電動夏子安置システム第31回本公演
電動夏子安置システム第31回本公演
実演鑑賞
2014/07/08 (火) ~ 2014/07/15 (火) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.dna-system.com
期間 | 2014/07/08 (火) ~ 2014/07/15 (火) |
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劇場 | シアターグリーン BASE THEATER |
出演 | 小原雄平、道井良樹、なしお成、岩田裕耳、横島裕、添野豪、新野アコヤ、上松コナン(散歩道楽)、杉岡あきこ(殿様ランチ)、根津茂尚(あひるなんちゃら)、堀奈津美(DULL-COLOREDPOP)、志賀聖子 |
脚本 | 竹田哲士 |
演出 | 中山隼人 |
料金(1枚あたり) |
2,800円 ~ 3,500円 【発売日】 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 7月8日(火)19:30 7月9日(水)19:30 7月10日(木)15:00/19:30 7月11日(金)19:30 7月12日(土)13:00/17:30 7月13日(日)13:00/17:30 7月14日(月)19:30 7月15日(火)17:30 |
説明 | 1742年(寛保元年)、新年を迎えたばかりの江戸の事である。 神田小伝馬町で小間物屋を営む伝兵衛という男は、いつもの日課で浅草の観音様にお参りをしていた。お参りを終え帰ろうとすると、突風とともに一枚の紙切れが彼の足元に舞い落ちる。見るとそこには、今晩、火事が起こる旨の予告が書いてあった。 伝兵衛はこれを観音様のお告げと思い、店へ帰り、急いで蔵に家財などをしまった。 その晩、まさに小伝馬町一帯で火災が発生したのである。伝兵衛の店も焼けてしまったが、その他の財産は損害を免れた。これを怪しんだ近所の者が奉行所に訴え出たため、彼は奉行所へ引き立てられ、死罪を言い渡される事となる。 時は流れて20XX年。千代田区有楽町二丁目JR有楽町駅中央口を出た場所にかつて南町奉行所が存在した。 現在そこには、独立行政法人司法文化技術支援機構が運営する仮想現実陪審「オシラス」の建物が立っている。 この頃になると、裁判員制度から移行した陪審員制度が定着し、一般市民が「人を裁く」ことは身近な事象であった。司法が一般人の感覚として浸透するその弊害として、量刑が不当であったり、冤罪を生み出すことも珍しくはなかった。 人は良識をもって他人を裁く事に関して、麻痺し始めていたのである。 この建物はそんな市民の感覚を計るための施設であり、すでに結審した過去の裁判記録を元に、正しい司法判断が下されていたかどうかを、当時を生きた人物たちの感覚を疑似体験することで改めて検証しなおすことを目的に創られた。 ただし、彼らが体験するのは、まだ司法制度が成熟していない、公権力が市民を裁く時代の事柄である。無作為に集められた12人の陪審員は、ここで過去の事件を紐解く。時に当時の人物と、また時に現在の自分自身とを行き来して、当時の状況を鮮明に知り、それを現代の自分たちの感覚で評決を下す。 もちろんその結論は全会一致でないと効力をもたない。 あくまで恃みにするのは自らの良識なのであった。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | ■舞台監督 河野千鶴 ■舞台美術 袴田長武 ■照明 阿部将之 ■音響 奥野竜史 ■衣装 岸川康子 ■小道具 電動夏子安置システム ■宣伝美術 岩田裕耳 ■撮影 渡邊皐 ■スチール 佐藤淳一 ■WEB 竹田哲士 ■制作 道井良樹/じょん ■制作協力 西村なおこ |
神田小伝馬町で小間物屋を営む伝兵衛という男は、いつもの日課で浅草の観音様にお参りをしていた。お参りを終え帰ろうとすると、突風とともに一枚の紙切れが彼の足元に舞い落ちる。見るとそこには、今晩、火事が起こる旨の予告が書いてあった。...
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