いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」 公演情報 いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.9
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★★

    一粒で二度美味しい
    そんな感じのステージでした!演奏に芝居、バランスよく構成されていて良かったのですが、ブラームスの作品のせいなのでしょうが、歌曲が多かったように感じました。あと、けっしてクオリティーが低いわけではないのですが楽器の構成のせいか、演奏に若干物足りなさも感じてしまいました。

  • 満足度★★★★★

    ネホリーハホリー☆
    (^^)/4日の昼、ひらつかホールで
    [東京イボンヌ]の
    【俺の兄貴はブラームス】を観てきました☆
    面白かったです。
    クラシック+演劇という、
    他の劇団に真似の出来ない舞台がパワーアップ☆
    高尚なコメディと感動も勿論健在♪
    大満足の舞台でした!
    観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★★★

    演劇+クラシック
    初見の劇団さんで作風を全く知らないまま足を運んだのですが、舞台の上にスタンバイをしたオーケストラを見てテンションが急上昇。蓋を開けると、演劇とクラシック演奏とが同比重で扱われた新ジャンルの舞台でした。

    ネタバレBOX

    ブログに感想を書きました。素敵な時間をありがとうございました!
    http://ameblo.jp/kangeki-jyoshikai/entry-12036049484.html
  • 満足度★★★★★

    上質
    とにかく観て良かったと思える舞台である。良い音楽と物語と演技,もう何もいらない。最後の第4楽章の場面では鳥肌が立っているほどしびれてしまった。終演後興奮状態で観逃がしてしまった前作「酔いどれシューベルト」DVD(劇場特価で500円引きらしい)を購入したほどである。石田壱成はこれまで何作か観たことがあるが,一番いいと思ってしまった。川添美和も所属劇団での芝居では見られない味のある芝居をしていた。もちろん他の役者さんも素晴らしい。音楽も,歌は聴き応えあったなぁ。オケもあの少人数で良い音を奏でていた。もう終わってしまい,人に薦めることができないのが残念だが(そもそも3日間,しかも平日しか日程がないのが厳しい。),ホント多くの人に観ていただきたいと思った(もちろん,音楽の好みが違う人にはキツイだろうが・・・)。最後に,定刻開演,こう宣言する姿勢がカッコいい。

  • 満足度★★★★★

    ブラームス兄弟の人間臭さ!
    オーケストラ、オペラ、ミュージカル、芝居好きな人に1度に多くを楽しませてくれる作品です。
    よくもこう正反対な性格の二人に強い絆があったとは・・・兄弟愛良かったです。
    特別ゲストの3人、藤原歌劇団の”ランスへの旅”行きますのでさらに注意深く観ます。
    ひとつだけ、演奏良かったのですが、金管楽器の音が目立ち、弦楽系の重厚さが足りなかったです(仕方ないか・・・笑!)

    ネタバレBOX

    東京イボンヌ的解釈のブラームス兄弟。
    売れなかった兄ヨハネスをシューマンに会わせたのは弟フリッツの何も恐れない積極的に体当たりする行動であった。
    そして、恩師シューマンに天才といわれ期待された交響曲の作曲のプレッシャーに苦しむ兄を救ったのも弟フリッツであった。
    いしだとモリタの絡みが良かったです。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしいの一言
    この公演の最大の魅力は、観客に「芝居と音楽を融合」させたファンタスティックな世界を楽しんでもらう、そんな思いやりが感じられるところである。
    舞台後方を少し高くし、そこにオーケストラ(17名編成)を配置し、客席の全方位に楽曲が聴き取れる工夫をしている。通常であれば、ピットでの演奏になるが、会場(スクエア荏原ひらつかホール)はオペラ等の専用劇場ではないため、芝居と融合させるには難しいと思う。演奏者は少し高いところから、芝居だけではなく、客席まで見えてしまい集中力を保つのが大変であったと思うが、見事に演奏していた。逆に観客としては、クラシック音楽と芝居の両方が楽しめた。

    ネタバレBOX

    この公演は、着想と構成が良かった。まず、着想であるが、バッハ、ベートーヴェンという巨匠...この傑物を超える人物が現れるのか。そんな時、彗星のごとく現れるヨハネス・ブラームス。そして兄の才能とは雲泥の差のある弟フリッツ・ブラームス。本公演ではその弟にフォーカスし、大作曲家ヨハネスとの対比を通して人間的魅力を浮き彫りにする。その姿は、信頼、羨望、時には嫉妬という人間の持つ感情を現しているが、その心底は兄への尊敬...。兄ヨハネスの心情は、弟を持て余しながらも愛し、その心の移ろいが師シューマンとの出会い、その妻クララへの思慕、愛情がわかり易く展開する。
    クラシックというと、堅苦しい感じもするが、この公演では、コミカルな場面、悲哀な場面等々、その状況に応じて奏でられるため自然と聴き入る。そして、場面転換が名曲(多くの観客が知っている馴染みのあるものばかり)によってされるのだから贅沢である。この奇を衒わない選曲こそ、観客に親しみと楽しさを持たせ、芝居(物語)の面白さと相まって、この公演の魅力を引き出している。その意味でキャスト(俳優、声楽家、演奏者、バレエダンサー)の演技、演奏、舞踊はもちろんであるが、音楽監督:小松真理 女史の選曲・構成は見事であった。特にシューマンに認められた「ハンガリー舞曲」は、ドイツ各地の演奏旅行での採譜であり、そのリズムは楽しませる。また編曲で名高いリストを登場させ、ヨハネスの古典音楽...当時の音楽をめぐる有り様についても一石を投じる、など幅広い視点が盛り込まれており観応え十分であった。
    芝居は、ベートーヴェンの第九交響曲の第十番目ではなく、ヨハネス・ブラームスの第一交響曲として...弟フリッツ・ブラームスの思いは、兄のこの曲によって昇華されたようだ。

    また、自分が気に入ったのが、照明技術である。舞台上に芝居スペースと楽団スペースがあり、その照度・照射角度を調整することは難しかったと思われる。それは客席からも分かる多重射光で見事に観(魅)せていた。

    最後に、日本ではオペラ等の専用劇場はそれほど多くない。あっても東京を始め大都市が中心であろう。今回の公演スタイルであれば、ある程度の設備を備えた劇場でも上演可能のように思える。演劇・音楽等は文化であり、多くの人に親しみ、楽しんでもらいたい、という姿勢が素晴らしい。
    このような試みに果敢にチャレンジしている主宰、脚本、演出の福島真也 氏のご活躍に期待したい。

    本当に素晴らしい公演、次回も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    新鮮
    「クラシック音楽と演劇の融合」の謳い文句に惹かれ観劇しましたがその名に恥じないというより期待以上の作品でした。見たことないジャンルで新鮮でこれからもこの道を極めて欲しいです!

  • 満足度★★★★★

    とにかくフリッツとヨハネス!
    このふたりの魅力を堪能させて頂けました!!本当に引き込まれました。こんな兄弟関係あったらイイなと思いました。そして演技・ダンス・演奏・オペラとすべてを調和させるために払われている苦悩を想うと涙モノです。こんな凄いものはないです!!でも、もっと贅沢なものへ昇華していってください。期待しています☆そして初めてみた鳥木さんに乾杯!!ノックアウトされる、歌唱力でした!!

  • 満足度★★★★★

    素晴らしきかな“東京イボンヌ”
    “東京イボンヌ”初観劇。
    “クラシック音楽と演劇の融合”をコンセプトとし、
    「今回の公演で“新ジャンル”を確立します」と、
    主宰の言葉通り“新ジャンル”は「確立された」と思う。

    いや、「スタート地点に立った」と、敢て私は言い直したい。

    何故なら、この“新ジャンル”は、“融合”という意味では、
    更に進化するべきであり、また、その可能性を秘めていると感じたから。

    素晴らしい公演なのは紛れもない事実だが、更に高みを目指してほしい。

    ネタバレBOX

    オーケストラ、声楽家、バレエダンサー、
    何れも素晴らしかったが、

    私の印象に残ったのが、“フルート”。

    女性奏者でしたので、
    “齋藤久美子”さんか、“宮下まい”さんのどちらかだと思いますが、

    抑揚・音色・ピッチ、どれもが私の想い描く“フルート”で、ウットリとしてしまいました~。。。

    因みに、6/4(木)14:00の回です。
  • 満足度★★★★★

    ”コラボ”から”融合”へ
    東京イボンヌは2度目だが、改めてこの表現形式に衝撃を受けた。
    オーケストラと声楽家、それにバレエダンサーのレベルが非常に高い。
    下手すると芝居を食ってしまいそうなクラシックの迫力だが、
    やはり芝居がなければ成立しない作品であるところが素晴らしい。
    世に認められた天才ヨハネス・ブラームスと、才能のない弟フリッツ・ブラームス。
    それぞれ孤独な葛藤を抱えつつも、互いを思い合う兄弟のストーリーがあり、
    そこから生まれた音楽やウィットに富んだ挿入歌が背景を得て生き生きと立ち上がる。
    以前観た時はクラシックと演劇との単なる“コラボレーション”だと思ったが、
    今回は“融合”という印象を受けた。
    若干脚本の無理が感じられるところはあるが、全体の流れがそれを上回って自然だった。

    ネタバレBOX

    むせ返るような花の香りのロビーで受付を済ませて中へ入ると
    舞台正面奥、一段高くなっているところに既にオーケストラが控えている。
    下手にピアノ、その手前にバーカウンターと止まり木、上手にはソファとテーブルがある。

    作曲家ヨハネス・ブラームス(モリタモリオ)は、才能はあるが人づきあいが下手、
    自意識過剰で心配性。
    その弟フリッツ・ブラームス(いしだ壱成)は、人懐っこくて明るく楽天家、彼女もいるし
    誰からも好かれる。
    弟は兄を励まし、作品を見ておらおうと一緒に大作曲家シューマン(吉川拳生)を訪ねる。
    ヨハネスの才能にほれ込んだシューマンのおかげで、
    彼は一躍有名作曲家の仲間入りを果たす。
    ところが彼はシューマンの妻、知性と気品溢れるクララ(川添美和)を愛してしまう…。

    かの天才ブラームスに、才能に恵まれない弟、という対比が面白かった。
    天才は何かが欠落しているものだというところに説得力がある。
    互いに孤独な葛藤を抱え、それを初めて終盤さらけ出すところが良い。
    その時明らかにされるクララとの隠されたエピソードも効いている。

    そして兄弟のストーリーを柱に随所に演奏されるクラシック音楽が本当に素晴らしい。
    他人の作品を自分が生み出したと勘違いする性格のフリッツ…という設定には笑ったけど
    そのおかげで自由な選曲が可能になったのは楽しい。
    藤原歌劇団の鳥木弥生さんのカルメン、一瞬にして舞台で花になる存在感がすごい。
    表情豊かな歌声、ビシッと決まる仕草と振りで
    「このカルメンもっと観たい聴きたい!」と思わせる。

    阪井麻美さんのバレエも素晴らしかった。
    絵のような美しい動きに目が釘づけになった。

    余計なお世話だが、マネジメントも稽古も大変だっただろうなあと思った。
    クラシック音楽もバレエも演劇も、本来分かれていたファンが一堂に会した感じ。
    幕の内的楽しさ満載でアイデアの素晴らしさを感じる。
    そのうちの一つだけを愛したい人は、それだけを追いかければ良い。
    でもいろんなものが融合すれば、相乗作用でこんなに豊かな空間が広がることを
    今回改めて知った以上、私はこれを新しいジャンルとして存分に味わいたい。

    これは着想と脚本にかかっている。
    主宰の福島氏が言うように「必然的に出来るモノ」だったのかもしれない。
    だが必然的なものは不自然さに対して厳しく、小さな違和感が破たんを招く。
    誰に注目して、どんなキャラ設定にして、何を聴かせるか。
    期待の風を孕んで大きく船出した東京イボンヌ、舵取りに注目しつつ応援したいと思う。

    ひとつ、終盤のフランツの号泣、いしだ壱成さんだからついやらせたくなるのも分かるけど
    あそこまで悲痛にならなくても、フランツの苦悩は切なく伝わるような気がした。
    それにしてもブラームスのあの髭が、ストレスのせいだったとは、妙に納得したのだった(笑)
  • 演劇と音楽のコラボがユニークな
    劇団で、今回は大劇場といってもいい規模のスクエア荏原での公演。大きな劇場に合わせたそれなりの衣装、役者、華やかなドレス姿の歌手や、クラシックの交響楽団が入り、ロビーはむせ返るような花束の香りに満ちていた。観客もちょっとお洒落なワンピース姿が多く、みなさんわかっていらっしゃる(笑)私もカシュクールのドレッシーなワンピ。こういうのは主宰の方が願っていた形だったのかな?とふと疑問に思いましたが、案内の方もそれなりの衣装で決めていらしたから、そうなんだろうな、と納得して観劇。なんで当日券を出さないのかは不思議に思いましたが・・・。平日のマチネにかなりの入りで、有名になってきたなぁ、と感心しました。こういうスタイル、日本人の好みによく合っているんでしょうね。インテリジェンスがあって、笑いがあって、しかも芸術的な感動に触れられる。こういうスタイルを築きあげてきた劇団に拍手です。

    ネタバレBOX

    う~ん、今回の劇、あまり演劇と音楽のコラボがよくなかったような気がする・・・・。効果音とかBGMがほとんど無く、劇と音楽がそれぞれのパートに分かれてしまって、舞台上の時間の流れがブツブツと途切れるような感じ。楽団に効果音を頼むのは気が引けてしまったんでしょうか?楽団による生の効果音やBGMも聞きたかったですが・・・・。終わりもちょっと残念。観客はアンコール期待してましたよね?素敵な音楽のアンコールと華やかなカーテンコールでより盛り上がったんではないでしょうか。女性が着物やワンピース姿で来るということは、コンサートやそれと同等の興奮を期待しているということです。ボソボソとしたおしゃべりで終わったのは寂しかったですね。主演のいしだ壱成もこういうのへただなぁ・・・・。なんか、ハイこれで終わり!という感じで幕が下りたのは、いまどき珍しくさえ感じた。あと、ライティングが目を射るようで、しかも客席から丸見えだったのは興覚め。
  • 満足度★★★★★

    standing ovation
     バッハ、ベートーベンと並び称されるドイツの名作曲家ブラームス。シューマンに認められ、一日にしてスターダムにのし上がった彼は、その美貌と才で著名なシューマンの妻、クララに強く心を惹かれる。ところで、偉大な作曲家として知られるブラームスのファーストネームは、ヨハネス。彼には弟が一人居た。(追記後送)

    ネタバレBOX

     弟のファーストネームは、フリッツ。この物語の主人公である。兄弟共に、音楽家を目指していたが、弟はハンブルグで漸くコントラバス奏者の地位を得た三流音楽家の父の血を強く受け継いだためか、作曲の才能は、まるでなかった。一種の欠落傾向を持っていたのである。その傾向とは、それと知らずに盗作してしまうことにあった。一方、ヨハネスの才は、ロマン派的傾向を多分に持ちながら、古典派的に規則内での自由を求める傾向にあった。無論、それでも彼の才は図抜けていたし、それを最初に認めたのが、シューマンだった訳だ。然し、そのヨハネスにも矢張り欠落があった。人情の機微に極端に疎かったのである。その為、友達もおらず音楽しか無かった。逆にフリッツは、この面では非情に優れ、誰からも好かれ、友達も多かった。彼を慕うナターシャも居る。
     兄弟は互いの欠落を埋め会うように、故郷を離れて、同じ町で暮らしていた。舞台が設定されているのは、彼らが毎日通うバールのような店である。この舞台空間の奥にオーケストラが控え、下手にグランドピアノと弾き手が居る。舞台上では、通常の演技と共に、オーケストラ・ピアノの生演奏を背景に声楽家が歌い、バレエダンサーが踊る。何れも非常にレベルの高い面々。これらの要素が見事に演技とコラボレートして観客を楽しませてくれる。因みに東京イボンヌは、演劇とオペラやクラシックコンサートを融合させた新ジャンルを上演する為に、主宰の福島 真也氏が立ち上げた劇団であり、今回が9回目の上演である。
  • 満足度★★★★★

    豪華なステージ
     音楽と演劇を両方楽しめる、ありそうでなかった好ステージ。音楽と演劇両方に対して並々ならぬ愛情とうんちくがないと作れない作品だと思います。生演奏の迫力と、コミカルなんだけどちょっと泣ける兄弟愛のストーリーが合体した意欲作。

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