満足度★★★★★
長時間ですが。
ちょっとした小説を読み終えた感じです。笑わせたり、泣かせたり。ろりえの役者さん、みんなすごいです。人生って。。。しみじみできました。
満足度★★★★★
憧憬。
相変わらずのナンセンスギャグ満載のろりえワールド。ずっと笑わせていただいてお腹痛いww しかしその中から浮き上がる「女の一生」に。奥山さんは心底、女性を慈しみ女性を尊敬し、女性を愛し女性を憧憬してるのだなぁ、としみじみさせられました。ろりえ大好き。何時間でも、毎日でもずっとずっと観ていたい。3時間弱という時間を感じさせない素敵さでした。
満足度★★★★★
くっそぉ
泣いちゃったよ。母親亡くしてると一際堪らん。
必要な長さとは思わないんだけど決して不快ではない。
にしても、ほんと団体芸だよなぁ。
そして如何にも初日だった。
満足度★★★★★
「嗤い」ではなく「笑い」、そして「泣ける」
「笑って泣ける」なんて書くと、ほんと馬鹿かというような表現だけれども、本当にそうだったので、素直に書いてみた。前々から奥山雄太氏の作品には古典的と言っても良いようなオーソドックスなドラマがドンと中心にある。けれども、それが古びた感じを持ったり、恥ずかしかったりというようなことは全くない。ロマンチックな視線や、そこに酔いそうになる目を客観視して笑いながらも、しかしその笑いは決して2ch的な「嗤い」とはならず、つまり誰かを馬鹿にすることなく、しかし愚かでしかありえない人間をいとおしむ優しい目線。今回もそれ炸裂で、観客は、どんどん笑いながら、どんどん人生の深みにハマっていくことになる。そしてハマった先で
満足度★★★★★
繊細
昨年末、奥山氏の春風舎でのワークショップの風景をみていたせいか、
今までより物語の奥まで視えてきたように思います。
それを踏まえて他の方の評価をみてみると、
自分の考えよりは評価が若干低いようにも感じられたりもして、
違和感があったりしました(苦笑
今回の作品、今までの作品よりはだいぶ作者の繊細さが前面に出ている気がします。
・・ただ、その繊細さは以前から感じられていたことで
あくまで同じ世界の別の面を見せてあげたにすぎないのです。
というのも、これだけ登場人物一人一人のキャラをしっかり組み立てながら
メリハリをつけて完璧な笑いに仕上げるのは、繊細でないと無理だからです。
・・たとえば自分が前日に観た青☆組ですとか、箱庭なんかと比べてみれば
良く分かるのですが、
奥山氏の舞台では、登場人物のひとりひとりがとても生き生きと(目のキラキラしっぷりが半端ない(笑)文字通り跳ね回っています。
物語や世界観として捉えるなら、
ひとつの流れとして目に見えるかたちは、
青☆組や箱庭のほうがずっと美しく見えたりもするのですが
(そこが評価の分かれ目になったりもするのかな・・?
登場人物のその躍動感は、現在他のどの劇団をも圧倒的に凌駕しているようにも思うのです。
以前はその原因が、ひょっとしたらただ単に奥山氏の周りに
非常に魅力的な役者陣が常に自然と集まっているだけなのかと
勘ぐったりしたこともあるのです(相当初期のころからその傾向が続いていたので(笑
しかし、ワークショップをみてみて、
勿論それも大いにあるのですが、
奥山氏が登場人物一人ひとりのキャラクターを、
役者たちといっしょに作り上げることに恐ろしく長けていることが大きいのだな、と気付きました。
それは、何か特殊な演出法というよりか、
多分演出家自身の、天性の人を見る目によるとでも言えばいいんでしょうか。
今回の舞台を観ていれば良く分かるのですが、
登場人物すべてが、
「凄くバカなのに凄く一生懸命愛おしく生きている」
のが、よく伝わってくると思います。
作者は、悩み苦しみ、それでも生きる登場人物すべてを愛していますし、
誰も決してバカにしていません。
(当たり前な話ですが、想像力が豊かな人は決して
一生懸命生きている人を馬鹿にしたりはしません。
人によっては、
政治家や大臣のような他人に命令できるような立場になって後世に名をのこすことが、
人より優れた人生であると思い込んでいたりもするようですが、
この作品には、
そんな人に誇れるものなど何もなくても、
他人から見れば失敗もあり、悲しくもある寄り道だらけの人生でも、
それも愛おしくて素敵だと信じられる作者の愛が込められているように感じます。
それこそが、自分が演劇に求めているものですし、
この舞台にはそれを優しく表現できる
若い役者とスタッフたちが揃っていた。
もし百年たって、今回の脚本を元に上演しても、
まるで別物になっているでしょう。
自分にとってろりえは、
トリュフォーのように繊細であるという点で、
現在の東京の劇団の最高峰に位置するように感じられます。
そして、それは他の東京のいくつかの劇団にみられるように、
特筆すべきテクニカルな演出法とチームワークによって際立つというよりかはむしろ、
細やかな感性とやさしい想像力によって際立っているという点で、
異色であり、自分にとっては好ましい存在でもあるようにも思うのです。
満足度★★★★★
ある女の一生
色々な話を強引に繋ぎあわせたような印象もありますが、観終わると走馬灯のように懐かしい思い出として過去のシーンが蘇って来ました。
満足度★★★★★
何もない大切な人生
ろりえで泣かされるとは思ってなかった!
笑いとしんみりどころのバランスがスゴい良くて面白い!
今回は初見の人もろりえ節にお腹痛くなることはなさそうです。
ろりえの志水衿子さんは輝き、木村香代子さんは素敵でした!
そしてカーテンコールは素晴しく感じた!!!
満足度★★★★★
無題398(12-141)
16:30の回(晴)。15:45受付、16:01開場。16:25前説~16:33開演~18:07前半、18:13後半~19:21終演。すみません、時間がとれず...評価だけでも先に。
えーと、「松竹梅」なんですよね?
満足度★★★★★
不覚にもウルウル
MJ(みうらじゅんさん)が年取ると涙腺が緩むと言ってましたが
私もそうなのかな?2007年から見ているろりえさんで1粒涙が出た!
物語と言うか前半の長い所もあり毎度の馬鹿な所もあるけれど
ジジイとババアが加わって今までより色というかアクセントが付いたみたい
奥山さんの舞台登場と初感動の記念で★×5です。
(全体で見ると三鷹との方がスッキリしてたけどね)ホントこんなのが何かの賞(岸田とかね)に名前が乗ったら面白いなぁ、なんてね。詳細はTBへ
満足度★★★★
映像・着ぐるみ・・・中の人
波乱万丈の人間賛歌というと言いすぎかもしれませんが、それだけの長編大作であった。
単純だがバケツリレーがすごい好きなシーンだ。
そうそう、余ったフライヤーが見事なほどに文庫カバーにぴったりで再利用してます。
満足度★★★★
当ユニットに慣れてきて...
2時間までがあっという間で,それからの流れがゆっくりだった気がしました。ろりえ主宰の語り口はそれだけ時間を要してゆったりだと思いました。
満足度★★★★
起伏に富んだ日々と人生のボリューム感
出生の秘密からして破天荒な物語でありながら、
それがそのなかに生きるキャラクターの
人生の起伏としてしなやかに積もっていく。
長めの尺も、生きるボリューム感として
作品を豊かに膨らませて観る側を満たす。
作り手流に描きだした女の一生が
とても瑞々しく感じられました
満足度★★★★
ありえない設定の中にも
強烈に人生を感じさせるものがあって、お芝居の醍醐味みたいなものを感じました。女が生まれてから死ぬまでのエピソードを積み上げたらこんな感じになるのかな?とすると、やはりこれだけの大作になるのも仕方ないような気がする。どんなに悲しいことがあっても、やはり人生は生きるに値するものなのですね・・・。
と素直に思える作品。
満足度★★★★
長さ感じず
2時間40分の上演時間(前説では40分~50分とアナウンス)であったが、長さは感じず。
一生の描き方も無駄に描きすぎず端折りすぎず、程よく描けてたと感じた。面白かった。
満足度★★★★
久しぶりの
「ろりえ」の観劇でしたが、波瀾万丈のひとりの女の人生を
ろりえ風の味付け満載で楽しませてもらいました。
以前観た時は、新しい試み的なことを毎回取り入れてるように感じたのですが、もう、ろりえスタイルみたいなのをを確立したのですかね!?
でも、これからも目が離せないですね!!
満足度★★★★
さらっとして深くて熱くて。
観終わってしばらく、『女優(おんなやさしい)←2010年ろりえ公演』のセリフ・役者の表情・動き・汗・楽曲・ダンスが、頭の中を駆け巡ってた。
『よろこび』がつまらなかった訳じゃない。おもしろかった。とてもよかった。
『女優』と比すると、かなり洗練されてるし、人物描写も練れている。
ろりえではおなじみ(?)の「閑話休題的なユルグダくすぐり」も、今回は普通におもしろかった(←ボクが慣れてきただけなのか?笑)。
でも、ほんのほんのわずかな消化不良感。。。
好みの問題なんだろうけど。
ろりえの奥山さんの作品を観ると、色合いは全く異なる劇団だけどポップンマッシュルームチキン野郎の吹原さんの作品を思い起こすんだ、いつも。
「きっと、この人はコメディオンリーでもシリアスオンリーでも、優れた作品が書けるんだろうな」って。
今回は、コメディパートもシリアスパートも良かった分、「コメディ芝居を観つづけたい」「シリアス芝居を観つづけたい」という気持ちが湧いてきたのかも。
それはさておき。
本山歩さん演じるスケベエが良いんだよなあ。
ここまであっけらかんと徹底してスケベ(←エロじゃないんだ)すると、気持ちが良いというか・・・清潔感すら漂ってくる(笑)
あと、松下伸二さん&後藤剛範さんのコンビが良い!
バリバリの脇役なんだけど・・・可笑しくも哀しいんだよなあ。
大黒柱じゃないけど、確実に『よろこび』を支える柱なんだよねぇ。。。
それにしても、声を張る後藤さんを観ることができたのは、レアな体験かも(笑)
満足度★★★★
叙情・叙事
久々のシアターグリーンにて、「三鷹の化け物」以来のろりえ。旗揚げから全公演観てまっせ。毎回新しい発見がある、やはり若手筆頭と思わせられる劇団。
叙情・叙事両方を含んだ壮大なドラマ。長さといい作風といい、先日の「百年の秘密」に通ずるものがある。奥山雄太さんの作品には必ず差別であったり自分の居場所に対する想いであったりが含まれていて、そこに一定のくだらなさと物事の軽さを加えて天秤にかけさせる。観客はそれを観て、自分の「何か」投影させ、客観的にその「何か」を考える事ができる。不思議な劇団だ。そして、まだまだ目が離せない劇団だ。
それらを表現する事を担わされているろりえ娘4人。魅力がすごい。志水衿子さんの天真爛漫さ。ブレんなあ。