focus#3 円 公演情報 focus#3 円」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-36件 / 36件中
  • 満足度★★★★


    「珍しい凡人」しか観てないけど面白い。選曲がいい。出演陣が豪華。

    ネタバレBOX

    intro「12人の凡庸な日本人」
    ダンスしてたけのこニョッキなゲームして、その場の空気で有罪にする。

    01「みんな私のことが好きだった」
    リストラに走る企業の人事部の会話劇…キャラのたった良作品。ジェネラルの「ぼくらはみんな~生きている~」が、いいスパイス。

    02「Arabian Apring Nights」
    国会議事堂前で別れ話をする二人…なんやかやと別れたくない男と冷めた女の態度に引き込まれる。確かに壊すだけじゃなくて「創る」ことに魅力がある。

    03「マドンナー先生」
    予備校での会話劇…原田優理子の自称マドンナ先生キャラが面白い。女性陣がみな素敵だった。

    04「That's Entertainment!」
    群馬から武道館を目指そうとする会話劇…個性的な人間の正直な会話に癒された。玉置玲央のしゃべりがどことなくかわいい。一番面白かった。


    Interlude「ほんとうの話」
    遠い親族との恋話…05、10の布石。

    05「珍しい恋人」
    ゲイの芸術家の片思い…ローリングクレイドル。

    06「今日も誰かのせいにする」
    ビンタをかます原作者に、思わずビンタを返す映画監督…07への布石。

    07「ほね☆すて(実写版)」
    漫画原作映画のリハーサル…03の浪人生が無事役者になれたのは良かったのか悪かったのか。抱きつき時の防御がうまい。原作者(片桐はづき)のファッションが好き。

    08「ほね☆すて(漫画版)」
    07の原作…結ばれたのち、夫の死まで寄り添い、後悔する妻。なんか人生だなと。これが普通なのかなと。乾いた感じがいい。

    09「世界の男と女の魔法」
    01の室長が新入社員と浮気したことを02の女が責める…ストレートなシーンに間所刈のキャラが際立つ。アケミ(北川未来)の冷めたキャラが、似合ってる。

    10「○○○」
    出産で妻を亡くした男の悲喜劇…シャープな感じ。らぶほ。

    Extra「人の終わり」
    火葬場…人が死んでもドラマは残るのか。
  • 満足度★★★★

    ホント好き。
    箱庭さんはいままで本公演を何度か観劇させて頂いていましたが、focusシリーズ(?)は初めてでした。
    説明の通り、これまでの公演内容に沿った内容の短編集でした。
    しかし、本公演を観ていなくても十分楽しめる内容になっていました。
    ただオムニバスなので当然ですが、ひとつひとつのエピソードが短く、ちょっと物足りない感はありました。

    ネタバレBOX

    箱庭さんは毎回思うのですが、物語だけではなく登場人物が思ったことや考え、推測を率直に論理的に主張しているところが素晴らしいと思います。かつ、不自然に見えないのも役者さん達の力あってこそなのでしょう。

    次回は8月末にスズナリということで、いまから予定空けておかないと。
  • 満足度★★★★

    盛り沢山
    初めての箱庭円舞曲。

    今までの作品の役柄でオムニバス形式ってことで
    観ていない自分がどれだけわかるかな?と思ったが
    楽しめました。

    知っていればもっと楽しめる部分もあるのだろうけど
    知っていなくても充分楽しめる作品。

    テンポが良くて次から次へと進んでいく。

    「え?もうこの話終わり?」ってのもあり(笑)



    珍しく出てる役者さん、皆好きなタイプでした。
    「円」というテーマですが観てる最中はあまりそれが頭をよぎらず・・・。
    それが良いのか悪いのかわからないけど
    あっという間に進んで行くから考えてる暇がないってことだったのかな。

    ネタバレBOX

    特に女優陣が好き。

    小玉さんはキャラがズルイって感じでしたが
    松本さんの飄々とした感じとか
    北川さんの斜に構えた感じとか好き。

    原田さんのマドンナー先生はつらぬいてて
    村上さんの強くて弱い感じとか
    片桐さんの弱くて強い感じも好き。

    個人的に3,5,8,9,10が好き。


    男優さんは小野哲史さんと玉置玲央さんのたたずまいが好き。

    玉置玲央さんは10がかなりの存在感。


    前作品数本DVD購入したので今回の役どころ再確認しようと思います。


  • 満足度★★★★

    リンクしていく快感
    オムニバス。だんだんリンクしていく快感。時間があっという間に過ぎた。

  • 想定内
    どの短編も想定内のお話で浅い感じのコントが連なっている。役者に魅力的な人がいるので何とか観れた。

  • 面白くて☆楽しくて☆嬉しかった☆★★★★
    豪華なキャスティングで役者さんの演技力だったり空気を楽しめた♪(*^_^*)☆個性ある方々の融合で素敵なまあ~るい作品になってたよ!観れて良かったぁ~☆★★★★

  • 満足度★★★★★

    期待どおり。面白かった。
    箱庭の舞台は見逃せないと思って駆けつけました。オムニバス形式の番外編ということでしたが、本編を観ていなくても十分楽しめました。
    他の方も書いていますが、一人ひとりのレベルが高いです。間の取りかた、セリフをしゃべっていないときの表情など。箱庭の舞台は独特の空気があり、居心地が良いです。上演時間2時間は、あっちゅう間でした。劇場は満席で無理矢理、スキマに追加席を作ってました。出演者で新入社員を演じていた方、きれいですね。

  • 満足度★★★

    番外
    いつもより自由度が高いというか、
    いろいろやってるけど余りうまくいってないね。
    小玉久仁子の使い方は難しいんだなと思ったり、
    くっそー、役得タクシーだなと思ったり(笑)
    それと、なんていうか箱庭はアゴラじゃないだろう。
    MVPは原田優理子。

  • 満足度★★★★

    次回本公演は見逃せない
    今回初めて観た。演者が粒ぞろいというか高いレベルでまとまっているため非常に見ごたえアリ。過去作品のスピンオフが中心できっと昔から観ている人はもっと楽しめたんだろうな。次回本公演は見逃せない。

    ネタバレBOX

    シリアスな部分だけでなくコミカルな部分もバランスよく配置され硬軟両面併せもっていて。個別に名前挙げたら全キャスト順番に語る必要があるぐらい。

    なかでも沈黙の演出が効いていて印象深い。序盤から観ている方も呼吸するのを躊躇うぐらいの沈黙を配してきて緊張感高かった。

    中盤では沈黙の中からの片桐はづきと小林タクシーの突然のやり取りは強烈。何か起こるなと思って観てても吃驚した。

    終盤の玉置玲央の挨拶のシーンも実際には沈黙状態ではないが、重苦しい雰囲気がまるで音(声)がしていないかのように感じられた。
  • 満足度★★★★

    本人が演るのはズルい?(笑)
    過去作品の人物や場面を使っての短編オムニバス。
    そこそこの長さがあるものから瞬間芸のようなものまでうまく組合わせられ、最後にはそれらの「その後」も見せる構成はさすが。
    また、元ネタをかつて観ていたものについては観ているうちに「アレか!」と思い当たったり「それをそうしちゃいますか(笑)」と意表を突かれたり、な楽しみもアリ。
    どちらかと言えばスピンアウトよりもセルフパロディなオモムキ、普通は他者が演って本人は苦笑いするようなモノを自らやっちゃあズルい、な感無きにしも非ず。(笑)

  • 満足度★★★

    やはり本編あってのスピンオフ
    Intro、track1~10、Interlude、Extra Trackの13章から成る小品は
    登場人物や人間関係が細い糸で繋がりながら展開する。
    ”本公演を観ていなくてもお楽しみいただける”と言っているが
    少ししか観ていない私には、その面白さが6~7割しかわからないような気がした。

    ネタバレBOX

    舞台を囲むように客席が3ブロックに分けて作られている。
    舞台上手の高い位置に排水溝のような丸い横穴が開いており、
    そこから滝のように大量のがらくたがあふれ落ちている様が印象的。
    人形、ホース、ゲーム機、家電、etc.まるで人生の縮図のような生活の残骸。
    床には丸い円がいくつか描かれている。

    個人的には「Interlude」の、一人称で人生を語っていくのが面白かった。
    リレー形式で複数の役者が語り継いで行く演出で
    バトンを渡す時には二人が同じ台詞を同時に言うのだがタイミングも良く面白い。

    「Track10」の死んで行く妻(片桐はづき)の苦しい声をバックに
    葬儀の挨拶をする夫(玉置玲央)がリアルで胸に迫った。
    「Extra Track 人生の終わり」の、火葬場のシリアスなシーンで
    人間のこっけいさを見せるところ、古川さんはこういう場面が上手いと思う。

    小玉久仁子さんが出て来るとキョーレツなインパクトにその場が持って行かれるが
    ちょっと勿体ない使い方をしているような気がした。
    小玉さんはエキセントリックな言動の裏にある深い心情を表現できるすごい人だと思うが
    短い作品ではその“裏の心情”を見せるひまがない。
    本編を観ていないと、そこが偏ってしまうのが残念。

    私は箱庭円舞曲の作品を2つくらいしか観ていないので
    スピンオフの面白さがわからなかったのかもしれない。
    「スピンオフ」は、やはり本編あってのスピンオフであり、
    箱庭をずっと観て来た人にはもっとその“番外編”っぷりが楽しいだろうな、と感じた。
  • 満足度★★★★★

    まるでサラリーマンNEO
    ジワッと滲み出てくる面白さがいいですね。

    ネタバレBOX

    個性的な特徴を持つキャラクターが織りなす10編+αはまるでサラリーマンNEOを見ているかのようでした。

    観たことがある演目でも内容をそんなに覚えているわけでもなく、だからこそ観劇記を付けているわけだし、個々のキャラクターだって同じで、作者さんが頭を振り絞って考えたとしてもこちらは一回観るだけで、シリーズ物にでもならない限り、そもそもスピンオフと言われてもなあと少し心配していたのですが、当日パンフレットにもあったように、元ネタを知らなくても面白いし、知っていればああそうそうこんな人いたなあと楽しめる作品群でした。

    例えば三浪した高校生が記憶力だけに頼って役者になり、最後は焼き場の釜番になったりと、繋がっているところが円ということでした。役者の名前は三船敏郎、そう言えば手塚治虫という漫画家のアシスタントもいたなあとクスリとしました。

    しかし、最後は焼き場での様々な人との別れのシーン、何もここまでしみじみさせることも無かったのではないかと思えるくらいの縁でした。

    役者さんでは松本寛子さんのしれっと感が好きでした。

    小玉久仁子さんは空想組曲と被っていたのですね。オファー順か究極の選択か分かりませんが、箱庭円舞曲へのご出演もこれもまた一つのご縁だと思いました。
  • 満足度★★★★

  • 満足度★★

    役者力
    苦手な感じで始まったものの中盤からはわりと楽しめた。
    序盤は笑わせるシーンで引いてたのもあるが、それ以上に
    「滑稽ゆえに怖い」ような場面でわりと笑いが起きていてとても温度差が...。

    様々にリンクする短篇集で役者の気持ちの対応が難しそうだった。
    役者力のとても高い作品。
    内容的には典型的な小劇場芝居といった感じで…理屈っぽさが
    前に出て正直ちょっと面倒くさい。好きな人は好きだろうけど。

    玉置玲央が不思議と美しいような魅力だった。
    もうひとり、失礼な新人OL(?)を演じていた方に惹かれた。
    北川未来さんかな?

  • 満足度★★★★

    円の形
    うねりまくっていびつだけど、ちゃんと繋がっている。
    そういう形が観終わった後に浮かんできました。

    過去公演のスピンオフという事でしたが、1作品しか見たことがなくても充分楽しかったです。

    ネタバレBOX

    Track10「○○○」の看護婦さんが亡骸になる演出にはおぉ!こういうの好き、と思ってたら気持ちの切り替えに失敗しました。
    その後にある通夜の厳かな雰囲気に入っていけず、自分でももったいないことをしたなと思います。
  • 満足度★★★★

    フアンにはたまらない。
    豪華な役者陣を使って箱庭フアンにはたまらない作品に仕上がっている。

    ネタバレBOX

    シンプルだけど舞台美術も素敵だった。

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