『Day Dream Dance』
空想実現集団TOY'sBOX
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
校臨エンプレス【Aチーム】
RAVE☆塾
ブディストホール(東京都)
2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
第十七捕虜収容所
日本の劇団
シアターブラッツ(東京都)
2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
映画では娯楽性の高い名作だが、脱走物の古典の魅力を余す事なく舞台化した。痛快、天晴れ。
小劇場劇団の選りすぐりの俳優(男優)を集めて一つの舞台を創る意外に無かった企画が、どの程度の舞台成果を結ぶのだろう・・と半信半疑で観に行ったが、俳優力というものはやはりあるな・・。(そこが試される演目でもあったか)
随分若い頃にTV(昔は深夜にも様々映画をやってた)かレンタルで観てハマった記憶があってもう一度借りて観直して「やはり面白かった」(大脱走でなくこっちが)と思った記憶だけがあり、後は殆ど内容を覚えていなかったが徐々に思い出して行き、裏切り者を割り出す瞬間を心待ちにしている自分がいる。
その、仲間の命を左右する局面で、仲間からの疑惑の視線を掻い潜ってスパイを割り出す勝負に出る場面、ここまで完璧に構築されてるってぇと文句の付けようがない。比較的自由さか許された環境が事実に基づくものかは分からないが、同じ部屋の捕虜たちの脇役たち(ある意味全員が脇役とも言えるが)の群像が、こうしたドラマの要であったりするが、色付けは明瞭、実に好演であった。
あなただけがそこにいる
劇団皇帝ケチャップ
浅草九劇(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/04/26 (金) 14:00
知人の保証人になったことから借金を背負って亡くなった両親に代わり返済を続ける主人公が高校時代の親友たちと始めた稼業(?)の顛末。
多額債務者と取り立て屋とか主人公たちの過去とかモチーフはダークなのにフィクションならではのファンタジックな要素とユーモアがそれを緩和して重くも暗くもならず後味佳く〆るのが巧み。
また、ここの初期からの特色である会話の上手さに磨きがかかり、程よい脱線の仕方から掛け合い漫才のような丁々発止のやりとりなど、もはや名人芸級?
強いて言えばやや強引な展開や説明不足気味なところが無いでもないが、フィクションとしての許容範囲内と思えたのは贔屓目か? ちなみに説明不足気味と思えたところは開演20分前から流れる「ラジオトーク」で補完できたのだった。
銀河鉄道の夜
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
〈チーム蠍座〉
平田オリザ流『銀河鉄道の夜』論な部分が非常に面白かった。確かにカンパネルラはそんなに良い奴でもないな。貧乏で虐められているジョバンニに唯一優しく接してくれるだけ。虐めっ子グループのザネリとも仲良いし、最期はそのザネリを救けて溺れ死ぬ。自分の中の正しさに殉じて死んでいく少年。理想の友達みたいに思っていたが、何かを背負わされている可哀想な子に見えた。自分の判断ではなく、常に何か誰かの評価を気にした行動。死にたかったのか?
ジョバンニ役菊池佳南さんは顔立ちがキムタクに似ている。5人で一時間で『銀河鉄道の夜』をこなすという荒技。取り憑かれたように何役もこなす、たむらみずほさんがMVP。狂気すら感じた。一番、判り易いタイタニック号ネタを切るとは驚いた。何を切って何を残すのか、が面白い。原作についても考えさせられる。後ろのスクリーンに投影されるアニメが良い出来。3時間ぐらいのもうこれ以上はない『銀河鉄道の夜』なんかも創って欲しい。
デカローグ1~4
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2024/04/13 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
クシシュトフ・キェシロフスキ監督と言えば、映画好きであった昔2本ほど観た記憶があり、それがTVシリーズ「デカローグ」から映画化された2本(「殺人に関する短いフィルム」「愛に関する短いフィルム」)に当たったのだが、元がTV用作品だと知ったのは後の事で、いつかTV版の全作が見れたらな~、という思いが脳の奥底に残っていた。
今回の新国立主催の公演は(にしては)中々の盛況ぶりな印象だが、映画ファンの動員という事もあるだろうか。
Aプログラム(1話・3話)を観た。
子役が出演する。見たところ小学高学年。特に1話では主要人物3名の一人の役を担い、台詞も多く、父子家庭(母親とは死別か別居か不明)の健気だが繊細な、しかし自分の考えや疑問を中心に存在し得ている、うまく言えないがある特徴を備えた役柄。父親は間違いなく彼の成長を大事に、不要な作為で相手の精神を歪めないよう、自分も自然で正直な、それゆえ世界を肯定する前向きな存在であろうとするような、そんな姿を想像させるすくすくと育った子どものキャラが浮かぶ。
つまりドラマが想定した父子関係を成立させる役のキャラが鍵に思われる。その点でこの低年齢の俳優は、「稀に見る天分」の子役ではない事は全く良いのだが、キャラがフィットしない感が残った。指定された動きをこなし、台詞を出す範疇に止まり、心を動かす領域には到達できなかった。と言ってもそれは恐らく劇作りで難度の高い作業で、小川絵梨子演出はこの最大のネックをどれほど意識しただろうか、と疑問が過ぎった。勿論大意を伝える役割は果していたけれど。
第一話は父子と、父の姉(=息子の伯母)が主な登場人物。学者の父は、パソコンの計算式を活用する技量を体得した小学生の息子と、プログラムの話題で日々のコミュニケーションをかわしている(パソコンに打ち込まれる文字・記号は、縦に長い「団地」の装置の上部の壁面に映し出されるが、ポーランド語らしい)。
この所息子は「死」についての質問を父によくする。なぜと聞けば、近々建つ教会の敷地の前に、犬が死んでいたという。「死とは何か」の質問に対し、父は分子レベルの話をする。死によって人間は「消える」だけだという。
「今日は伯母さんが夕食を作ってくれるからな」と出かける父。伯母の興味に答えて息子はパソコンを立上げ、打ち込んだ指示算式で家内の電化製品を動かし、玄関の鍵を解除し、風呂の湯を沸かす。感心する伯母。父は遅く帰って来る。伯母は甥のために教会に通わせたいと願い、弟にも勧めるが、無神論を貫く科学者である弟は難色を示す。父はコロンの匂いをさせ、姉に指摘される。(姉はこれを厳しくは咎めないので、妻はいないと思われる。)
不思議な場面がある。ある夜、子どもが得意で毎日プログラムを作っているパソコンの電源を消したにも関わらず、点いてしまう。もう一つ伏線らしい事が起きるが、その後、ある日の夕方学校帰りに事故が起きる。サイレンが響きわたり、近所の大人が「子供二人が池に落ちた」と告げに来る。息子は池の氷の厚さを計算できる。そういう間違いは犯さない。だから息子ではない、と推量するも父は居ても立っても居られず駆けつける。救助隊に引き出されるのを凝視するもう一人の近所の母親が、絶望の声を上げる。息子とつるんでいた級友を見つけ、姉が声を掛ける。「スケートに行くと言っていた」と言う。そして父も現実を知り、崩れ落ちる。家に戻った父は、再び「勝手に」立ち上がったパソコン画面に映った「I am resdy」を見つめ、エンターを押す。再び「I am ready」と出る。何度もエンターキーを押すが他に何も起きない。普請中の教会の壁に蹴りを入れる。まるで無神論である自分をあざ笑った相手に抗議するように。
ポイントは、上述した「不思議」で、最初私は息子が不可思議の領域に触れつつある事を示唆するものかと考え、池の氷の厚さは十分だったのに息子に備わった別の力が氷を貫いた、とも想像したが、恐らくはパソコンが息子に嘘の解を教えた、というのが作家の意図だろう。
旧約聖書にはアブラハムが高齢にして漸く授かった一人息子イサクを、生け贄に捧げるよう神が命じるという有名なエピソードがあるが、旧約の神は理不尽な神、人間を「試す」神だ。しかし現代において、人間が神を裏切るテーマは数あれど、神がかくもあからさまに人を試す物語は寡聞。息子を死なせたのは神ではなく、「科学への過信」と言い換える事も可能だが、このドラマは事故の背後に「神」を読み取らせる。
以上がエピソードⅠ。Ⅲはネタバレに改めて。
なかなか失われない30年
Aga-risk Entertainment
新宿シアタートップス(東京都)
2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了
友情
劇団的屋
わらべうたの館・奈良市音声館(奈良県)
2024/04/06 (土) ~ 2024/04/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
typeB観劇。
武者小路実篤の代表作を、脚本家をゲームクリエイターに置き換え、見事に報われない恋、友情と恋愛の葛藤が描かれていた😳
登場人物と同世代の俳優さんたちの演技も良かった👍
大正時代の小説だが、現代でも十分共感する内容で凄っ🤯
場展もスムーズで良く考えられてて、面白かった❤️
これで500円はコスパ高過ぎ、オマケで★5つ付けておきます!
いまさらキスシーン
劇団六風館
大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)
2024/04/12 (金) ~ 2024/04/13 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
楽日観劇。
この演目3度目ですが、女優版はお初✌️
とても疾走感のあるお芝居でした。
迷える青春🙄
悩ましい青春🤔
どっちつかずの青春💦
それでも、良いじゃないか👍
七転び八起き、何度でも立ち上がれ、JK三御堂島ひより💕
面白かった😆
ps.新人さん多数入部を祈念🙏
シアターと僕
劇団カオス
大阪公立大学杉本キャンパス旧教養地区第1学生ホール(北食堂)2階オアシス(大阪府)
2024/04/05 (金) ~ 2024/04/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
小さな映画館で1人映画を観る僕は、同じく1人映画を観る君を…
クチャラー,ギャル子の妨害乗り越え終わりと思ったら…
そこから、いきなり加速する、この世界観!?
(かなり無理矢理感あるが)
おっ面白っ、面白かった😆
そして甘酸っぱい青春にキュン💕
愉しかった🤩
もともと、役者さんの演技力はしっかりしていた劇団さんですが、
最近のオリジナル脚本の出来は高いレベルを維持していますね。
今回はフーンっていう前半からの飛び跳ね方(無理矢理感はある
が面白さが上回ってた)が凄かった。
次回も期待しています。
秘密の花園さん
劇塾!S.W.S
魅殺陣屋(大阪府)
2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
楽日観劇。
血のつながらない家族と
血のつながった他人😳
花園家に隠された㊙️とは?
役者のあんなこんな恥ずかしい姿に、酒焼けいじり!
😈の演出家の所業に大笑い🤣ムッチャ笑った😆
そして家族の有り様に考えさせられる公演。
笑って笑ってジーンとして、愉しかった。
チケット2000円というコスパを考えると、十分すぎる内容ということで、少しオマケの★5つをつけておきましょう。
面白かった。
ブルースが聴こえる
WAO!エンターテイメント
アトリエアーサム(大阪府)
2024/03/26 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
4月6日(土)11:00開演の回を観劇。
厳しいながら、なんじゃかんじゃ楽しく生きているホームレス、そこに施設の話が…
より良く生きるとは?
生きる権利とは?
本当に良い人ばかり、親身に思ってるのに…
話の展開も繋がり良く、皆さん演技上手くなった?
胸熱🥰感動した💓
悪役令嬢イミテーション
ぱすてるからっと
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
後藤郁さん出演。偽チームを観劇。
ぱすてるからっとさんの舞台は後藤ちゃんのイメージからは遠いと思っていたので、出演を知ったときは驚きました。女性中心の舞台は朗読劇のGreifくらいで、演劇としては皆無でした。いわゆる2.5次元的な演目も初舞台のダンガンロンパ2016だけです。なので意外だったのです。
ぱすてるからっとさんと言えば力が入ったダンスシーン。後藤ちゃんの舞台出演でこれまでダンスってあったっけ、というくらいなのでちょっと心配していました。2014年にいったん芸能界を引退。ダンガンロンパで復帰されて以来関東の公演は全部観劇していますが、ダンスの記憶はほとんど無いです。
ダンスはそこまで激しいものではなかったですが、現役時代を思い起こさせるきれいな動きで、安心しました。終演後にそのシーンの撮影イベントがあったのがありがたかったですね。
ダブル主演の坪井未来さんは「時計塔のレイラ」でも拝見しましたが、2016年の天才劇団バカバッカさんの「COLORS」でも拝見してました。8年も前ですが当時とお変わりないですね。
美月まりもさんは今回も別チームで別役で出演されているのですね。いつもすごいです。
世迷子とカンタータ
9-States
駅前劇場(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
コメント遅くなり申し訳ありません。
めっちゃ良かったです。ジンときて温かい気持ちになって、良い時間をありがとうございました。
ハナコトバ -朗- for spring
Daisy times produce
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2024/04/10 (水) ~ 2024/04/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
コメント遅くなり申し訳ありません。朗読劇。耳に心地よく、ストーリーも良かった。スタッフさんも親切で、めっちゃいい劇団さんです!
ターミナルビル物語
劇団暴創族
シアターサンモール(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/04/28 (日) 17:00
開演前の前説や舞台のセットから、如何にも「旅情を誘う」かの如き仕掛けが豊富な感が有り、「格安航空会社の赤字路線廃止による最終便に、競合する大手航空会社の先発便の機体故障による引返しを受けての、振替輸送の旅客が、空港ロビーにて搭乗受付」という状況からの、コメディ含みの人間ドラマ…というノリで、航空ファンのみならず、鉄道ファンでも十分に楽しめる内容の作品だった。
朗読ユニットさざなみvol.6宮沢賢治名著
朗読ユニットさざなみ
MUSIC BAR道(東京都)
2024/04/20 (土) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
第37回公演『ライダー』
激団リジョロ
シアターシャイン(東京都)
2024/04/12 (金) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
コメント遅くなり申し訳ありません。
びっくりするくらい良かった。演者も舞台美術もスタッフも!無我夢中でラストまで。良い時間をありがとうございました。
らくだ
CHAiroiPLIN
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2024/04/12 (金) ~ 2024/05/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「大胆な飛躍に客席が湧く舞踊劇」
2022年に「あたま山」を舞台化したCHAiroiPLINがつぎに手掛けた根多は「らくだ」である。歌舞伎でもよく上演される古典落語の名作だが、乱暴者の死体を担いで踊らせるというきわどい内容を老若男女が愉しめるダンス作品へと昇華させたスズキ拓朗の面目躍如であった。
トライアル 2024
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了