さくえるが投票した舞台芸術アワード！

３作品上演され、３作品ともよかったがその中でも一番でした。
もうよかったとしか言えない。

台詞が生きており、また、世界観に入りっぱなしで、もう時間があっという間でした。

「In The PLAYROOM」-Extra stage-も捨てがたがったが、新作のこちらを選択。
今回の作品も、もう手に汗握る展開で、瞬きなどするのが惜しいぐらいでした。非常に濃密な物語で時間があっという間でした。

小刻みに変わっていく場面のテンポがなかなか心地よく、また役者のやり取りについても、韓国語のセリフの場面でもホントに普通の日常場面を見てるように感じられた。

２バージョン公演（奴隷サイド／皇帝サイド）であったが、物語の濃密度はどちらサイドも遜色はない仕上がりでした。また、片サイドだけでも面白く観れるようになっていたが、両サイドを観ると面白さが倍以上であった。

キャラの出てくるタイミングとか、それぞれの絡み方などが上手いと感じた上、笑わせてもらいました。

２バージョンでの公演だったので、もう少しバージョンの違いがあってもよかったと思える部分もあったが、それ以上に、物語自身は名のある武将が出てくるとか、派手な合戦シーンがあるわけでもないが、登場人物たちがそこに生きていた、いや生きているのを感じられる舞台であった。

スベリギャグ満載感的な感じは少し控えめでしたが、楽しませようとの意気込みを意識せずに見れる仕上がりになってたと感じた。

池袋盤も捨てがたかったが、下北盤を選択。今回もゲームをしている感覚となり、時間があっという間だった。

短編集と言いながら、同じカップルでそれぞれの人生の分岐点の話だったのはお見事。