
逆VUCAより愛をこめて
劇団スポーツ
駅前劇場(東京都)
2025/01/31 (金) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/02/01 (土) 14:00
座席1階
前々作よりもおもしろかった。客席はほぼ満員だったが、比較的ゆったり目の下北沢・駅前劇場でのいすの配置。この劇団の特長だが、何とかしてお客さんを楽しませようというサービス精神が今回も貫かれていた。
舞台はファミレスの店内。前説に出てきたお笑いトリオ役の3人と、このファミレスの女性バイトと店長、男性客がそれぞれのテーブルで会話劇を展開するところから始まる。話が進行してくると、この二つのテーブルが現在と未来を挟んでクロスオーバーしてくる。
未来に起きることを変えたい、という話はテレビでも映画でもたくさんあるのだが、今作でおもしろいのは舞台後段の展開だ。何度も笑えるポイントであるのは間違いないのだが、自分としてはちょっとやり過ぎではないのかと感じた。そんなに目くじら立てることではないのだが、客席の中には「いい加減に同じパターンはやめろよ」と思った人もいるかもしれない。
しかし、そのデジャビュー感が笑いを増幅しているのは間違いない。それは客席の大笑いの反応が波を打っていたことで証明されている。客席の大半を埋めた若いお客(今日は女性が多かったような感じがした)のテイストにマッチしているのは間違いなく、これが劇団スポーツの真骨頂であるのかもしれない。

さらば、象
ニットキャップシアター
AI・HALL(兵庫県)
2025/01/31 (金) ~ 2025/02/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
金曜夜で満席 期待の高さが伺える
伊丹で豆腐屋をやっている家族の話
二時間半程度のロングランだが、金曜日のサラリーマンでも楽しめました😆最後にはやはり家族なのかな〰️

ニッポン人は亡命する。
うずめ劇場
ウイングフィールド(大阪府)
2025/01/30 (木) ~ 2025/01/30 (木)公演終了
満足度★★★★★
日本人は赤信号皆で渡れば怖くないで代表される国民性 個性が無く自分自身で判断できない民族
最後の裸踊りにはビックリしたけど、楽しめました😆

かすていら
Team337
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
前半は発作的なダンス以外に盛り上がりに欠けて、大丈夫か~と思いましたが、後半はちょっと盛り返してきましたね。やっぱりクレーム対応と政治は大変です。

日本の食パン
三俣婦人会
EARTH(アース) 2階 大阪市西成区太子1丁目3−26(大阪府)
2025/02/01 (土) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
満足度★★★
WS2回目拝見
前回めちゃ面白かったので、再参戦
タイトルどおり食パンのオブジェが端に有り、中央で桜見をしているご飯大好きの会?が繰り広げるコメディメインの話
個人的に、食べ物を粗末に扱うのはNGで最初からトーンダウン(過去ウインナーを大皿に並べ劇中に舞台に巻き散らかした劇団があったが、それ以降その劇団は観なくなった…)
いくらリアリティーを求めても、食べ物をあんな風に扱うのは…
そう思う客もいるということで

消失
キューブ
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2025/01/18 (土) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/01/31 (金) 13:00
ナイロン2004年の作品を、新しいキャスト・河原雅彦演出で上演する。素晴らしい舞台。笑いもあるけど、怖くて切なくて悲しい物語。(2分押し)55分(17分休み)110分。
とある兄弟がクリスマスパーティの準備をしているが何かおかしく、やってくる人々も何だかおかしい…、の物語。ナイロンによる2004年の初演、2015年の再演も観ているけど、全体の感触は維持されている。加えて、1幕のチャズ(藤井隆)が一寸はしゃぎ過ぎにも思えるのだが、2幕に入ると感触が変わる。変えるための伏線だったようにも思う。ドメスティックな物語かと思わせておいて、ソシアルな話題に繋いで、悲しい構造を見せるあたりの脚本が巧い。役者陣もしっかり演じているが、佐藤仁美がひたする美しい。

何時までも果てしなく続く冒険
ヌトミック
吉祥寺シアター(東京都)
2025/01/17 (金) ~ 2025/01/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
妊娠時に「心拍とれました」と、出産時に「吸って吐いて」と言われた時に実感したすぐそばの命。そんな呼吸の刻みから始まり、それらはやがて音になり、音楽になり、そして演劇へと繋がっていくこの作品は、やはり一貫して生死を描いていたように思う。そして、音によって想起する痛ましい風景に息をのみ、傷ついた自分にもまた生を見た。
「自死」というモチーフが思った以上に強く、時に直接的な演出で打ち出されている作品でそれ相応のショックを受けると同時に、それら社会問題に対する危機感のようなものが色濃く忍ばされているのも感じて、持ち帰って考えるところが大きい作品だと感じました。
それはまさに、終わらぬ、答えのない物語。人の生と死の巡りとその問いかけこそが、”何時までも果てしなく続く”ものなのだという一つの着地だったのかなと思ったりもしています。

『変身』東京公演
ブルーエゴナク
森下スタジオ(東京都)
2025/01/17 (金) ~ 2025/01/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
カフカの代表作である『変身』を丁寧に、しかし、カンパニーの意図や今の時代の視点も携えて再解釈した作品でした。人が虫の姿になること、そのことが周囲の人間に与える影響を通じて「尊厳」や「存在(≒不在)」を問う物語であると同時に、介護や看護など「ケア」という課題を巡る演劇である様にも私は感じました。
物語の陰鬱な世界観とは対照的の明るい音楽がここぞというシーンでかかることによって、より悲劇や皮肉が際立つようにも感じました。
光の陰影と音の抑揚がいかに風景を左右するかを知らされる劇でもあり、それはやはり小説でなく演劇であるからして辿り着ける体感だと思います。面白かった!

ビッグ虚無
コンプソンズ
駅前劇場(東京都)
2024/10/16 (水) ~ 2024/10/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
最後まで掴みきれない物語ではあったものの、「虚無」という言葉をアレ以来使ってしまうたびに深い術中を感じることがあります。

おもいだすまでまっていて【東京公演】
Pityman
シアター711(東京都)
2025/01/16 (木) ~ 2025/01/21 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
いつしか追い抜き追い越され逆転する眼差し。そんな親と子の宿命がひりひり伝わり、ラストにかけては文字通り波打つようなカタルシス。思い出せなくても決して忘れてはいないということ。だから、まってる。まっていて。ちゃんと波が見えた。海が見えた。しょっぱかった。涙だった。
装飾の多い言葉があるわけでも、過度な演出があるわけでもなく、ただじっくりと重ねてきたものが見せるものの大きさを感じずにはいられない演劇。素晴らしかった。余韻があまりに大きくて、アフタートークは聞けなかったけれど、いろんな人がどう感じたのかを聞きたくなるラストでした。私は自分でも戸惑うほどの爆泣きでした。

学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート
『学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート』製作委員会
サンシャイン劇場(東京都)
2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

逆VUCAより愛をこめて
劇団スポーツ
駅前劇場(東京都)
2025/01/31 (金) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日にあたる、プレビュー公演を観劇。
すんごい面白かったです。
初めは、ファミレスを舞台にした典型的なシットコムかしら?
前説からキレキレでして。
ファミレスで、3人の芸人トリオの解散話と、有能バイトのヘッドハンティング話。
この2つが、えええ!?そういうふうになっていくの!?って重なっていくんですが。
演劇的に、この重ね方は面白いなって。
はちゃめちゃなシーンやそれ言っちゃうのってメタネタもぶん投げてくるし。
笑いの絶えないなか、刺さる部分も芯にあって。
ほんと面白かったです。

一角仙人
演劇ユニット 金の蜥蜴
ブディストホール(東京都)
2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
説明には「能楽『一角仙人』を題材に、神や鬼が跳梁跋扈する時代劇ファンタジー」とある。さらに当日パンフによれば「インドの『マーハーバーラタ』、今昔物語の『天竺編』、歌舞伎の『鳴神上人』そして能楽までアレンジした金の蜥蜴流平安神話ミュージカル」と記してある。長々と引用したのは、これら 取っ付きにくそうな芸能を独自の観(魅)せる公演として仕上げ、楽しませるところが巧くて好い。
また能楽作品を分かり易くとの配慮から用語解説もあり、例えば、三か月も雨が降っていなかったため、雨乞山へ向かった。この山、物語上は架空だが作品のイメージとしての地理的な場所や一角仙人が住む仙境ー御在所山など丁寧な説明がある。もっとも観劇に際しては、その前知識がなくても理解できるよう工夫されている。
時は平安、まだ神と人、あの世とこの世の境目が曖昧で同じ所で暮らしていた時代 という設定。能楽としての能面や装束ではなく、時代劇としての衣裳、そして言葉遣いも現代風で身構えることなく楽しめる。勿論、音響・音楽(音源)は、小鼓・能管・篠笛・龍笛といった和楽器、照明は鮮やかな文様や暖色を照射する美しさ。その舞台技術は、場転換などで効果的な役割を果たしていた。そしてラストは…。
(上演時間2時間 休憩なし)

バンバン学校裁判BANG!
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2025/01/16 (木) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/01/18 (土) 13:00
観劇のだいぶ前に、CoRichであらすじを読んだ感じだと、とあるド田舎の小中一貫校では生徒間が対立しまくっていた。そこで教師と親たちは、全員の問題に白黒つける為に学校裁判を開く!思いつくままに告訴が乱発し、その矢は大人にまで飛び火していき、混乱がヒートアップしていき、カオスになっていく学校裁判劇ということだった。学校と裁判劇の組合せが異例ながら、生徒たちと先生たちの問題に裁判で白黒つけようということで、社会問題化している先生による性暴力、親による性暴力、虐め問題、虐待、暴力教師、引き籠もり問題、貧困問題、極端なスクールカースト問題、外国人やハーフの子の差別問題等に裁判劇という形式を用いて鋭く切り込みつつ、徹底したエンターテイメント性のあるコメディ劇になっているのかと感じて大いに期待していた。
しかし、実際に観劇してみると、思っていたのとは良い意味で違っていた。
具体的には、劇中の裁判では小中一貫校ということで、小学2年が学校内で飼っていた豚を逃した疑惑で中2のギャルを訴えたりと思っていたより、社会問題も多少は扱っていたものの、その殆どは所詮小中高生が訴える内容で、つまりあまりにもくだらなくしょうもない、中には結論が出ないような訴えもあったりと小中高生中心ならではの裁判で、期待していたものとはだいぶ違ったがなかなか面白かった。
裁判なのに自分が馬鹿にされると本物ではないが、モデルガンを撃ちまくり、映画や漫画等のネタバレを使用ものなら本物の拳銃を撃とうとするまるで赤塚不二夫の漫画に出てきそうな大人気ないどころか極端な駐在が、そもそも実際の裁判では傍聴席にいるのさえ駄目なはずなのにいたりとハチャメチャで、裁判の法廷も学校内の上、裁判官役検察役、弁護士役が生徒によって時に小6の生徒を指名したり、時に先生、時に存在感が薄い事務員が指名されたりと、ころころ変わる所がメチャクチャであり、リアリティーのある裁判劇というよりかは、殆どが茶番劇であり、小学生、中学生らしい視点で話が展開し、時に感情論や強引な結論、友達が弁護士役をになったりとぜんぜん公平性には欠けるが、子供っぽく裁判というより裁判ごっこが進行していく展開、明らかに30代位のオジサンなのにおバカな小学3年を演じたりしている無理ある感じもなかなか大いに笑えた。
最後のほうで中3が暴走しそうになったり、最後に産休教師の南名弥が子供が産まれそうになって、それまでいがみ合っていた生徒たち、微妙にズレた先生たちが協力して産ませてあげようとする様が、予想不可能な展開になってゆく上に、なんとはなしに劇が終わる頃には自然といい感じに感動していた。
さらに、全体通して大いに笑え、日々のストレスも吹き飛ばすことができて良かった。

不正に集めたベルマークで
ドアとドアノブとドアノブカヴァー
OFF・OFFシアター(東京都)
2025/01/31 (金) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!
爍綽と
浅草九劇(東京都)
2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

メモリーがいっぱい
ラゾーナ川崎プラザソル
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2025/01/24 (金) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

浴室
ジェイ.クリップ
サンモールスタジオ(東京都)
2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
〈Aチーム〉
山﨑薫劇場。
やっぱこの人は凄いわ。圧倒された。ひれ伏す。名取事務所が手掛けるような重厚なテイスト。メチャクチャ鬱でシリアスな人間劇。内面を徹底的に凝視した人物造形。山﨑薫さんのファンならずともこれを見逃してはならない。
作品に流れる血は『愛を乞うひと』だろう。病的なまでに実の母親から虐待を受けて育った女性が主人公。家を逃げ出して今は一人の娘の母親になっている。ずっと今まで目を背けてきた母親との関係と到頭対峙しようと決める映画。
虐待されて育つと自分の子供に虐待をするようになるという虐待の連鎖。幼児期の家族とのアタッチメント(愛着)の形成こそが人間の心の立ち位置の基準となる。安心で安全な信頼関係を感じることが自分という存在の土台、基礎に。それが欠落して育つと愛着障害と呼ばれる心の病を抱えることが多い。人間不信、低い自己肯定感、各種の依存症、不安神経症···など負の連鎖。
誰もが無意識に自分で自分を治す方法を探っている。今作の主人公(山﨑薫さん)も母親に虐待されたトラウマから棄てた筈の香川の実家に帰郷する。結婚し妊娠したことを夫(寺内淳志氏)と報告する為に。実家の母親(西山水木さん)はいつの間にか再婚していて初対面の義理の父(蒲田哲氏)。
主人公はルポライター見習いで初めて自分が主筆で担当する仕事を与えられる。それは目黒女児虐待事件。5歳の幼女を実の母親と再婚した継父が教育に見せ掛けて虐め殺した事件。そのおぞましさに世間を震撼させた。
拘置所で母親(大井川皐月さん)と面会、取材が始まる。
浴室に閉じ込められ泣き叫ぶ幼女の書いたノートの文章に自分のトラウマが甦る。
『もうおねがい、ゆるして。ゆるしてください、おねがいします。ほんとうにもう、おなじことはしません。ゆるして。』
他の誰の話でもない。
「これは私の話だ。」
憎んでも憎んでもまだ余りある家族の正体とは、最早自分自身なのかも知れない。
是非観に行って頂きたい。

一角仙人
演劇ユニット 金の蜥蜴
ブディストホール(東京都)
2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了

カンテン「The Foundations」Final.
カンテン事務局(Antikame?)
座・高円寺1(東京都)
2025/01/22 (水) ~ 2025/01/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
【<Select B:集>つなぐ】
6つの団体を二組ずつ組み合わせた3プログラム、Select B はSF系な2編。
架空畳「Φ(ファイ)をこころに、一、二と数えよ」は近未来、娘につながる鍵を探す父の話に「Φ=空集合」も絡めて「未来系」かつ「理数系」SF? な感じ。
劇団だるめしあん「バイトの面接に遅刻しそうだったが、どうやら遅刻していたのは世界の方だったらしい」は「異世界転移系」とでも言おうか、男女の役割/立場の異なる並行世界に飛ばされてしまう人物たちがそこで異性の立場を経験するといういかにもイマな「社会派(?)」。SFでは定番の設定でこれを描くか!なな発想に唸る。
また、それぞれの「並行世界」をその都度囲む合成樹脂フィルム/テープと照明の色で分けたのも素舞台ならではのアイデアと感心。