの安定した面白さで楽しませてくれる。そして、歌とダンスのカッコよさは素晴らしい。
色々掘り起こしたいテーマはあるけれど、社会への警鐘とかそんなことではなく、とにかく笑い飛ばして今の社会に向き合っていけばいいのかなと元気をもらえる作品。
前髪(あなたに全て捧げるけど前髪だけは触るな)
MCR
ザ・スズナリ(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/30 (火)上演中
実演鑑賞
満足度★★★
モラハラ、ヤクザ、ゲイ、殺人、お笑い、人生訓、その他いろいろ欲張って空中分解してしまった。
まあ、そうなのだけれど、サスペンス部は良くできていた(ネタバレBOXへ)。他の部分も振り返ってみると、ああそうだったのかと思うこともあるのだが効果は薄かった。
一番気になったのはヒロインの特性である。有名俳優さんならどなたを使うことを作者は考えているのだろうか。魅力的な役作りに作者も役者も失敗していて盛り上がりに欠けていたと感じた。
カラカラ天気と五人の紳士
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2024/04/06 (土) ~ 2024/04/26 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/04/25 (木) 18:00
楽前に2度目の観劇。やはり訳が分からないけど、不思議な面白さ。72分。
大分こなれてきていて役者に「遊び」が出てきているように思った。小手伸也が役割をよりしっかりと演じているように感じる。
HEART STRINGS ハート・ストリングス
劇団Turbo
駅前劇場(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/28 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★
ギターの生演奏は良かった
楽器は詳しくないんで知らんかったが
ギターにバリコンが4つも付いてたりするんだねぇ
なかなかにタイムリーな時事ネタでの作品でした
様様な場面やら話は出来が良いかなぁと思えたが
なんとなくポンポンと調子よく繋げることが
うまくいってない感があってチョイ残念だったかしら
とか思えた1時間45分の作品
開演時間はサラリーマンに優しい
遅めの時間帯でしたわ
ハザカイキ
Bunkamura
THEATER MILANO-Za(東京都)
2024/03/31 (日) ~ 2024/04/22 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽を観たようだ。おやそんな雰囲気でもなかったが?・・と思い出せば、確かにカーテンコール四つ目で座長らしい記者役が手招きし、袖から三浦大輔氏が呼ばれた。思わず演出から何か一言な空気がよぎった後、やっぱ何も言う事ないわと礼をして周りもバタバタと頭を下げる様が微笑ましく笑いを起こす風景。
三浦氏の舞台は緻密で明確で、何も補う事はないし観客も満腹で何か言って欲しいとは思わない。
下卑た日常を描いて本質を抉るような三浦大輔の世界へ、一気に誘うのはギター音が作る音楽。本作は三浦氏にしては露骨な性欲の摘出がなかったが、欲望とその追求が恒常的にもたらす爛れ、疲れ、金を払って味わう一時的な全能感、黄昏どきに催す時間を超える感覚・・都市生活と不可分の要素を、音楽が既に彩っている。
ピーチボーイズ
Peachboys
シアター711(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/29 (月)上演中
予約受付中実演鑑賞
満足度★★★★
12年の集大成
最終公演だそうですけどー
話は前説通りに
ドーテーな三人組が脱ドーテーを目指し行動すると
ヒロインがさらわれて
助けに行くと三人に一つづつバトルがあって
世界の危機になって
ラストバトルを勝ち抜いて世界を救うという話だす
宴会芸に全力を振り絞った舞台です
何とも濃厚で力強いというか
力技な作品です
自分的には好みな感じの二時間超えの作品
トライアル 2024
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)上演中
予約受付中実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/04/25 (木) 19:00
警察・検察の捜査の至らない点を裁判員・陪審員が指摘して判決を逆転させる作品としては『12人の怒れる男』が有名ですが、日本でも制度ができて以来、裁判員ものが1つのジャンルになってますね。
夜会行
動物自殺倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/28 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★★
2日目のお昼公演を観劇。
4名のレズビアンの元に訪れた1人の恋人といくつもの提起。5名が過ごしたある夜の物語、そして、"ある夜"にも"レズビアン"にも決してとどまらない問題がガラス窓から街へと現実へとシームレスに続いていく。
ガラス窓の向こうには植物に囲まれた部屋の一室、うっとりと見惚れてしまうような美術に迎えられ、そのまま食い入るように5名をただただ見つめ続けた85分。コロナ禍が初演なだけあり、物語や演出の端々から時節を想起させられました。ガラス窓はそれもあっての(感染対策も加味した)演出だったのかなと受け取りつつも、物語やその心象風景においてもそれ以上の効果が発揮されていて、素晴らしかった。3年前にこんな凄まじい演劇(初演)を見逃していた自分つくづく信じられないと悔やみつつ、今回たしかに目撃したガラス越しのあの風景を、あの一夜を、その手ざわりを知らない自分にはもう戻れない。戻らない。途中、理由のわからないままの涙を二度流した。そこにはきっと大切なことが隠されているはずだから、時間をかけて紐解きたい。
静かに激しく流れる一夜を映すようでも照らすようでもある照明、怒りや焦燥、心の騒めきと伴走する音響。そして、饒舌な時も寡黙な時も、息づかいから瞬きまで、人間がそこに存在することによって生じる全て、感情の源流その在処を伝える様な5名の俳優の素晴らしさと、そのような細部こそが伝えるものの大きさととことん向き合った演出。全てが全てに隙間なく接続した圧巻の総合芸術でした。好きな俳優さんがたくさん増えました。
サーカスではない何か、だがサーカスに似たそれ
神威少女パンク。
シアター711(東京都)
2024/04/17 (水) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
正直、何度も見た展開に「またか」と思ってしまう部分はありますがそれ以上に今回は舞台美術と役者が遊び尽くしていたように思います。出てはぬるっと消え、思わぬ方向からひょこっと出たり、舞台上の役者のみならず客席すらも茶化す。まるでサーカスそうだこれはサーカスだった。怖い思いをさせたりシリアスな雰囲気にさせてきたと思った次の瞬間には会場を笑わせてくるそれはまるでピエロのようです。公演回数を重ねる毎に出演する役者はメキメキと強くなっている一方で作、演出が変わらず一貫していることに思うことがあります。うまく言葉にできないけれど例えるなら、今日の晩ご飯はまたカレー?たまにはレトルトじゃなくてスパイスから作ったこだわりカレーが食べたいなーっていう気持ちに似ている気がします。でも今日のカレーより一晩寝かせた明日のカレーが美味しいように、何度見ても笑うところは笑ってしまうんだよなあ。ずるい!
ピーチボーイズ
Peachboys
シアター711(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/29 (月)上演中
予約受付中校臨エンプレス【Bチーム】
RAVE☆塾
ブディストホール(東京都)
2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★
魔法女子高で年に1度開かれる魔法大会の直前、連覇中の"女帝"と呼ばれる絶対女王に起きた異変が起こす騒動を描く休憩無し95分、女子ばかり総勢約20名のキャストは華やかで目の保養になり、プロットに少々ヒネリもあって楽しめました。個人的には主役の数名が他のメンバーと比べて特に可愛いとは感じませんでしたが…。
トライアル 2024
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)上演中
予約受付中実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/04/25 (木) 19:00
ストーリーの展開が超面白いです!キャラクターも個性があり、見応えがあります!