㐂(よろこび) 公演情報 㐂(よろこび)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-20件 / 26件中
  • 満足度★★★★★

    長時間ですが。
    ちょっとした小説を読み終えた感じです。笑わせたり、泣かせたり。ろりえの役者さん、みんなすごいです。人生って。。。しみじみできました。

  • 満足度★★★★★

    何十年
    すごかったです。

    ネタバレBOX

    思い出すと、泣いてしまう。
  • 満足度★★★★★

    憧憬。
    相変わらずのナンセンスギャグ満載のろりえワールド。ずっと笑わせていただいてお腹痛いww しかしその中から浮き上がる「女の一生」に。奥山さんは心底、女性を慈しみ女性を尊敬し、女性を愛し女性を憧憬してるのだなぁ、としみじみさせられました。ろりえ大好き。何時間でも、毎日でもずっとずっと観ていたい。3時間弱という時間を感じさせない素敵さでした。

    ネタバレBOX

    志水さんの存在感がグッと増し、前半の「生」を見事に背負っていました。梅舟さんも相変わらず素敵(特に声が好きです)。斎藤さんも安心感があるしと徳橋さんも可愛い。ろりえの女優さんはほんと皆さん素敵ですよね(*^-^*)

    そして今回、奥山さんの演技にびっくり。カヨ子との爽やかカップルが素敵すぎて、おば様方にモテること確実。

    あと、あの熊親子のリアルさ・・・笑 特注だそうです。ゴジラに続き、気合いの入れ方凄すぎですw
  • 満足度★★★★★

    くっそぉ
    泣いちゃったよ。母親亡くしてると一際堪らん。
    必要な長さとは思わないんだけど決して不快ではない。
    にしても、ほんと団体芸だよなぁ。
    そして如何にも初日だった。

    ネタバレBOX

    使用楽曲ツボ(岩井関連多かったな)。
    エンディングも、KANさん…って感じです。
    二人一役はどうかなぁと思ってたんだけど、
    若者同士じゃ後半の情感は出ないわなと納得。
  • 満足度★★★★★

    「嗤い」ではなく「笑い」、そして「泣ける」
    「笑って泣ける」なんて書くと、ほんと馬鹿かというような表現だけれども、本当にそうだったので、素直に書いてみた。前々から奥山雄太氏の作品には古典的と言っても良いようなオーソドックスなドラマがドンと中心にある。けれども、それが古びた感じを持ったり、恥ずかしかったりというようなことは全くない。ロマンチックな視線や、そこに酔いそうになる目を客観視して笑いながらも、しかしその笑いは決して2ch的な「嗤い」とはならず、つまり誰かを馬鹿にすることなく、しかし愚かでしかありえない人間をいとおしむ優しい目線。今回もそれ炸裂で、観客は、どんどん笑いながら、どんどん人生の深みにハマっていくことになる。そしてハマった先で

    ネタバレBOX

    最後には深く優しい涙を流すことになるでしょう。かなりの傑作です。
  • 満足度★★★★★

    繊細
    昨年末、奥山氏の春風舎でのワークショップの風景をみていたせいか、
    今までより物語の奥まで視えてきたように思います。

    それを踏まえて他の方の評価をみてみると、
    自分の考えよりは評価が若干低いようにも感じられたりもして、
    違和感があったりしました(苦笑

    今回の作品、今までの作品よりはだいぶ作者の繊細さが前面に出ている気がします。

    ・・ただ、その繊細さは以前から感じられていたことで
    あくまで同じ世界の別の面を見せてあげたにすぎないのです。

    というのも、これだけ登場人物一人一人のキャラをしっかり組み立てながら
    メリハリをつけて完璧な笑いに仕上げるのは、繊細でないと無理だからです。

    ・・たとえば自分が前日に観た青☆組ですとか、箱庭なんかと比べてみれば
    良く分かるのですが、
    奥山氏の舞台では、登場人物のひとりひとりがとても生き生きと(目のキラキラしっぷりが半端ない(笑)文字通り跳ね回っています。

    物語や世界観として捉えるなら、
    ひとつの流れとして目に見えるかたちは、
    青☆組や箱庭のほうがずっと美しく見えたりもするのですが
    (そこが評価の分かれ目になったりもするのかな・・?
    登場人物のその躍動感は、現在他のどの劇団をも圧倒的に凌駕しているようにも思うのです。

    以前はその原因が、ひょっとしたらただ単に奥山氏の周りに
    非常に魅力的な役者陣が常に自然と集まっているだけなのかと
    勘ぐったりしたこともあるのです(相当初期のころからその傾向が続いていたので(笑
    しかし、ワークショップをみてみて、
    勿論それも大いにあるのですが、
    奥山氏が登場人物一人ひとりのキャラクターを、
    役者たちといっしょに作り上げることに恐ろしく長けていることが大きいのだな、と気付きました。

    それは、何か特殊な演出法というよりか、
    多分演出家自身の、天性の人を見る目によるとでも言えばいいんでしょうか。

    今回の舞台を観ていれば良く分かるのですが、
    登場人物すべてが、
    「凄くバカなのに凄く一生懸命愛おしく生きている」
    のが、よく伝わってくると思います。

    作者は、悩み苦しみ、それでも生きる登場人物すべてを愛していますし、
    誰も決してバカにしていません。
    (当たり前な話ですが、想像力が豊かな人は決して
    一生懸命生きている人を馬鹿にしたりはしません。

    人によっては、
    政治家や大臣のような他人に命令できるような立場になって後世に名をのこすことが、
    人より優れた人生であると思い込んでいたりもするようですが、
    この作品には、
    そんな人に誇れるものなど何もなくても、
    他人から見れば失敗もあり、悲しくもある寄り道だらけの人生でも、
    それも愛おしくて素敵だと信じられる作者の愛が込められているように感じます。

    それこそが、自分が演劇に求めているものですし、
    この舞台にはそれを優しく表現できる
    若い役者とスタッフたちが揃っていた。

    もし百年たって、今回の脚本を元に上演しても、
    まるで別物になっているでしょう。

    自分にとってろりえは、
    トリュフォーのように繊細であるという点で、
    現在の東京の劇団の最高峰に位置するように感じられます。

    そして、それは他の東京のいくつかの劇団にみられるように、
    特筆すべきテクニカルな演出法とチームワークによって際立つというよりかはむしろ、
    細やかな感性とやさしい想像力によって際立っているという点で、
    異色であり、自分にとっては好ましい存在でもあるようにも思うのです。

  • 満足度★★★★★

    ある女の一生
    色々な話を強引に繋ぎあわせたような印象もありますが、観終わると走馬灯のように懐かしい思い出として過去のシーンが蘇って来ました。

    ネタバレBOX

    ゲイの夫婦に拾われ、相撲とって、泣いて、西方浄土を目指して、上海で売春して、殺人犯の身代わりになって逃げ帰って、キムチ食って癌になっての一生。

    三鷹で見たゴジラかと思わせるような大きなクマの着ぐるみや、乾いた音がするいかがわしい日本人ブローカーの後ろ姿といったお芝居らしい作り物に見慣れさせられていましたので、本物の白い普通の棺桶が出てきたときは死を強烈に現実のものとして認識させられてしまいました。

    お芝居自体は、カンさんを思い続ける気持ちを節目節目に出してはいましたが、カヨ子という女の生き様としてはなんだか色々なシーンを強引にくっつけたような印象でした。

    しかし、死を目の当たりにすると、お祭りのときのバケツリレーで火を消そうとしたバカバカしさなども遠い過去のように思え、そして上演時間が2時間50分ですから本当に随分さっきのことだったのですが、直接今とは関係ないけれどそんなこともあったなと思い出の一コマとして蘇って来ました。

    自分が産んで捨てた娘みの子との最後の対話シーン、どう接していいか分からないみの子のぼそぼそとした声、実の母親をばばあと呼ぶ心境、素敵でした。

    もう女優は無理だから、大女優になる!と叫んでいたウェイヨンが大女優になって訪日したときには棺桶の中、日本人ブローカーから離れたことによって道が開けたウェイヨンとその恩人カヨ子、ラストシーンは少しジーンと来ました。

    ところで、字幕はよく読めず、中国語も理解できず、ナレーションはほとんど聞き流していました。
  • 満足度★★★★★

    ロリエで
    時間を感じさせない作品の力。
    凄い。
    泣かされるとは。

  • 満足度★★★★★

    何もない大切な人生
    ろりえで泣かされるとは思ってなかった!

    笑いとしんみりどころのバランスがスゴい良くて面白い!

    今回は初見の人もろりえ節にお腹痛くなることはなさそうです。

    ろりえの志水衿子さんは輝き、木村香代子さんは素敵でした! 
    そしてカーテンコールは素晴しく感じた!!!

    ネタバレBOX

    「無力なあなたへ」、、、当日パンフの奥山雄太氏の言葉。

    一見“何っ!”と思わせるチャレンジャーな発言だけれど、
    観終わった後にこの言葉の意味がわかるのかも。

    みの子(徳橋みのりさん)とカヨ子(木村香代子さん)が相撲するシーン、
    言葉にしないお互いの気持ちが伝わってきてホントに良かった!
  • 満足度★★★★★

    無題398(12-141)
    16:30の回(晴)。15:45受付、16:01開場。16:25前説~16:33開演~18:07前半、18:13後半~19:21終演。すみません、時間がとれず...評価だけでも先に。

    えーと、「松竹梅」なんですよね?

    ネタバレBOX

    「三鷹」からですので2作目。受付前、1階扉前で待ちます、予定時間を少し過ぎ5階に案内されるのですが、受付は並んでいた順にという指示がありました。結構、先入れ後出しになってしまうのですが本公演はちゃんと配慮されていました。舞台、白い床にオレンジ照明で公演タイトルが映されているだけ、質素なもの。大きな円は土俵。レトロなBGM、16:25前説、16:33雨の音?、スモークが薄く漂い床面のタイトル文字の上に円錐形を形作ります。

    私、時間の長さは大丈夫。お尻が痛くなったり、座席の間隔が狭くて身動きできないということがなければ。

    「三鷹」のときも、本作でも何故か懐かしさを感じました。小さな頃に聞かされた物語のような。

    オペラでみたような「字幕」あり、紙相撲、相撲のタイコがRock'n'rollに聴こえる、熊は迫力があり、客席を使ったバケツリレーで後藤さん汗だく、よくタイミングがあうものです。

    女優…うめふね…またみに行きましょう。そしていつか「女優(著:岡田茉莉子さん)」のような一代記をモノにしてください。

  • 満足度★★★★★

    不覚にもウルウル
    MJ(みうらじゅんさん)が年取ると涙腺が緩むと言ってましたが
    私もそうなのかな?2007年から見ているろりえさんで1粒涙が出た!
    物語と言うか前半の長い所もあり毎度の馬鹿な所もあるけれど
    ジジイとババアが加わって今までより色というかアクセントが付いたみたい
    奥山さんの舞台登場と初感動の記念で★×5です。
    (全体で見ると三鷹との方がスッキリしてたけどね)ホントこんなのが何かの賞(岸田とかね)に名前が乗ったら面白いなぁ、なんてね。詳細はTBへ

  • 満足度★★★★

    映像・着ぐるみ・・・中の人
    波乱万丈の人間賛歌というと言いすぎかもしれませんが、それだけの長編大作であった。

    単純だがバケツリレーがすごい好きなシーンだ。

    そうそう、余ったフライヤーが見事なほどに文庫カバーにぴったりで再利用してます。

    ネタバレBOX

    池袋の路上で出くわした後藤さんはあの熊より迫力がありました。
  • 満足度★★★★

    当ユニットに慣れてきて...
    2時間までがあっという間で,それからの流れがゆっくりだった気がしました。ろりえ主宰の語り口はそれだけ時間を要してゆったりだと思いました。

  • 満足度★★★★

    起伏に富んだ日々と人生のボリューム感
    出生の秘密からして破天荒な物語でありながら、
    それがそのなかに生きるキャラクターの
    人生の起伏としてしなやかに積もっていく。

    長めの尺も、生きるボリューム感として
    作品を豊かに膨らませて観る側を満たす。

    作り手流に描きだした女の一生が
    とても瑞々しく感じられました

    ネタバレBOX

    終わってみればまごうことなき
    女性の一代記。
    個々のエピソードはかなりユニークでぶっ飛んでいたりもするのですが、
    でも、それが単純な滑稽さに終わるのではなく
    それぞれの場面を生きていく主人公の
    日々を過ごすひたむきさと良い意味での軽質さを
    しなやかに浮かび上がらせていく。

    シーンが一つずつ重ねられるたびに
    主人公の人生に訪れる大きな節目のさりげない質感も印象的。
    時に必死に、あるいは淡々と
    過ごしていく時間に起伏がうまれ積もって。
    塊として観てしまえば、
    あざといほどに波乱万丈な人生なのですが、
    それぞれの時間を生きる瑞々しさがしっかりと作り込まれているので
    観る側は飽くことなく、
    主人公の時間を追いかけてしまうのです。

    外枠として差し込まれる、
    彼女の終焉の日々の風景が
    主人公の人生をいたずらに霧散させることなく一つに束ね、
    その広がりのありようを観る側にしなやかに渡して。
    奇想天外な物語でありながら、
    ラストシーンを本当に美しいと思った。

    単に場面ごとに物語るものとは異なる
    作り手の描きだす世界があって、
    シーンごとを楽しむのとはことなる
    心の捉えられ方があって。

    主人公の人生を繋いだ二人の役者や、
    そこに重なるキャラクターを演じきった役者たちにも、
    ふくよかさと初日を感じさせない安定がありつつ、
    さらに満ちていく予感も感じて。

    心地よい見応えと
    キャラクターの生きる質感に
    すっかりと浸されてしまいました。
  • 満足度★★★★

    ありえない設定の中にも
    強烈に人生を感じさせるものがあって、お芝居の醍醐味みたいなものを感じました。女が生まれてから死ぬまでのエピソードを積み上げたらこんな感じになるのかな?とすると、やはりこれだけの大作になるのも仕方ないような気がする。どんなに悲しいことがあっても、やはり人生は生きるに値するものなのですね・・・。
    と素直に思える作品。

  • 満足度★★★★

    長さ感じず
    2時間40分の上演時間(前説では40分~50分とアナウンス)であったが、長さは感じず。
    一生の描き方も無駄に描きすぎず端折りすぎず、程よく描けてたと感じた。面白かった。

  • 満足度★★★★

    久しぶりの
    「ろりえ」の観劇でしたが、波瀾万丈のひとりの女の人生を
    ろりえ風の味付け満載で楽しませてもらいました。
    以前観た時は、新しい試み的なことを毎回取り入れてるように感じたのですが、もう、ろりえスタイルみたいなのをを確立したのですかね!?
    でも、これからも目が離せないですね!!

  • 満足度★★★★

    世情
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    池袋シアターグリーンにて劇団ろりえの【よろこび】を観劇。
    前作【三鷹の化け物】では等身大のゴジラ(上半身)を登場させて​度肝を抜いたが今作は何を見せてくれるか?

    ホモの為に村で爪弾きにされているカップルが捨て子の赤ん坊カヨ​子を見つけて育ていく。ホモの親でもカヨ子は愛情につつまれて、​子供~少女~大人へと立派に成長していく。そしてカヨ子も結婚し​て愛する夫が出来るのだが、突然の事故で夫を失い、茫然自失のカ​ヨ子は親と娘を残して上海に流れついてしまう。そして生きる為に​娼婦になるのだが、事件に巻き込まれ何十年振りに日本に戻ってく​る。そして残された家族と再会するのだが、カヨ子は癌に犯され余​命幾ばくもない状態だった・・・・。

    カヨ子の生まれてから死ぬまでの一生を3時間かけて描いていく。​不幸な運命の持ち主のカヨ子なのだが、周りの人達との関わりや生​きる喜びを見出しながら、負の面をあまり見せずに、己の人生に投​影するという行為を観客はしないでカヨ子の波乱万丈の人生を観て​いく。だが最後にカヨ子の葬式が終わって舞台の幕が閉じるという​終わり方には度肝を抜かれてしまった。始まりから終わり直前まで​は観客の感情をあまり動かさない芝居だったのが、最後に人生の一​生を終える瞬間がこの舞台の最大のクライマックスであり、ここで​初めて観客の感情を揺さぶり、己に投影させるように持っていくと​は・・・・。

    中島みゆきの【世情】が久しぶりに効果的に使われていた。金八先​生以来かも?
  • 満足度★★★★

    さらっとして深くて熱くて。
    観終わってしばらく、『女優(おんなやさしい)←2010年ろりえ公演』のセリフ・役者の表情・動き・汗・楽曲・ダンスが、頭の中を駆け巡ってた。

    『よろこび』がつまらなかった訳じゃない。おもしろかった。とてもよかった。
    『女優』と比すると、かなり洗練されてるし、人物描写も練れている。
    ろりえではおなじみ(?)の「閑話休題的なユルグダくすぐり」も、今回は普通におもしろかった(←ボクが慣れてきただけなのか?笑)。

    でも、ほんのほんのわずかな消化不良感。。。

    好みの問題なんだろうけど。

    ろりえの奥山さんの作品を観ると、色合いは全く異なる劇団だけどポップンマッシュルームチキン野郎の吹原さんの作品を思い起こすんだ、いつも。

    「きっと、この人はコメディオンリーでもシリアスオンリーでも、優れた作品が書けるんだろうな」って。

    今回は、コメディパートもシリアスパートも良かった分、「コメディ芝居を観つづけたい」「シリアス芝居を観つづけたい」という気持ちが湧いてきたのかも。

    それはさておき。

    本山歩さん演じるスケベエが良いんだよなあ。

    ここまであっけらかんと徹底してスケベ(←エロじゃないんだ)すると、気持ちが良いというか・・・清潔感すら漂ってくる(笑)

    あと、松下伸二さん&後藤剛範さんのコンビが良い!

    バリバリの脇役なんだけど・・・可笑しくも哀しいんだよなあ。
    大黒柱じゃないけど、確実に『よろこび』を支える柱なんだよねぇ。。。

    それにしても、声を張る後藤さんを観ることができたのは、レアな体験かも(笑)

    ネタバレBOX

    カヨ子臨終のシーンは泣ける。

    その前のシーンで、娘ととる相撲に勝ち続けるからこそ、更にグッとくる(普通は負けて「衰え」を表現するだろう)。

    一番グッときたのは葬式のシーン。

    ウェイヨン(梅舟惟永さん)が参列したところで感情MAX。

    ろりえ公演の楽しみのひとつであるダンスシーンは、冒頭のみ。

    ラストでドカンといかなかったのは演出か?

    冒頭のダンスをラストで出されたら・・・しかも笑顔でやられたら・・・ナミダ流れちゃったかも。
  • 満足度★★★★

    叙情・叙事
    久々のシアターグリーンにて、「三鷹の化け物」以来のろりえ。旗揚げから全公演観てまっせ。毎回新しい発見がある、やはり若手筆頭と思わせられる劇団。

    叙情・叙事両方を含んだ壮大なドラマ。長さといい作風といい、先日の「百年の秘密」に通ずるものがある。奥山雄太さんの作品には必ず差別であったり自分の居場所に対する想いであったりが含まれていて、そこに一定のくだらなさと物事の軽さを加えて天秤にかけさせる。観客はそれを観て、自分の「何か」投影させ、客観的にその「何か」を考える事ができる。不思議な劇団だ。そして、まだまだ目が離せない劇団だ。

    それらを表現する事を担わされているろりえ娘4人。魅力がすごい。志水衿子さんの天真爛漫さ。ブレんなあ。

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